エレファントカシマシ「勉強オレ」と、宮本が語った「うっとりと」する勉強の美しさ

ammこんにちは、AI-am(アイアム)星山まりん です。

勉強が好きです。
いままでに出会った、わたしが好きな大人たちもみんな、勉強が好き。

学校が、人びとのあいだに共通するイメージを変えてしまった言葉のなかに、「勉強」や「学習」があると思う。

「勉強が好きだ」と言うと、多くのひとたちはそれを、国語が好きとか数学が好きとか、この時代のみんなが同じようににらめっこした教科のことを思い浮かべる。

さぞ頭がいいんだろう(テストの点数が高いという意味で)とか思ったり、自分も、あるいはうちの子もそうだったらな、とか言う。

 

勉強アレルギー

小さな天才の育て方・育ち方 – 小・中・高に通わず大学へ行った話 』のなかでわたしは、「これまで一度も勉強をさせられたことがなかったから、勉強をきらいになったことがなかった」と書きました。

この勉強はいわゆる科目勉強のことなんだけれど、科目勉強をさせられることによって、「勉強」というものの意味を狭めて、苦手意識や、一種のアレルギーみたいなもの、ちょっとした格式高さみたいなものを、持たせるような気がしています。

それは、すごく残念なことだなあと思う(もちろん、学校の勉強が楽しかったひと、好きだったひともいるだろうけど、それはやっぱり少数派らしい)。

 

うっとりと、勉強を

すぐれた文字列を読んでいると、そのなかで、あるフレーズだけが引力を持ち、やたらと光を放って見えることが、よくある。

昨日、ある記事を読みました。

「30年前はもっと大げさだった」エレカシ宮本が手にした「軽み」
https://news.yahoo.co.jp/feature/981
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エレファントカシマシの新作アルバム『 Wake Up 』発売に際して、宮本浩次さんにインタビューした特集記事(インタビュアーは近藤康太郎さん)。

胸に引っかかる言葉や、引っかけておきたい言葉はいくつもあったけれども、
「すごく勉強しているんじゃないですか、「勉強オレ」っていう歌もあるし。」という問いに、宮本さんは
「勉強って好きです。いいですよねぇ。あんなにうっとりと。自分で完結できるというか。」と答えていて。

その「うっとりと」という表現に、わたしはとても惹かれたのでした。そうだな、勉強って、「うっとりと」やっているものだな、と、ものすごく納得してしまった。

この記事内においては、勉強は「本を読む」ことに結びつけられているけど、もちろんそれだけに限らない。文字を介さなくても、座っていなくても、勉強はある。

わたしは、学ぶことってとても美しくて感動的なことだと思っているし、それをしているひとたちには、子どもでも大人でも、年齢やその対象にかかわらず、強力な生命をみる

そういうひとたちが増えていくことは(「戻っていく」のほうが正しいかもしれない)、暮らしを明るくしていくことだと思う。

 

「勉強オレ」

インタビュー記事でも触れられている、エレファントカシマシの「勉強オレ」という楽曲は、アルバム『俺の道』に収録されています。

勉強に対して「自分で完結できる」という言葉をつかうひとが、「勉強オレ」なる楽曲をつくることは、ものすごく筋が通っていていい。アルバムは「俺の道」だし。

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