不登校になれるということは自分が自分自身であるという意識が生きているから【不登校における不安・前編】

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am3こんにちは、AI-am(アイアム) 吉田 晃子 です。

生きていると大小問わず、あらゆる不安がやってきますよね。

なかでも飛び切りなのは「子どもが不登校になった」ではないでしょうか。

不登校における不安あれこれ

  • 子どもが不登校になってしまい、不安です
  • 子どもが不登校で、勉強が遅れないか不安です
  • 不登校を許したらダメな子になりそうで不安です
  • 子どもはこの春中3で、このまま不登校だと進学できるのか、進路のことが不安です
  • 不登校のままだと社会に適応できなくなって、ひきこもりにならないか、不安です
  • 子どもが不登校なので、将来、就職して自立できるか不安です
  • 元気になるまで学校に行かないのは別にもういいんですが、昼夜逆転になってしまわないか、それが不安です
  • 子どもが学校に行かないで、家でずっとゲームばかりしていて不安です
  • 不登校になると友だちができなくなるのが不安です
  • 子どもが学校に行くんです。それが不安で、不安で(← 最近よく受けるのがこの悩み)

 

「不登校」は人生最大級の不安

学校には行かない、行かなくてもいい、という考えの方は(今ではわたしの周りにも)たくさんいらっしゃいますが、全体からすれば、まだまだ少数でしょう。

多くの方は、ある日子どもが学校に行かなく(行けなく)なったとき、これまでに経験したことのない不安に襲われるのではないでしょうか(子ども自身も年齢が高くなるにつれそうだと思う)

わたしなんかはそうでした。
学校に行くのは当たり前とする学校信仰に洗脳されていたので、 息子 が学校に行かなくなったとき、天と地がひっくりかえるような恐怖におののいたもんでした。

↓↓ そのときの心境や、どうやってその不安から自らを解放させたのか、赤裸々に綴った手記です。

 

不安はギフト

でもね、「不登校」という人生最大級もんの不安を経験させてもらえて、ほんとに、ほんとに、よかったなって思っています。

「不登校」から解放された方は、みなさん同じ気持ちです(そう思う自信がある!)。

 

不安はギフトだなってつくづくそう思います。

そこに隠されている贈り物は恩恵でミラクル! この世界に生まれたわけを再確認させてくれます。また一段 成長させてくれます。

 

へっ? この不安のなかに宝がある?

いま、悩まれている方はラッキーです!! ワクワクしながら、どん底まで苦しんでください。

なんたって あなたは 生命をまもった すんごい人なんだから!!!!!

どういうことかといいますと ↓↓

 

小・中学生の不登校者数 134,398人

文部科学省の平成28年度「 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査 」の結果によると、小・中学生の不登校者数は134,398人だそうです。

 

文部科学省の調査結果

文部科学省の調査結果

※ 文部科学省の不登校の定義は、何らかの心理的,緒的,身体的,あいは社会的要因・背景により年間30日以上の欠席(「病気」や「経済的理由」を除く)とする。

 

よっぴー
学校にも有休みたいなんあったらいいのになあ。30日で、不登校と呼ぶのってどうよ、って思う〜

 

学校離れか、自己離れか

「134,398」という数字が多いと思うのか、まだまだ少ないと思うのか、そこんとこは人それぞれなんでしょうが、

少なくとも134,398人の子どもたちは、学校離れをすることで、自己離れを起こしていないということになります。

 

書籍『 不登校を生きる―それぞれの体験と交流 』に、1991年に行われた シンポジウム – 子どもの「学校離れ」を考える の一部が載せられています。

出席者 遠藤豊吉(教育評論家)
渡辺 位(児童精神科医)
土師政雄(脱学校の会)
中沢 清(東京工業大学教授)
司会  奥地圭子(登校拒否を考える会)

 

そのなかで、渡辺 位さんはこう言われるのです。

 

学校教育というものは、学校教育を受ける側のためというよりは、学校教育を行う側が一方的にある組織を決めておいて、そのなかで何がどれだけできるかとか、最近はとくに主として知育が中心になっていると思いますが、現象的結果主義とでもいうか、非常に画一的な評価で、能力中心の教育をやっている。

そのうえ、それに合理的に能率よくついてこさせる、従わさせる、そして、そのための管理教育がまた一方ではなされるわけです。

引用:『 不登校を生きる―それぞれの体験と交流

 

学校教育も、非常に無機質的になってきているということです。つまり非人間的組織になってきているということです。

要するに、学校教育というものが有機農業ではなくて、化学薬品で作っている農業に近いということが言えるわけです。そういうことを考えていきますと、これは生き物であれば当然、非人間というか無機質なところから逃げようとする無意識の作用と言いますか、心の動きが働いてもおかしくないですね。登校拒否に見られる不登校というものは、本質的にはそういうものだと思います。

引用:『 不登校を生きる―それぞれの体験と交流

 

いってみれば、いまの学校教育は人間として、生き物として存在するのには非常に危険的で、成長発達もできない状況になっている。だから、危機的な状況に対して自分を守るための、自己防衛的な回避反応をとる。それが不登校なんだと理解できるわけです。

引用:『 不登校を生きる―それぞれの体験と交流

 

はっきりと不登校を現象化させるなかで、登校拒否という状態にまで追い込まれる子どももいるわけだけれども、そうでない子どももたくさんいます。つまり、登校しながらでも学校ないし学校教育の状況を拒否しようとする者と、自分自身を否定するといいますか、自分自身を責める者と。つまり自己防衛と、もう一つは自分を喪失させていくような、そういう二つの事態が併存している。

年齢にもよるだろうけれども、学校に強く志向させられるような価値観が植えつけられていないうちは、自己防衛反応が容易に表面に出てくるけれども、いわゆる社会的な通念とか価値観が強く植え込まれた子どもにとっては、むしろどちらかといえば自己否定的な、自己喪失的な力が働くということも起きてくる。

引用:『 不登校を生きる―それぞれの体験と交流

 

子どもたちのおかれている状況というのは、非常に悲惨な形で子どもたちを脅かしていて、徹底的に自分を押し殺せば現象的には学校離れは起こりません。その代わり自己喪失が極端な形で進む。
(中略)
現象化しない学校離れや、逆に学校離れを起こさせないために自己離れが起きている子どもの問題、これはむしろ学校離れを現象化した子どもよりは本当はもっと深刻な問題だと思うのです。

引用:『 不登校を生きる―それぞれの体験と交流

 

愛の人

いまの学校は、学校離れ(不登校)するほうが自然だと、渡辺 位さんは語られています。

社会の枠についていかなければいけないと植え込まれているため、自分を殺してでも学校に行こうと、あるいは、行かせようとすることこそが深刻な問題なんだと強く述べられるのです。

 

あなたは、あなた自身、人生最大級の不安である「不登校」のことで恐怖に押しつぶされつつも、子どもの生命をまもった、愛の人なんです!!

このこと、どうか、どうか、じゅうぶんに受けとめてください。

 

不登校を生きる―それぞれの体験と交流

渡辺 位さんが語られたあと、中沢 清さんも学校教育の問題点を取りあげ、子どもたちが学校から離れていくことは自然なことだと語られます。

そしてこの状況は10年、20年と続くだろうと(その通りになってる)

 

学校の勉強や将来のことのほか、以下のようなことが語り合われているシンポジウムです。

  • 学校教育は反逆しない国民をつくることに成功したこと
  • 人が自分自身として主体的に生きるという生き方が学校教育によって妨げられていること
  • わたしたち大人こそが学校離れをして、そこから自分自身を取り戻すこと
  • 親としてどうかかわるかということ

 

 

不登校を生きる―それぞれの体験と交流 』は、amazonで中古本でしたら購入可能です。図書館にもあるかと思います。

 

※トップに載せた不安について書こうとしていましたが、長くなったので次回につづけます。

 

今日の本

子どもはなぜ学校に行くのか―子育ては「個育ち」/渡辺 位

子どもは本当に喜んで学校に行っているのか。子どもが学校に行くのは当たり前か。いま、大人の常識や枠組みを問い直し生きものとしての子ども「個育ち」を考える。登校拒否と学校のあり方を問う渡辺位講演集。

 

 

 

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