こんにちは、ヨシダノです。
今回は『勉強する意味』について書いていきたく思います。
勉強する意味はあるのか
子どもが抱いてる事のベスト10には入ってきそうな、勉強する意味はあるのかという疑問ですが、勉強する意味はあります。
国語力を鍛えて損をする事はありませんし、計算力を鍛えて損をする事もありません。
歴史を学ぶのも良いでしょうし、科学を学ぶのも良いでしょう。文系でも理系でも自らの力になってくれます。
ただここで重要なのは、今の日本において「勉強する意味がある」=「 将来安泰」ではないと、理解する必要がある という事です。
勉強を意味あるものにするには、活かせる環境に飛び込む必要があります。
過去と現在の定義の違い
昭和の高度成長期から平成のバブル期までであれば、とにかく言われた通り勉強すれば、成功がある程度、保証されていたはずです。
しかし2017年現在は大手企業でも、業績不振や倒産危機の報道がニュースを賑わしています。
これまで続けてきたやり方が通用しなくなり、新しい時代に適応出来ない企業は淘汰されていきます。
そんな時代において闇雲に「勉強しなさい」と言われても、その行為に意味はあるのか? と思うのは当然の流れです。
親より子どもが先を行く時代
「勉強しなさい」と言う以上は説得力を持たせなければ、耳を貸そうとはしません。
小学校低学年ぐらいならまだしも、高学年や中学生にもなると、親より子どもの方が情報量が多いことも珍しくありません。
その多くはネットから得たものですが、目まぐるしい速さで新しい情報が提供され、子どもは次々に吸収していきます。
親が望む形で勉強して欲しいなら、まずは子どもが納得するだけの理由が必要で、それを行うには情報量が最低でも親と子どもが、対等になる必要があります。
当然の話ですが、親が子どもに追いつくのが前提です。
子どもが情報を得る機会を失わせる方に舵をとれば、勉強する意味の有無以前の話になります。
勉強=机に向かうではない
勉強と言っても、国語や数学(算数)など学校で教えてくれる教科だけが、勉強というわけでもありません。そのことを子どもは既に理解しています。
自宅で 机に向かって教科書を見ながらノートを書いていれば、勉強してるんだなと親は思う はずです。
逆に ゲームをしていたり、YouTubeを観ていたりすると、「遊んでばっかりして全然勉強しない」と思う 方がたくさんいるはずです。
しかしその中で子どもがどういうゲームをしていて、どういう動画を観ているか、しっかり把握してる方の割合は、ガクッと下がるのではないでしょうか。
本格的に学ぼうと思えば専門的な書物や受講が必要になりますが、それは教科書での勉強でも同じことです。
ゲームやYouTubeも勉強ツール
大きくゲームと言っても、冒険して物語を進めていくゲーム、野球・サッカーなどのスポーツゲーム、歴史上の人物を操作するゲームもあれば、
ゲーム上の予算を使って架空の会社を経営したり、街の運営をしたりする様なシミュレーションゲームもあります。
挙げていくとキリが無いので、いくつかだけジャンルを紹介しましたが、例えば会社の経営をするゲームを子どもがやっていたとします。
「ゲームばかりして!」と思うかもしれませんが、そのゲームがきっかけで興味を持ち、自ら進んで勉強をした結果、起業して社長になるかもしれません。
YouTubeに関しても単純に笑えるものから、専門的な知識を得れる動画まで、様々な動画が投稿されています。
子どもがソファーで横になりながら、スマホ片手にYouTubeを観ていたとしても、実は 教科書では学べない様な知識を得てる かもしれません。
単純に笑える動画を観ていたとしても、それを 観ることで満たされるもの があるなら、そこに価値はあるはずです。
直接的に勉強へ繋がっていなくても、間接的に繋がることもあります。
また、ゲームの大会で賞金を稼いでプロ として生計を立ててる人や、YouTuberとして動画再生回数による広告収入を得てる 人も大勢居ます。
もはや何が勉強で、何が勉強でないのか、これまでの物差しでは定義出来ないのが、今の現代社会です。
まとめ
勉強する意味はあります。
ただし子ども自身は机に向かう向かわないに関わらず、勉強したものを活かせる環境に身を置くことが条件です。
そうでなければ生活レベル以上の意味はありません。
親は子どもが抱いている疑問に対して、勉強する意味があることを納得させるだけの理由が、かならず必要 です。
その為にはまず 時代の流れを理解する事 が大前提。
もちろん全てに共通して言える事として、意味があるものにするには、本人に『学ぶ』意識が必要 です。