こんにちは、AI-am(アイアム)の吉田 晃子です。
前回の投稿記事で、サドベリースクール・デモクラティックスクールOB・OGの星山海琳さん、米澤悠亮さん、桑原直之さん、3人とも偶然にも21歳だったことから、
講演会やご相談でよく受ける「学校に行かなかったら子どもの将来はどうなりますか?」のご参考にもなるといいな。と書きました。
前回の記事
サドベリースクールに通ってよかったなと思うところ、まずかったなと思うところ
そしたらね、「ああ、そっかあ〜」とわたしのほうが参考になるコメントがきた。
なにが「ああ、そっかあ〜」だったのかというと、「ブロガー」という職業があることを知らない方がいること。
星山海琳さんや桑原直之さんはいいけど、米澤悠亮さんは働いていない、と捉えられる方がいること。
もくじ
コメントの内容
「学校に行かなかったら子どもの将来はどうなりますか?」に対して、
いただいたコメントには、星山海琳さんと桑原直之さんは ◯ だけど、21歳になってもまだ遊でいるだけの米澤悠亮さんは × だから、
やはり子どもにはきちんと教えなきゃ、将来、働かない子になるんですね、とありました。
ブロガーという職業
前回の サドベリースクールに通ってよかったなと思うところ、まずかったなと思うところ の記事で、米澤悠亮さんのことを以下のように書きました。
スクールでは好きな釣りとかに没頭していた米澤悠亮さんは、現在、釣り・アウトドア・旅の情報発信 Nature Drive を運営されています。
そう、ブログを運営していると書いた。
コトバンク ASCII.jpデジタル用語辞典には、ブロガーとはブログ(Webページ上の日記や記録)を公開・運営している人のこと とありました。
で、ブロガー のなかでも、ブログだけで飯が食えるほど収入のある人が プロブロガー と呼ばれています。
米澤悠亮さんが運営されている「釣り・アウトドア・旅の情報発信 Nature Drive 」に、
月間45万PV以上のアクセスを集めることができました!
(略)
収益も普通に生活できる程度になっていて出典:Nature Drive
と書かれている記事があります。
なんで、ブログだけで飯が食えるほどの収入が生まれるのか、
どうやったら、ブログだけで飯が食えるようになれるのか、、、
そこにご興味を持たれた方は ↓↓ を読まれてみてね。米澤悠亮さんが書かれた記事です。↓↓
>>>>> 一般人がブログ月間45万PV達成!アクセスアップした全手法を徹底公開
「働く」ということ
いただいたコメントには、星山海琳さんや桑原直之さんはいい(◯)けど、米澤悠亮さんは働いていない、と捉えられていましたが、
米澤悠亮さんも働いていること、わかってもらえた? かとおもいます。
まあ、でも、どう捉えられようと、当の本人は、ちょーどうでもいいこととおもっているとおもいますが。
米澤悠亮さんが 働いていない と捉えるということは、コメントをくださった方は 働くということに囚われている ことにほかなりません。
だって、「働いていない人」なんていないでしょ?
あなたにとって働くとは何でしょうか
それよりわたしが不思議に感じたことは、このような考え方《働く = お金を得る》をされるのであれば、なんで星山海琳さんは ◯ になるのか、ということでした。
21歳になってもまだ遊でいるだけの米澤悠亮さんは × だというのであれば、21歳になってもまだ遊でいるだけの「学生」をしている星山海琳さんもダメになります。
Yahoo! ニュース で紹介されたサドベリースクール・デモクラティックスクールOB・OG 21歳の3人のうち、OKなのは、ホテルで働いているとあった桑原直之さんだけになりますよね?
コメントをくださった方だけではなく、「働く」が、「お金を得ること」という図式になっている方は多いようにおもいます。
「学校に行かなかったら子どもの将来はどうなりますか?」の不安に対して、《働く = お金を得る》の考え方のかたが、どうしてその将来が「学生」だったら安心になるのですか?
ここからさらに長くなりそうなので、今日はここで終わります。
今日の本
働くことの意味/清水正徳
古来、人びとは労働をただ「生活のための労苦」とだけ考えてきたわけではない。自然や超越者とのかかわりで、さまざまに意味づけて働いてきた。本書は、主要な労働観の系譜をたどり、その流れの中から、哲学的宗教的な見方をこえた科学的労働理論がいかに形づくられてきたかを明らかにし、その思想的遺産が今日にもつ意味を考える。
働くということ -実社会との出会い/黒井千次
「労働」のあり方が正確におさえられていなければ、「遊び」のありようも探れぬわけである。いずれにしても、「遊び」に向けられた欲求のこれほどまでの肥 大を、生活レベルの向上による文化的豊熟の表現であると喜んでばかりはいられない。「労働」が病んでいる時には、「遊び」もまた病んでいるのだ。――本書 より
武器としての書く技術/イケダハヤト
これまでの文章術では通用しない! ウェブ時代を生き抜くための「新時代の書く技術」教えます。