こんにちは、AI-am(アイアム)の吉田 晃子です。
きょう見かけた「なんだかなあ」のお話し。
スーパーのフードコートに、年長さんぐらいの男の子と、1歳になったぐらいの女の子と、そのママが座ってました。
注文したメニューができたようで、「注文したメニューができたらブーブーってなる呼び出し機」が鳴った。
ちょうどお母さんは女の子に授乳中だったので「N、あんた取ってきて!」と言って、Nくんに頼みました。
席を立って取りに行きかけたNくんに、お母さんは言います。
声の掛け方
「重たいからな! またこぼしなや!!」 ← 強くて怒った口調
イヤな予感がしました。
その言い方だと、「重い」⇒「こぼす」が脳にインプット されてしまいます。
脳というのは最初にインプットした言葉に反応するんだそうです。
たとえば、「走ったらあかんよ!」って言われると、「走る」が頭のなかで支配され、以下のような映像が描かれます。

で、「走る」に引き寄せられるから、走ってこけてしまう。
「重たいからな! またこぼしなや!!」。
Nくんは、吉本新喜劇にスカウトされるんちゃうか! ってぐらい、すってんころりこけて、ラーメンを落としました。
否定形ではなく肯定形の言葉を掛ける
私事になりますが、寝不足で、朝起きてすっごい眠いとき、やるのがコレ!
「ああ〜よく寝た! た〜〜〜っぷり寝た! おかげで今日も元気♬ ありがとう!!」って心にもない嘘(笑)を声に出して言います。
するとね、あら不思議!
その日一日、眠くなりません。しかも元気!
脳は、否定形がわからないんだそうです。
だから「眠い」は「眠い」、「しんどい」は「しんどい」になってしまします。
子どもに注意をするときは、
- 「走らないで」
⇒ 「歩こうね」
- 「転ばないでね」
⇒ 「前を見て歩こうね」
- 「落とさないようにね」
⇒ 「しっかり持とうね」
- 「ケンカしない」
⇒ 「仲良く遊ぼうね」
など、否定形の言葉を使うのではなく、肯定形の言葉で声掛けをすると、脳は素直に従います。
かえってきた言葉掛け
お母さん、めーーーーーっちゃくちゃ怒りはったんですね。
「なにやってんじゃ、このボケ! 役立たずか、お前は! こぼしなやって言うたやろママ。なんで言うこと聞けへんの! ほんっまアホかお前は! Nはそれ食うとけ!」
(マジで吉本新喜劇に親子でスカウトされないかな。演じなくても素でOKですよ)
※ つづきます。
今日の本
言葉は現実化する―人生は、たった”ひと言”から動きはじめる
あなたの人生をつくっているのは、あなたが日常的に口にしている言葉である。
何気なく口にする言葉を変えることで、私たちの人生は驚くほど好転します。