6-5. 子どもの成長をジャマしない:子どもから教えられたこと/手記 —子どもから教えられたこと—

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am3こんにちは、AI-amの吉田 晃子です。

息子(上の子)と娘(下の子、星山海琳)は公の学校には行かないで暮らしてきました。学校に行かない? じゃあ勉強はどうするの? 将来に不安はないの? 子どもたちから教えられた学びは貴重なもので、教育とはなにかを根底から問わしてくれました。その手記(2005年記)です。

 

 

創造的本能と所有的能力

人間のなかには創造的本能と所有的快楽への欲望というふたつの対立する力があるという(著者ホーマーレイン『親と教師に語る』博文社)。

 

わたしは、創造的能力より、所有的能力に重点を置いてしまっていた。形ある、目に見えるものだ。

一般的なところでいえば、地位や名誉、収入や財産、学歴、経歴、家に服に高級車。きれいな恋人や友だちの数といったものだ。それら飾り物にしがみつき、自分の欲求(虚栄心)を満たすことに気をおいていた。

みじめな想い(劣等感)を味わいたくないために、子どもを道具のごとく他律化させて。

 

反抗期は、親のエゴ愛が生んだ、理由ある産物

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優越感というものは、ほんとう毒だ。麻薬だ。己の心をまもるために、親の評価を高めるために、子どもの素顔を化かしていく。「ちゃんとしなさい!」などと言って。

 

親が優越感に浸っているとき、また、優越感や安心感、満足感を得ようと色つきメガネをかけて子どもに何かを強要すれば(善悪を教えたり、挨拶だったり、行儀だったり、勉強だったり、将来だったり、絵日記だったり)、された子どもは無力感や不信感を根づかせる。いや、指摘された時点で根を下ろす。

 

進歩を妨げられた怒り(反発)

赤ちゃんは世話をしてやらないと生きてはいけないが、やがて間もなく好奇心が発達し、自分がしたいことを自分でしたくなる。

 

乳児期の息子がハイハイもどきをやりだしたころのことだ。

本人がひとりでボールで遊んでいると、少し向こうにボールが転がった。わたしはボールを取ってやり、息子に笑顔で渡たす。すると息子は途端にむずかって泣くではないか。わたしは彼がなぜ泣いたのかわからなかった。

 

十年以上経った今になってやっとわかったのである。

息子は自分でボールを取りに行きたかったんだ。泣いたのはわたしの干渉にあい、進歩を妨げられた彼の怒り (反発)だった。子どもはこうして敢えて難しいことを自分に与え、創造性を開花させていく。

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子どもの成長をジャマしない

子ども自身が、したいこと・できること、決めたいこと ・決められることは、子どもに任せる。子どもの成長をジャマするのではなくて。

にもかかわらず親は、靴ひもがゆがんでいれば口を出す。手も出し、直してしまう(直させてしまう)。

子どもから「ごはん、おかわり!」と言うのを待たないで、「おかわりは?」と親のほうが先にきいてしまう。

下心のある、情報 ・提案 ・呼びかけをする。「◯◯いいとおもわない? してみない?」などの言いかたをして。

 

責任ある行動と最高の責任

自分自身の人生に、自分自身が責任をもつ。

それが人生でもっとも責任ある行動であり、自分自身が負う最高の責任。

 

他の人間 (社会通念)が望んだ人生を生きていては、自己の責任は果たせない。防御者には自由はない。今ならこの意味もわかる。

 

学ぶためには、完全なる自由でなければならない

ほかにもたくさんの実例はあるが、この三年の日々のなかでわたしは、干渉(と評価)は自律を遠ざけ、生きていく力を軟弱にさせていくことを確信していった。

それがわかってからは、いつ起きるのか、いつ寝るのか、いつ食べるのか、いつ風呂に入るのか、何を着るのか、何をするのか、自分はどう生きるのか…。

子どもたち個人のことにおいては、いっさい干渉しないよう、常に意識をおいている。

 

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自律性 (自分を生きる力)は、 自分自身がやりたいことを自分自身が知り、自分自身がやりたいことをやることから成長していくもの。だから、やりたいことはやる。やりたいことをやる。でなければ自律性は育たない。

 

親の感情や都合に合わせて従わせるのはもちろんだが、親の価値観だとか、倫理を持ち出して、親の判断で、彼(彼女)らを管理したり、支配したり、評価したり、もうしたくない。

飼育を行う非人間の自分は、もうこりごりだ。

 

子どもたちに教えられてきたこと。それは実にシンプルだった。
「学ぶためには、完全なる自由でなければならない」

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