こんにちは、AI-amの吉田 晃子です。
子どもが不登校になったのは自分のせいだと悩まれている親御さんがいます。その方へのメッセージと、小学校・中学校・高校へ通わず大学へ行った星山海琳と、その母親である吉田晃子、ふたりだからこそお伝えできることがある学校復帰を目的にしない不登校相談の宣伝です。
もくじ
不登校はイケナイことでも失敗でもありません
子どもが不登校になったとき、
それは自分(親)のせいだ……。
自分の子育てがいけなかったからだ……。
と、自分の子育ては失敗ととらえてしまう方がいらっしゃるかとおもうのですが、
いいですかー? はっきり言いますよ。
それ、ちがうよ。
それ、あなたのせいではないよ。
あなたの子育てがいけなかったからじゃないよ。
そうじゃないよ。
そんなことじゃないよ。
それはただ
子どもが学校に行かないってだけのことだよ。
客観視しているあなた
たとえばの話。
休日の夕方、「(親しくしているお向かいの家族とで)今日は寿司でも食べに行こ〜か」とあなたが言いだしたとします。
お向かいの子どもたちも「わーい! わあーい!! 」と飛び跳ねて大喜び。
でもって、みんなで出かけます。
でもこの 外食に行く→子どもは喜ぶ がいつしか、「今日は寿司でも食べに行こ〜か」と言っても、
「あ、おれはいいわあ〜」
「あ〜わたしも今日は行かない」となる日がきます。
さびしいですよね。
でも。
さびしくはあるけれど、それでもまあ多くの親は、これを「成長」と観るとおもうのですよ。
どうして そう 観られるのか?
それは子どもを客観視しているからです。
客観視できないでいるお向かいの奥さん
お寿司を食べに行こうと言ったのに、行かないからといって、カウンセリングや内科に連れて行きはしないです。
あなたが抱いたさびしさを配偶者と共有したり、友人に話したりすることはあっても、さびしさを、子どもに担がそうだなんてこともしないとおもうんですよ。
ましてや、いっしょにお寿司を食べに行かなかったことはイケナイことではないのだから、そのことを 子育ての失敗だとはとらえない とおもいます。

しかし子どもを客観視できないでいる お向かいの奥さんは、お寿司屋さんに行こうと言っているのに、行かなかった子どもに腹を立てているんですね。
次の日も…… 次の日も……。
いやいやいや、気持ちはわかるけれど、奥さん そうじゃないよー、ってなりますよね。
冒頭で書いたピンク色の文章そのまんまが、お向かいの奥さんに当てはまります。
奥さん、奥さん。それ、ちがうよ。
それ、あなたのせいではないよ。
あなたの子育てがいけなかったからじゃないよ。
そうじゃないよ。
そんなことじゃないよ。
それはただ
子どもがお寿司屋さんに行かなかったってだけのことだよ。
子どもを客観視できないのはなぜか?
物を見るときは、適度に距離を離して見ますよね。
スマホにしても、スマホが鼻にくっつくまで近づけては見ません。そんなにくっつけちゃったら視界はぼやけます。
子どもを客観視できない人や、できないとき(極度に怒ったり悲しくなったり傷ついたりなどあらゆる負の感情のとき)というのは、自分と子どもを同一人物と勘違いしちゃっている以前に、実は、自分と自分自身との距離が重なり合っているときです。
だから自分自身の感情や自らの置かれた状況を客観視できなくなって、いろいろなものに盲目になってしまいます。
さきほどのお向かいの奥さんも、自分との距離が合わなくなっちゃって、なぜ腹を立てているのか、その根っこが観えなくなっている(だけ)。
離してから自分を観る
こちらの記事『 不登校はレインボー。学校に行っていないから将来が不安という方へ 』に書いているのですが、わたし吉田も上の子どもが学校に行けなくなったときは、得体の知れない恐怖に襲われた口です。
そして学校に戻れるよう解決策を考えて動いたものでした。
そうです! なんとも危険な 自分との距離が重なり合ったままのお向かいの奥さん状態で、あたふたしてたんです。

わたしの場合は1週間後、「お向かいの奥さん」から脱出できて、自分を離すことができました。
子どもは「学校に行きたくない!! 」と言っているのに、なんで他人のわたしが悩んでるだ? ということに、子どもが放った一言から教えてもらえたからでした。
自分を客観視する
自分を客観視する。
感覚としては、物語でも見ているかのように、自分自身を「観察」してみるかんじでしょうか。
自分と自分の取り巻く人々や状況を、もう一人の自分が空の上から静かに観察するのです。

子どもが学校に行かなくなったとき、この「お向かいの奥さん」からいかに早く、無理なく、脱出するか。ポイントはここです!!
子どもが学校に行かなくっても なんら問題がないと とらえている人は(とらえられるようになった人は)、自身を客観視できていますし、子どもをも客観視しています。
学校や世間やマスコミが云う「不登校」に、自分をもっていかれていないので、自分を見失うことなく、2本の足で大地を踏みしめられているのです。
子育ての失敗なんて発想はありません。
だから子どもの精神も健康なのです。
自分と、もうひとりの自分、これで両脚!! だから片脚になるとグラつくのはあたりまえです。それなのに片脚の状態で「不登校」をなんとかしなくちゃ…… となるから倒れもします。はじめにすることは、2本の脚で立ちなおすことです。
脱出方法
「お向かいの奥さん」からの脱出、つまりは脱同一視です。
それには、 自分の気持ちと丁寧に向き合いながら、自分の気持ちを知り、受け止める というところからスタートします。
4つの基本的な構え
ところがですね、これがむずかしい。
人はこれまで生きてきたさまざまな体験を通して、以下の4つの基本的な構えを身につけています。
- I am OK. You are OK. (わたしも、あなたも よい)
- I am OK. You are not OK. (わたしはよいけど、あなたはダメ)
- I am not OK. You are OK. (わたしはダメで、あなたはよい)
- I am not OK. You are not OK. (わたしも、あなたも ダメ)
1番の I am OK. You are OK. (わたしも、あなたも よい)の人、つまり自他肯定の人であれば、自分の気持ちと丁寧に向き合いながら、自分の気持ちを知り、受け止める、は容易にできることとおもいます。
しかしながら基本的構えが2番 → 3番 → 4番の自他否定へといくにつれ、悲しいのに明るく振る舞ったり、怒っているのに冷静に装ったりしてしまう癖がついてて、自分の気持ち(ほんとうの自分というか、魂というか)とご対面するのはあまりに怖く、それゆえ非情に困難です。
どんな環境に身を置くか
他者が居なくては自分に気づけないし、自分は育ちません。
ここで大切なことは、どんな環境に身を置くか、だとおもいます。
自分の気持ちと丁寧に向き合いながら、自分の気持ちを知っていきたいのです。だったら、自分の気持ちと丁寧に向き合いながら、自分の気持ちを知って、自分をそのままに受け入れておられる人のもとにいくのがいちばんです。※ほんならその 自分をそのままに受け入れるってなんやねん! となってしまいますが、長くなるので それはまた あらためて発振したいとおもいます。
子どもが不登校になって、学校の校長先生や担任、スクールカウンセラーの方たちにご相談をされたのであれば、わたしたちAI-amふたりのように、学校に行かないことをなんともおもっていない方ともお会いして、ご相談されるといいですよ、とおもっています。
□ 他人に認められたいのか。自分が自分を認めていくのか。
他人に認められたいのであれば、今ある正しさや常識に縛られることはやむを得ません。
ただもう たくさんの人が知っているわけですよね。今日の常識は明日の非常識になることを。
明日が保障されないこの時代に必要なのは、創造的・能動的生き方ができる その力です。※この力は生まれるときから〜乳・幼児ころまではすべての人がもっています。
デモクラティックスクール(サドベリースクール)と AI-am
自分を知る道のりは怖いし、ひとりでは還りきれないものです。言い切れます!!
だから、他者の中に「安心」という肯定的な要素をかんじられる人のそばにいってください。ふれてください。たとえ一日に一時間でも。一週間に一回でも。
あたたかい愛情をもった人の間に身を投じ、のびやかな関係で結ばれる仲間がいれば、自分の中で抑圧していた自分自身の生を育んでいくことができます。
生まれたとき もっていた、自分を生きる力が再生されはじめます。
「…しなければならない」
「…するべきである」
「…のはずである」
これらから解き放たれると、一瞬一瞬を楽しめるようになります。
その5年間、ただひたすらにAI(愛、相、私(I)、哀、藍(blue)、間、逢、etc)をいただいていたのです。
他者から良いものを借りて、真似て、学んで、きました。
そのいただいた愛を、他者から借りた良いものを、今度はかえしていきたい……。お福分けしたい……。その想いが ここ、AI-am です。
(ここから宣伝です)これからの学びについてのご相談 – 最高の不登校の見つけかた
どこにいるかより、誰といるか が重要なのではないでしょうか。
いっしょにいて、あなたのからだが軽くなる人と、あなたの表情が和らぐ人と、あなたの魂が喜ぶ人のところに(可能な限り)いましょう。

これからの学び(登校・不登校・非登校・登校拒否・退学・進学・全日制高校・定時制高校・通信制高校・海外留学・フリースクール・オルタナティブスクール・ サドベリースクール(デモクラティックスクール)・ホームエデュケーション・高卒認定・子育て・子育ち・etc)についてのご相談
【 これからの学びについてのご相談 】は、
こんな方へ
- 不登校児生・登校児生にかかわらず、学校に行く・行かないについて悩まれている方
- 学校側との付き合い方・やりとりについて悩まれている方
- 学校をやめたあと(行かなくなったあと)の日常生活や暮らしが不安な方
- これからの学びを探されている方
- 親子関係について悩まれている方
- etc
ブログに載せたご相談
- 子どもが不登校になりました。どうすればいいのでしょうか? このままだと大人になれません。
- 子どもが学校に行きたくないと言っているのですが、このようなとき何と言えばいいんでしょうか?
- でも勉強は必要ですよね。勉強はどうしてたのですか?
- 不安で不安でどうにかなりそうです。
- 卒業はできるのでしょうか?
- 家庭訪問は断ってもよいのでしょうか?
- 子どもがなにも話してくれません。どうしてですか?
- etc
また、ご相談のご依頼は子ども本人からもあります。
- 学校は行かなくてはいけないのですか?やめたいんです。
- 学校に行かない選択でどんな道がありますか?
- 中学校は不登校で行ってないのですが行ける高校はありますか?
- まりんさんは学校に行かなくて、不安とかなかったんですか?
- 高認(旧大検)のことを教えてください。
- 高校を卒業して大学に行くのと、高卒認定資格をとって臨むのとで迷っています。
- 親へどう言えばいいかわからずにいます。相談にのってもらえますか?
- etc
カウンセラーやセラピスト、専門家ではなく、小学校・中学校・高校へ通わず大学へ行った星山海琳と、その母親である吉田晃子、ふたりだからこそお伝えできることがあります。
わたしたちは「学校へ行けるようになる」ことを望んでいません。
学校へ行きたくないと思う子どもが、親御さんが、そのことに対して悩んだり苦しんだり、責めたりしてしまうことなく、親子ともに解放されて、しあわせに過ごしてほしいと思っています。
吉田・星山ふたりで、お話を聞いて、ご相談についてお答えしたり、ご相談いただいた方といっしょに考えていきます。
直接お会いしてご相談されたい方は ↑ すぐ上の画像を、電話やメールでご相談をされたい方は ↓ をご覧ください。