こんにちは、AI-am(アイアム)の 星山まりん です。
中学一年生の方から LINE@ へ、「担任が嫌で学校へ行きたくない、心が疲れて死にたい」というメッセージをいただきました。
LINE@へいただくメッセージ、すべて拝読しています
先日からはじめた LINE@、毎日たくさんのメッセージをいただいています。
ありがとうございます!
メッセージには定型文が自動返信されるようになっていますが、すべて読んでいます。
この方以外にも、学校へ行きたくない中高生の方、10代・20代の若い方からメッセージをいただいていて、とてもうれしいです。
すぐにお返事させていただいているもの(関連記事参照)や、まだできていないもの、ゆっくりと、お返事という形ではなく記事に反映させていただいているもの、いろいろあります。
昨夜、こんなメッセージをいただきました。
「学校に行きたくないんです」
「いじめとかがあるわけじゃないんですけど、今年中一になったばかりで、学校の先生が嫌なんです」
「でも、親は行けって言うので苦しいんです」
「心が疲れて死にたいんです」
「担任の先生に休んで体調が良くなるなら休む価値はあるけど、よくならないんだったら休む価値はないんじゃない?って言われて」
「それが保健室の先生にも伝わってるみたいで、すぐ追い返されるんです」
「どうしても行かなきゃいけない状態なんです。もう心の拠り所がありません。逃げ道がありません」
「あと、学校に行かないと高校受験が危ういから、一度不登校の状態になると、そのまま学校に行きづらくなってしまうので」
「ストレスで常日頃体調が悪いんです」


「絶対に休む」
まずできることは、「絶対に休む」と決めることです。
「どうしても学校に行かなきゃいけない状態」っていうのはたぶんそうしないと殺されるとか、生きられなくなるとか、そういう状態じゃないかと思うんです。
でも、このまま学校に行っていたら死んじゃうでしょう。
学校とは無関係に死にたいならともかく、そうじゃなければ、「どうしても行かなきゃいけない状態」を変えるしかありません。
で、そのためにまずすることは、「絶対に休む」と決めること。
高校受験を優先するかどうか
「高校受験のために学校には休まず行く」という気持ちが「行きたくない」という気持ちに勝るなら、学校へ行くべきです。
懸念があって踏み切れない、というのはもちろんわかるし、懸念や不満を抱えたままやり過ごせることならそれでいいけれど、もうそういう時点じゃないだろうなと、はたから見るとそう思います。
今後のことを考えて、一時的にでも不登校にはなりたくないからどうにかして学校へ行くという選択をされるのであれば、これは読まなくても大丈夫。
それでもなんでも、とにかくまず学校を休むことを選ぶという場合は、もしよかったら、読んでください。
一度休んだら行きづらくなるのは確かで、休んだからといって行けなくなるわけじゃないことも確かです。
学校を休むためにすること
あまり多くのことを考えすぎると動けなくなるし、ちゃんと腰を落ち着けて多くのことを考えるには、いまは余裕がありません。
とっくにわかっているとは思うけれど、
休んで体調がよくならないとしても休む価値はあるし、
休むことは価値があるかどうかで判断するものではないし、
学校へ行く/行かない(休まない/休む)を決められるのは、法律面から見ても、子ども本人だけです。
そもそもね。
とはいえ、そんなことを言ったところで、先生や親がすんなり受け入れてくれるわけもない。
でも、こちらは「絶対に休む」と決めたわけだから、頭をひねらなくちゃなりません。
環境にもよるでしょうが、基本的には、休むために受け入れられるべきは先生より親なので、親から攻略しましょう。
わたしは、「担任がきらいだから一年休む」(一年生なら特にやりやすいし)でまったくかまわないと思うんですけれど、ご自身の考えもあるだろうし、いきなり「一年休む」と親に言うと、たぶんよけいに反感を買います。
説得できそうな親なら、親の性格を把握したうえで、説得する。言いくるめる。
ずるがしこく。
ちなみに、勉強さえしていればいいという親なら、学校に行かなくても勉強すること、成績をよく保つことを約束する(とりあえずはあくまで守って、証拠も見せる)のもいいかもしれません。
「大したことない」と思わせない方法
それが叶いそうにもなければ、やっぱり体調を崩すのがいちばんいいです。
精神的、慢性的な体調不良は、親や先生にとっては学校を休むほどの「大したこと」じゃないわけです。
それよりも、大人たちにもわかりやすい体調不良を見せて、「大したこと」だったんだ、と理解されること。
- 嘔吐
- 下痢
- 高熱
- 胃穿孔
- 胃痙攣
- 10円ハゲ(円形脱毛症)をつくる
- etc
腐ったものを食べたり飲んだり、冷水を浴びるとか。
胃は演技するしかないけど、ストレスを意識しまくって想像しまくればうまく演技できそうな気がします。
10円ハゲのために毛を抜いたり剃ったりしても、また生える。
また、腹痛や、頭痛も、これまでに使ったことがなければ仮病として使えます。
それくらいのことでは動じてくれない親であれば、心療内科に連れて行かれそうな演技をする(もしほんとに連れて行かれて薬を出されても、絶対に飲まずに飲んだふりをする)。
精神がおかしくなったふりをする。気がふれたふりをする。
親に「死にたい」と言う。
もちろん、どういう方法がいいかは、どんな親御さんかによって変わってくるので、ご自身で考えたり変えたりしてください。
それで、「そこまでつらいなら休んでいいよ」と言わせる。
ほんとは、つらくなくてもしんどくなくても、どんな動機であれ好きに行ったり行かなかったりすればいいんですが、そう理解してもらうには時間がかかります。
あるいは、時間をかけても理解はされないかもしれない。
そんな時間も余裕もこちらにはないんだから、とにかく「絶対に休む」という目的さえ達成できればいい、と考える。
うまくやる
まず休むことができて、心身ともに切羽詰らなくなったら、自分がどうしたいのか考える。
担任が変わればまた中学校へ通いたいのかとか、担任がおなじでも保健室にいられればそれでいいのかとか、その高校受験は必要なのかとか、いろいろと。
そしたら、調べることも増える。
内申点は何年生のものから受験に影響するかとか、行きたい高校の学力検査と調査票の比率とか。
いずれにせよいまできることは、休むと決めること、そしてそのために「うまくやる」ことです。
ほんとに気がふれてからじゃ、うまくやることもできなくなっちゃうし。
とてもいいタイミングだと思います。いま。