サドベリースクール・デモクラティックスクールとインド・バラナシの美

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デモクラティックスクール(サドベリースクール)/手記 ―子どもから教えられたこと―

 


 

am3こんにちは、AI-amの吉田 晃子です。

西宮サドベリースクールのスタッフと同スクールの卒業生、4人でのおしゃべり、第二弾です。あることを語りあってるうちに、「じゃあ、美しいとはなにか?」となり、そのとき話したサドベリースクールとバラナシに共通する「美しい」を書いています。

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「美しい」とはなにか?

サドベリー仲間と「好き」の威力 のつづきです。

西宮サドベリースクールのスタッフと同スクールの卒業生、4人でのおしゃべりは、ほんとたのしかったです。

 

この日のおしゃべりは哲学色が濃く、あることを語りあってるうちに、「じゃあ、美しいとはなにか?」となりました。

なにをもって美しいというのか?

「美」があるなら「醜」はあるのか?

「いい」は良いで、「いいことない」はほんとに良いことではないのか?

じゃあ「自然」ってなんだ?

 

ふと、バラナシ(インド)に行ったときに感じた、「バラナシって、サドベリースクール・デモクラティックスクールに似ているなあ」という心情をおもいだした。

バラナシ

以下は、のらねこたより( デモクラティックフィールドのらねこ が不定期で発行しているおたより)に綴った、わたしがかんじた「バラナシ」ではありますが、まあ、バラナシとはこんなところです。ご参考までに。

 

遺跡に寺院、朽ちた家々、ゴミ、うんこ、嘔吐物、聖人、怪人、凡人、死に人までも、すべては、同等に悪びれることなく、おてんとう様の下にさらされている。それら一つひとつを切り分けるなんてことはできない。

たとえば、キリスト教が美術館を移動できる絵だとしたら、ヒンドゥー教というのは、その場から動かせない壁画みたい、と思った。だから他の宗教のように世界に飛び火しなかったのだろうか。聖なる河・ガンガー(ガンジス河)がそこにある限り。

 

死出の地・バラナシ。「火葬場が町のために存在するのではない。町が火葬場のために存在するのである」

聖なる地を流るるガンガーで死んだ者は、輪廻から解脱できると考えられているため、インド各地から多い日は百体近い遺体が運び込まれる。また、インド中からこの地に集まり、ひたすら死を待つ人々もいる。

火葬場はガンガーの河辺、野外にあり、「人が死んで、焼かれたら、煙と灰と骨になる」というシンプルな事実を見せる。シミひとつない真っ白な世界がつくられた施設で、密閉した炉に入れられた肉体が、次に見るときは、骨に変わっている日本とは違う。

薪を校に組み、その上に、ガンガーで洗い清めた遺体を載せる。そして親族の代表が薪に点火する。人一体が完全に燃えるには、およそニ、三時間かかり、必要な薪の量は、二百から二百五十キログラムほどだそうだ。

用意した薪がすべて燃えてしまうと、川の水をかけて火を消す。そして骨はガンガーに撒かれ、流れていく。自然に還る。それでおしまい。お墓はない。

お金が足りなくて燃え尽すだけの薪が十分に買えない人は、その分だけが焼かれ、骨になる前、黒い塊が、河に流される。まったく買えない人は、火葬さ れず水葬となる。また、人生を充分に生きていない子どもや、その子どもを宿している妊婦さん、サドゥーなども、そのままガンガーに沈められる。

 

野良犬が、焼け残った足首の肉片を食べている。上空ではカラスが狙っている。野良牛に野良山羊も残骸を食べにきた。焼き場の男はそれを追い払うでもなく、なすがままにしていた。

傍でボール遊びをしている子どもたち。ボールが時折、炎に包まれている死体のところに飛んでくる。そのうちのひとりが取りに来て、仲間に投げ返す。何事も無い。遊びは続く。誰も咎めなどしない。

後ろからも笑い声。たのしそうなおしゃべりをしている大人たち。

火葬場のすぐ隣は、ドービー(洗濯屋さん)が洗濯をしている。洗った衣類は、河辺の地面に干していく。その横では、牛が、日がな一日、河に浸っている。そのまた横では、人が、沐浴し、体を洗う。河水を飲む。立ちションをしている。

生活排水、ゴミ、糞尿。あらゆる生き物の死体までもが浮いている。ガンガーに流れていないものはないのじゃないか。断絶がない。死が生の彼岸ではなく、同じ岸辺に存在していた。

 

 

町を奏でる音。大地の上で響き渡るヒンドゥ語、けたたましいクラクション、鐘の音、鳥の鳴き声……。

町を漂う匂い。人々の脂と汗の体臭、牛糞、横たわる死体、生ゴミ、性を誘うジャスミン……。

耳は麻痺し、鼻はひんまがり、大仰な砂煙で目はいかれ、安オイルの排気ガスは喉も撃ち、五十度ちかい気温が追い打ちをかける。それでも五感はフル活動する。

 

好奇心に身を任せて、あちらこちらと漫歩く。大通りから一歩小径に曲がると、無数の細い路地が入り組んでいた。路地には、
犬も
猫も
猿も
牛も
鳥も
虫も
鼠も
菌も
神も
人も
暮らし、住む。

人が “生き物”として生きている。人の感動や、喜びを解放するだけではなく、痛みも、悲しみも解放されている。

「精神」から「数字(物)」へと、価値の対象を変えたこの国では、ニンゲン様気取りでモノ言うが、多くのインド人は、人間のことを、まったくダメな 生きものだと思っていて、そして自分たちのことを、そんな生きものであると知っていて、だから、覚悟して人間をのびのびと勤めている……。

 

バラナシには年間百万人を超える参拝客が訪れるそうで、今日も、ガンガーのほとりに並ぶガート(沐浴場)では、日の出前から沐浴し、祈りを捧げている。

神の存在を誰もが信じている。その姿、真摯さは、あまりに美しく、眺めているうちにぽろり涙がこぼれた。

善い悪いではなく、何かを信じること。信じきること。信じると力が出る。信じないと力がでない。信じるという強さ。 信じるという安らぎ。 信じられるというしあわせ。

出典:『印度放浪』ガンジス川バラナシの火葬場で見た死と生の感想と写真

世界は多様性に満ちている

講演先でのご質問や、ご相談を受けているときに、「あ、サドベリースクール・デモクラティックスクールのことを勘違いされてるなあ」と思うときがあったりするのですが、サドベリースクール・デモクラティックスクールはきれいなだけのスクールではありません。

どういうことかというと、たとえば、

サドベリーのスタッフは食に関しても高い意識をもっていて、ゆえにスタッフはもちろんのこと、メンバーの子たちも皆が、 食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 に載っているような食品は食べないとおもわれている節があるんじゃないかなと思ったりもします。

この本ね↓↓

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

 

そんなことないです。

発芽率ほぼ100%無農薬&無化学肥料栽培の玄米に、無施肥無農薬栽培の野菜を中心とした自家製お弁当を食べている人の横で、コンビニのお弁当を食べている人もいます。それがサドベリースクール・デモクラティックスクールです。

 

情報化社会ですからね、こういう↓↓ことは知っています。

 

3日食べなきゃ、7割治る!●内容紹介
政府や医学界が「3食キチンと食べろ」とうるさく言うのは「キチン」と食べて、しっかり病気になって、しっかり稼がせてください──という〝ホンネ〟が裏にあるのです。
ドイツには古くから次の諺があります。
――1日3食のうち2食は自分のため、1食は医者のため――
出典:amazon

 

そのうえで、薬を飲む人だっています。

数学の勉強をしている人の横で、ゲームをしている人がいます。

それがサドベリースクール・デモクラティックスクールなんです。

 

「うちは自然教育をしてるんです。だからゲームやお菓子などは一切禁止にしています」という親御さんの声をきくことがあります。

吉田拓郎の『イメージの詩』じゃないですが、それって不自然だな、とわたしはそうおもう。

タイムスリップグリコ 青春のメロディーチョコレート 第2弾 シークレット イメージの詩 吉田拓郎

誰かが言ってたぜ
俺は人間として自然に生きているのさ
自然に生きるって わかるなんて
なんて不自然なんだろう

『イメージの詩』より

 

 

自分とは異なるものをどうやって受け入れるか。それが寛容 でも書きましたが、異文化同士の共存です。これは家庭も同じです。

世界は多様に満ちているんです。善悪の基準はすべての人に共通ではありません。

自分と同じ考えの人しか居ない世界は、無い。そう教えてくれたバラナシは、サドベリースクール・デモクラティックスクールそのものでした。

サドベリースクール・デモクラティックスクールは自然です。

 

 

美しいとおもうから、美しいとおもう

手の甲を上にして、大きくパーに開いてみてください。

そして開いた手を見てみてください。

あなたはどこを見ましたか?

 

わたしはふわぁ〜っと全体と、人差し指と中指、薬指、小指を見ました。

一方、まりんさんという人は、人差し指や中指…… を見るのではなく、指と指のあいだを見るような人です。

 

そのことを表しているのが、下↓↓ の写真。

下の2枚の写真、わたしとまりんさんは同じところに立っています。

同じところに立って、それぞれが美しいとおもった「美しいもの」を撮っています。

朝陽に浮かぶ女の人の写真はわたし、よっぴーが撮ったものです。

ヘドロの写真はまりんさんです。

 

Varanasi

 

 

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美しいとはなにか?

信じられるというしあわせなのかもしれない。

そこには平等がある。

 


 

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