友だちってなに? 友だちがいない・少ないことへのコンプレックスは大切にしよう

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ammこんにちは、AI-am(アイアム)星山まりん です。

2月10日に行われた名古屋でのトークライブ でいただいた質問のなかに、「まりんさんにとって友だちとはなんですか?」というものがありました。

その日は、時間の都合でお答えできなかったので、この場所で「友だち」について考えてみようと思います。

それから、「友だちがいない、あるいは少ない」、そういう状況で大切にしたいこととか。

「友だち」ってどんな相手を指すんだろう

友だち、友人、親友。
いずれも同じようなものを指していますが、「友だち」にはなんとも特別な響きがあります。

「達」であって、「人」ではない。

三つのことばは、三つの深度をあらわしているのかもしれません。あるいは点が小さくなっていく。
友だちというかたまりから友人が、友人というくくりのなかに親友が。

こうして考えて思い当たるのは、「必要というわけじゃないのに付き合いのある相手」が「友人」だ、ということです。

 

必要があって付き合う相手と、必要はないけど付き合う相手

仕事や学校で、なにかしらの必要性があって付き合っている、関わっている相手って、本来ごく個人的な感情でなら連絡はしないし、わざわざ話したり会ったりすることもない相手じゃないでしょうか。

そういう相手のことを、「同僚」と呼んだり、「同級生」や「クラスメイト」と呼んだりします。

でも、必要もないのに付き合う相手がいる

わざわざ休日をつかって会いたい相手や、とくべつな会話があるわけではないけど、電話したい相手とか。

おなじ映画を観たら連絡をとりたくなる相手とか、メッセージをかわしていて小一時間すぎても、その時間をもったいなかったとは思わない相手とか。

損得勘定のうすい関係、という側面もあります。

そういうのがわたしにとっての友人で、そこにもうちょっと隙間が生まれると、あるいは点が大きくなると、「友だち」になる。

 

もちろん、感覚は日々うつろっていくので(自分にとっても相手にとっても)、ずっと友人でいるわけではないのですが。

それで、友人とか友だちという言葉に必ずといっていいほどくっついてくるのが、「友だちがいる/いない、多い/少ない」という話題です。

 

「友だちが多いのは良いこと」という風潮

(便宜上、ここからは「友人」も「友だち」にまとめて用います)

友だちが多いひとと、少ないひとがいますね。他称自称問わず。

学校に行かない(行けない)ひとのなかには、あるいはその親御さんのなかには、友だちについて悩むひとが多い(主に、いない/少ないという方向で)。

まあ、学校のように、閉じた環境で大勢の人間とすれちがったり顔をあわせたりする、そういう機会が減るわけだから、友だちが増えづらいのはわりと自然なことです。

家を出る用事もなければ、なおさら(いまはネットが普及しているから、そこでできる友だちもいるのですが)。

それに悩むのはおそらく、「友だちが多いのは良いこと」という、長いあいだ続いている風潮のせいです。

友だちが多かったり、交友関係が広いのは、もちろん悪いことじゃない。
とはいえ、べつにすばらしいことでもない。

 

友だちがいないとみじめ?

人間ってわりと自分の性格や好みどおりに環境をつくっているもので、友だちに囲まれて日々を過ごしたいひとにはそれ相応の数の友だちがいます。

ほんの2、3人でいいというひとの周りにあまり大勢が集まることはあんまりない(ひとりもいらないんだ、というようなひとは、そもそも周りにどんなひとがいてもそれを友だちとは認めないだろうなあ)。

それから、「心底友だちがほしい」というよりは、「ひとりでいることがみじめに思えるから友だちがほしい」と言ったほうが正確なひとも、よくいます。

こういう気持ちは、子ども自身もそうだけれど、親が抱いていることも、けっこう多いですね。

 

友だちがいなかったら、「必要というわけじゃないのに付き合いのある相手」がいなかったら、どうしてみじめに感じたり、不安になったり、うしろめたくなるんだろう?

あるいは、「友だちがいる」というだけで、どうして安心できるんだろう?

(こういうのは、考えてみると、固定概念へ流れ着くことがほとんどです。)

 

コンプレックスは強み

友だちについてはなにを言っても月並みなところがあるのですけれど、結局は友だちがいようがいなかろうが、あんまり関係がないというか。

いたらいたでいいし、いなかったらいなかったでいいし、時期にもよるし……とまあ、そんなふうに考える人間は、得てして友だちが少なかったりするんですが。

 

でも、もし、友だちがいない、あるいは少ないことがコンプレックスなら、コンプレックスは大切にしたらいいと思う。それは強みです

「気にすることはない」と誰かに言われたくらいで気にならなくなるなら、そんなのはどんどん流してしまってもいい。
けれど、簡単に流せないようなコンプレックスは、誰かの正論で汚したりゆがめたりせずに、守っておいてくれたらいいなあ、というのがわたしの考えです。できれば。

 

今日の本

友だち幻想―人と人の“つながり”を考える / 菅野 仁

「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。
人間関係を根本から見直す、実用的社会学の本。

 

 

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