こんにちは、AI-am(アイアム)の吉田 晃子です。
自分から勉強する子どもになるにはどんな暮らしをすればいいのか。
恋とおなじで、勉強っておもしろいんだあ〜、知るよろこびって楽しいんだあ〜、って肌でかんじとれるよう、家のなかにあたりまえのように勉強がある家庭環境をつくる。
親が本を読んでいたり、物事を考え合って会話したりすることが自然な光景として子どもに映るような、そんな環境です。
そうしてそのうえで、経験してきてこのことが大切だったんだなあって身をもって知った5つのことをお話しします。
何が違う?自分から勉強する子の育て方【前編】 のつづきです。
勉強しないといけない病からの解放
「勉強しなさい」と言わないこと!! もうこれは鉄則です。>>> 何が違う?自分から勉強する子の育て方【前編】
あわせて読みたい
「勉強しなさい」と言っても勉強しない子どもにどうやったら勉強させられるようになるか?
あわせて読みたい
12年間の勉強が2ヵ月半?〜小中高には行かないで大学に行った娘の話.高認篇
子どものころ、勉強しなさい、勉強しなさい、と言われつづけたことで体中に染みついた「勉強しないといけないっておもっちゃう病」、、、
正確には「勉強しなさい」とあなたに言いつづけた親から、自分を解放してあげることです。
「勉強をしていない自分」はダメなにんげんなんだって洗脳されて、
「勉強をしていない」ということが、底なしに怖くなります。
そして「勉強」が嫌いになる。
この一連の流れにある価値観は親のものです。あなたのものではありません。
どうしても「勉強しなさい」って言っちゃう癖がとれないようなら、オウムを飼うといいかもですね。
子どもの好奇心を奪わない
好奇心。これ、ほーーーんとに大切です。これほど大切なものはありません。
なぜなら、すべての学びは好奇心から始まる からです。
「これ、なあに?」
「これ、どうなってるの?」
「どうして、そうなるの?」
好奇心がなければ子どもは何も学びません(大人になるほど馬鹿になるのは好奇心が薄れるから)。
よく、「頭のいい子」とか、「賢い子」っていう言い方をするけれど、わたしは、「頭のいい子」「賢い子」っていうのは好奇心の高い子 だと思っているんです。
このことは、わが子のほか、デモクラティックスクールの子どもたち、シッター(乳児〜小学高学年)先の子どもたちと密に関わってきて痛感しました。
好奇心が旺盛な子は、好きだから、知りたいから、だから勉強してる(勉強する、勉強しよう… じゃなくて、その瞬間すでにもう勉強してる)って感じで、自ら好奇心を持って学びます。
(「好奇心」というテーマだけで延々と書き綴っちゃうのでまた別記事で書きます ^^;)
「学ぶ」ということの原動力である好奇心に水をささないこと、これに尽きます。
なにかに興味を持って集中しているときに「そんなことより、勉強しなさい!」なんて言っちゃうのは断固 NG!
根拠のある自信をつける
未就学年齢のうちに、ひとつでも多く、根拠のある自信がつく体験をプレゼントすること、これすごく大事です。
根拠のある自信というのは、「できたーーー!!」っていう体験。
人は日々に新しいから、必ずや、今日 学んだことがあります。
その「今日、学んだこと」、子どもが「今日、できたこと」を水道から流れてくる水みたいに当然のものとしないで、しっかりと心に刻み(日記に書くとか、スマホにメモるとかしてもいいですよね)、
「できたね!」って子どものよろこびを、オーバーなぐらい照らして、親もしっかりと味わうこと。この共感こそが根拠のある自信として根を張るんだと思います。
できなかったことのほうに目をやったり、「だれでもできるんじゃない、そんなこと」なんて言っちゃうのは断固 NG!
大きなことだけを言ってるんじゃないんです。昨日はできなかった小さな小さなこと。
お刺身のお醤油を適量、小皿に入れられた、とか、
ブロックを3段積めた、とか、

(わが家では、そのたび祝ってました。◯◯ができたお祝い。だから毎日・毎時、お祝い会が開催された ^^)
「できた!」をきちんと(意識を置く)踏みしめると、それは 「得意だ!」に成長していきます。
自分には得意なことがたくさんある!
子どもの生きる力! こちらまでキラキラしてきませんか?
自信を持ってさえいれば、何歳からだってチャレンジはできます。
待つ
息子が8歳、海琳(娘)さんが3歳だったある日のこと。祖母と4人でエレベーターに乗ったんですね。
降りる階のボタンがすでに押されてあって、当時エレベーターに乗るとボタンを押すのが楽しみだった海琳さんにとっては残念。
でもまあ、光っている階のボタンを指さして、「ここで降りるの?」と言いかけたとほぼ同時に、祖母が言ったんです。
「コラ、まりんちゃん(押したら)ダメよ!!」
するとすかさず息子が言ったんですよ。「おばあちゃん、まりん何も悪いことしてないよ」
こういうのってあるじゃないですか?
生命に関わる危険なときは論外ですが、大人はあと3秒が待てない。
お菓子をどれにしようかな… という選ぶ力や、
よし、これにしよう! という決断力や、
どこから開けるんだろう? という考える力。
一連の集中力だったり、想像力だったりもそうです。どれもこれも勉強力は子ども自身の中にあります。
答えは子どもが見つけます。
「教えて?」って聞かれてもいないのに、先回りして教えちゃうのは NG!
よっぴー・まりんのネットライブ「それは自動ドアじゃない」
<12/23> よっぴー・まりんのネットライブ「それは自動ドアじゃない」Vol.1
2017年も終わりに近づきましたが、新しいことをはじめます!
それはネットを通してのトークライブ。
第1回目のテーマは「子どもを信じて待たなかったときに起こること」です。
ぜひご参加ください!
詳細・お申し込みはこちら ⇒ http://ai-am.net/netlive-1
今日の本
学校では教えてくれない大切なこと 13 勉強が好きになる
本書のテーマは「勉強が好きになる」です。
本シリーズでは,自分のことや相手のことを知る大切さと,世の中のさまざまな仕組みがマンガで楽しく描かれています。読み終わったときには「考えるって楽しい! 」「わかるってうれしい! 」と思えるようになっているでしょう。
コメントを残す