日本の性教育を補うネット知識と「インターネットには偏った情報しかない」という偏見

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ammこんにちは、AI-am(アイアム)星山まりん です。

先日、東京都足立区の中学校でおこなわれた性教育の授業に、自民党の都議が「不適切」と指摘したというニュースがありました。

日本の性教育の未熟さは有名な話ですが、インターネットで子ども・若者が情報を得る時代に、ネットリテラシーの問題と性教育とは切り離しがたい、というはなし。

学校でおそわる以外の知識を、どこで得るんだろう?

性教育というなら、相手に意思をつたえることや尊重すること、人間どうしの関わりかた(人権教育)から、行為とその結果、それにまつわる病気、妊娠したあとのこと、等々、はじまりも過程もおわり(おわりってどこだろう?)も、省略するのはまずい。

性教育に圧力をかける自民都議は正しいのか

 

でも、これをふと読んで思ったのは、だいたいおなじ範囲の性教育を受けていてなお、「あまりにも無知な若者」と「最低限の知識はある若者」がいるのはなぜだろう、ということでした。

学校でおそわる以外の知識を、どこで得るんだろう?
あるいは、なにによって、得られずにいるんだろう?

 

家族との関係性は、家族にしかつくることができない

学校以外での情報の在り処といえば、インターネット、テレビ、映画、雑誌、漫画、小説、それ以外の本、家族・友人、そんなとこだろうか。

家族との関係性は、家族にしかつくることができない。

性にまつわる対人関係からはじまり、家庭の場にさまざまなタブーがなく、知らないことをきいたり、話しあったり、雑談の一種であったり、そうすれば学校における性教育はかならずしも必要ではないし(なくてもいいという話ではなく、もちろんあるほうがいい)、不足部分は補うこともできるし、なにより性はタブー視するようなものじゃない、という認識が生まれます。

これは、性のはなしにかぎらず。

 

オランダでは、早ければ4歳くらいから性教育がはじまるという。これはまさに「教育」かもしれない。
日本も、学校によって性教育の程度にけっこう差があるようで、「不十分」という表現以上に明確なことを一概にはいえない。

小・中・高へ通わなかったわたし には「自分の学校の場合」のはなしもできないけど、それは学校の性教育を受けていないということでもあります。

 

インターネットを規制するのは誰か

じゃあ、そのわたしが、性器のつくりも妊娠のしくみも性病のことも、なんにも知らないかというと、そんなわけがない。

「性交」「避妊」「人工妊娠中絶」が中学生の発達段階には不適切だ、というように(この指摘が適切とはとても思えないけど、それはともかく)、「自然と興味をもつ年ごろ」というのはたしかに存在します。

(これは、学校でじゅうぶんな性教育をしないのは不自然、という大前提がある上でのはなしで、性教育の必要性を問うはなしではありません。)

そういうとき、いま、いちばん手っ取り早いのはやっぱりインターネットです(テレビの性的表現はずいぶん規制されるようになったし、東京都青少年健全育成条例の改正問題なんかもあった)。

でも、ネットにも規制がある。つまり、親による規制
フィルタリングとか、決められた時間だけとか、そもそも使わせてもらえないとか。

 

インターネットには偏った、間違った情報しかない?

学校でじゅうぶんな性教育がされないと子どもたちはインターネットへ流れ、AVやエロ漫画から間違った性教育を受けてしまう、という。

でも「インターネット上には偏った情報しかない」というのは横暴な見方で、

「インターネットには偏った情報しか出回っていないけどこれが正しい情報ですよ」と書かれてあるのもまた、インターネット上であることが多い。

ちいさく重大な、テレビや新聞では報道されないニュースも、インターネットでは調べることができたりする。

情報の真偽の見分けがつかないからネットは危険だという常套句もあるけど、「だから規制する」ではもう、さすがに、時代遅れになっています。

大人は時代遅れのままでも生きていけるかもしれないけれど、子どもがこれから先、何十年も時代遅れのままでいるわけにもいかない。

 

それに、フィクションは誤った知識を植えつけるというなら、フィクション(エンターテインメント)とリアルの区別がつくような子どもに育つようつとめるほうが、フィクションを制限・排除するよりもよほど健全です(これは、ネットリテラシーを育むこととも似ている)。

実際、「AVの性行為はファンタジー」といった文面くらい、もうネットのあちこちに転がっている。

学校によるじゅうぶんな性教育はおこなわれるべきだと思うけれど、子どもの興味に蓋をせず、どんなものもタブー視せず、子ども自身が「ほんとうのこと」を知ろうとする機会をうばわず、現実と創作(娯楽)の区別がつくように育つことのたいせつさは、並行して考えたほうがいいんじゃないかと、そう思う。

 

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13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと / やまがたてるえ

初潮から、恋心、命のしくみまで…
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生理、恋心、心と体の変化、新しい命を宿すこと…女の子の心と体は、とても大切です。
でも、親子では照れくさくてなかなか話せないことがあります。
本書は、「子どもに『自分を大切にしよう』と思ってもらいたい」と思うすべての親御さんに手にとっていただきたい、命のしくみを伝える本です。
お嬢さんがひとりでも読めるように、かわいいまんがとコラムでやさしくまとめました。学校教育にも最適な1冊です。

 

 

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