サドベリースクールスタッフの役割は「なにもしないことをする」こと -「西宮サドベリースクール」スタッフ募集のお知らせ

ammこんにちは、AI-am(アイアム)の 星山まりん です。

現在 全国に10校あるサドベリースクール

兵庫県・西宮市の「西宮サドベリースクール」では、現在スタッフを募集しています。

サドベリースクールにおけるスタッフの役割とはなんでしょうか。

サドベリースクールのスタッフ

サドベリースクールのスタッフになるために必要な資格はありません。

資格や学歴で測れるようなものではないし、数値化することもできません。

 

『世界一素敵な学校―サドベリー・バレー物語』 のなかで、ダニエル・グリーンバーグさん(米ボストンのサドベリー・バレー・スクール創設者)は、こう書いています。

ことサドベリー・バレー校に関する限り、「職業」はただひとつです。求人広告的に言えば、こうなります。「求む・サドベリー・バレー校のコンセプトに共感し、そのコンセプトを実現するため、しなければならないことを実行してくれる人」
これだけで、全てを言い尽くしているのです。わたしたちは皆、「スタッフ」なのです。
(中略)
わたしたちはまた、子どもたちから頼まれない限り「与えない」仕方を学びました。子どもたちの年齢とか発達段階とかいうものに関わりなく、彼・女らの内面的な成長を妨害しないよう、身を引く術を学んだのです。わたしたちにとって実は、これが一番、難しいことでした。

 

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ときどき、「スタッフ」は「先生」の代わりであると、誤って受け取られてしまうことがあります。

子どもがいて、大人がいるかぎり、大人は教える立場の人間であるという考えがしみついているのかもしれません(これは学校以外の場の、家庭や、社会でも)。

あるいは、その場にいる大人なら、なにかしていることへの高評価・していないことへの低評価、というものに慣れてしまって、「なにかしていないといけない」「なにかしている姿を見せるべき」と考えたり。

 

「なにもしない」ということをする

「どこにお勤めですか?」
「サドベリー・バレーという学校です」
「そこで、何をしてるんです?」
「何も」

サドベリー・バレー校で「何もしない」ということは、とてもエネルギーがいることです。自分をコントロールできなければならないし、何年もの経験が必要です。わたし自身、新しい年が来るたびに少しずつ理解が進んでいる、といった程度です。「何もしない自分」と闘う心の葛藤。それは、わたしにもありますし、ほかのスタッフにもあることで、避けられないことです。
一方に、子どもたちのために何かしてあげたい、知識はもちろん人生経験から学んだ知恵を子どもたちに授けたい、と思う気持ちがあります。そして、他方、子どもたちは自分の力、自分のペースで学ぶのが一番、という真実がある。
その二つの狭間に立って葛藤が生まれるのです。しかし、結局のところ、わたしたちスタッフをどう使うかは、彼・女らの意思次第です。わたしたちが決めることではありません。

『世界一素敵な学校―サドベリー・バレー物語』

 

サドベリースクールのなかにある働きは、とても自然なものです。

子どもも、おなじく自然な働きをからだで知っています。

でも、その上にたくさんのものを塗り重ねていくことでそれがわからなくなる大人が多いために、大人としてではなく、「スタッフ」としてスクールにいられるひとがすくない。

 

わたし 星山海琳 がデモクラティックスクール(サドベリースクール)に通っていたころ、小学校の先生と話をしていて、スクールのスタッフは日ごろなにをしているのかと聞かれたとき、

「なにもしてない」と答えたことがありました。

 

今から思えば、もちろん日々さまざまな業務に追われていたのだとわかるし、

わたしたち(子どもたち)の毎日があったのはスタッフのおかげだったし、

スタッフたちは「なにもしない」を「していた」のだと、気づきます。

でもそれが当時わからなかった、ということが、とても大事なことだったようにも思います。

 

よっぴーの子育て講座のように、「教えない・奪わない・求めない」を実行していくのは、簡単なことではありません。

教える、奪う、求める、与える。これらは毎日のなかで、数えきれないほど繰り返されています。

家庭においては親がそうであるように、学校にはスタッフがいなければ、また、スタッフが優秀でなければ、サドベリーの環境はつくられません。

けれど、その環境がすこしずつでも充実していくことを願っています。

そのなかでそれぞれに揚々と育っていく子どもたちをみているのは、ほんとうにうれしい。

 

西宮サドベリースクールでスタッフを募集しています

「時間割なし」「テストなし」「子ども達による学校運営」の21世紀スタイルの西宮サドベリースクールでは、スタッフを募集しています。

子ども達が自由に学び、夢を実現していく。
いろいろな価値観にふれ、社会で必要なスキルを身につける。
魅力的な子ども達の学び環境に、スタッフとして関わってみませんか?

・対象者
年齢・性別・資格不問

サドベリースクールでスタッフをしたいという強い気持ちがある方
サドベリースクールでの子ども達の学び環境を、生徒サポート・運営面など様々な形で充実させることができる方

・勤務日時
スクール開校日 (月~金曜日)

開校時間10:00-16:00 + 事務時間16:00-18:00 = 1日 計8時間

・休日 土・日・祝日
春・夏・秋・冬休み 各16日間 (うち1/2は勤務時間となります)

・給与 220,000円 / 月
額面・交通費込み・社会保険加入あり

・仕事内容 生徒サポート・学校運営・広報 ほか

・契約期間 2018.4.1-2019.3.31の1年間。
生徒によるスタッフ投票(2019.2)にて契約更新。

・募集人数 2名
生徒によるスクールミーティング(2019.2)にてスタッフ人数が最終決定されます。

※サドベリースクールでは、スタッフの雇用内容については、生徒・保護者・スタッフが参加する定期総会(2018.3)に於いて承認されるため、上記概要は予定となります。

https://www.nishinomiya-sud.com/staff-bosyuu/

詳細については西宮サドベリースクールのサイトからご覧ください。

お問い合わせ等につきましても、西宮サドベリースクールへお願いいたします。
⇒  2018年度スタッフ募集について https://www.nishinomiya-sud.com/staff-bosyuu/

 

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