人気記事
・12年間の勉強が2ヵ月半?~小中高には行かないで大学に行った娘の話.高認篇
・デモクラティックスクール(サドベリースクール)/手記 ―子どもから教えられたこと―
・学校に行けないことが問題なのではなく、学校を選べないことが問題
おすすめ記事セレクション
こんにちは、AI-amの吉田 晃子です。
「学校に行かない」を選んだ当時10歳の息子から、「なにもあきらめなくていいんだ。やりたいことはできるんだ」ということを教えてもらえました。そのときのはなし。

下校後天国 < 一日中パラダイス
幼稚園のころから、友だちと遊ぶことが3度の飯より好きだった息子は、小学生になっても毎日 陽が暮れるまで遊ぶタイプの人でした。主に野球がメインなんですが、塾だ、なんだのご時世にもかかわらず、毎日毎日10人以上が集まります。
そんな下校後天国(土・日や夏休みなどは一日中)の日々を過ごしていた息子だったので、学校に行かなくなることで、「ああでも学校に行かなくなると友だちと遊べなくなっちゃうよなあ。それ、めちゃ問題だよなあ」と、わたしはそうおもったのでした。
が 、学校に行かなくなったあとも、この下校後天国はつづきました。
友だちが学校に行ってるあいだは、ひとりで楽しめることをしています。
古本屋(まんがを読むため)に行ったり、図書館(まんが以外の本を読みたいときや、DVDを観たいときなど)で過ごしたり。家だったらゲームや、自分のホームページを作りだしてみたり。
で、そうこうして友だちが学校から帰ってくると、前述の外遊びです。
住んでるマンションのすぐ横に、遊び程度の野球ならOKの広場があるんですね。子どもたちの大きな声は我が家にまで届き、息子の弾む声も聞こえてきます。
陽が暮れるまで遊んで、帰ってきてお風呂に入って、家族のおしゃべりが流れるなか、みんなでごはんを食べて、そのあとも好きなことをして、眠たくなったら寝て… って、
いや、ちょとそれ、ちょーーーパラダイスじゃないですか!
ハッピーじゃないですか!
未来は変わるんだよ
最高の不登校生活をしている息子に、学校には行かないで、みんなとは遊ぶことについて訊いてみました。
「友だちらから なんも言われへんかったん?」
「ああ、言われたよ」
「なんて?」
「おれもイヤやのに、おまえだけズルい! って」
「で? なんて返したん?」
「たぶんそう言われるやろなっておもってたから、ああやっぱり来たか、っておもったよ。なんも言われへんほうがやりにくいしな。で、『そうかあ』って言うた。
でもそこブツかってみて、おもったわ。いやあ、あんなんて、1回言われるだけや。よう言われても2回までやで。それも時間にしたら10秒ほどやで。
その10秒を怖がったままやったら遊べてなかったかもしれんな。
おれは遊びたかってん。
しやから、学校に行けへんかったら友だちと遊ばれへんようになるんかどうか、確かめてもみやんと、あきらめられへんかっただけや」

15年も前のことですが、傷つく怖さに飛び込んでいった息子に、鳥肌がたったのを今でも鮮明に覚えています。
このときのことを詳しく書けば本一冊になりそうなので割愛しますがw わたしは学校に行かなくなると友だちと遊べなくなっちゃうとおもっていたのですから。
ズルい
息子が学校に行かなくなった理由は、担任の先生が嫌いで、その「嫌い」がいろいろを経て「大嫌い」になり、尊敬できなくなったから(たぶん^^;; 同じクラスの子たちだけではなく、他のクラスの子たちにも嫌われている先生でした。
「ズルい! 」と言った子どもたちは、がんばっているわけですよね? だって学校に行きたくて行っているのなら「ズルい」の発想は生まれてこないから。
そこにあるのは、「おれはがんばってるのに」。「おれも(わたしも)学校に行くのイヤだけど、ガマンしてがんばってる」の感情だとおもうのです。だから、お前だけズルい。
がんばるところは そこじゃない!! とおもうんです。
子どもたちの口から「ズルい」なんて言葉がでる教育は、教育ではないです。
まとめ
あと3年? 5年? かな。
公の学校に行ってる子も、オルタナティブの学校に行ってる子も、フリースクールに行ってる子も、家にいてる子も、みんながパラダイスな一日になるよう学びを創造している日がきて、「ズルい」なんて言う子がいなくなるのは。
それを実現させられるのは、民衆であるわたしたちおとなです。
その日がくるまで わたしがすること、その日がきても わたしがしつづけること、遊びつづけること。
AI-amからのお知らせ・情報
お母さんのがっこう516 所在地
大阪市中央区博労町4-6-17 第三丸米ビル 516号
大阪市営地下鉄
御堂筋線/心斎橋駅・本町駅から徒歩約5分
四つ橋線/四ツ橋駅・本町駅から徒歩約5分
長堀鶴見緑地線/心斎橋駅から徒歩約5分
中央線/本町駅から徒歩約5分
お母さんのがっこう516 スケジュール


お母さんのがっこう516 授業
親と子がハッピーになるコミュニケーション講座
【 親と子がハッピーになるコミュニケーション講座 】は、聴きかた、それから話しかたをロールプレイで学び合い、双方がイヤではない解決の仕方も実践的に学んでいきます。

よっぴー流 教えない・奪わない・求めない nai nai 講座
【 教えない・奪わない・求めない nai nai 講座 】は、方法を知ったり、スキルを磨くのではなく、本質に焦点をあてて、親と子がハッピーになる根っこの部分を学んでいきます。

自分を知る読書会
【 自分を知る読書会 】(毎週木曜日12:00〜14:00)は、みんなで同じ本を読みすすめ、そのあと自由にディスカッションしていく授業です。一冊の本を読み進めながら、正解を求めるのではなく、「自分を知る」ということを学びます。

その他
ワークショップ、教育ディスカッション、高認はげまし隊など詳細は 日替わり授業・催し をご覧ください。
最高の不登校の見つけかた(これからの学びについてのご相談)
【 これからの学びについてのご相談 】は、吉田・星山ふたりで、お話を聞いて、ご相談についてお答えしたり、ご相談いただいた方といっしょに考えていきます。

AI-amの2016年 講演等予定
・7月3日(日) 神奈川県横浜市《出版記念対談&交流会》
・8月21日(日) 岐阜県郡上市《出版記念対談&交流会》
・8月25日(木) 福岡県福岡市《出版記念対談&交流会》
・8月25日(木) 長崎県佐世保市《夜食交流会》
・8月26日(金) 佐賀県鳥栖市《お茶会》
・8月27日(土) 福岡県久留米市《勉強会&お話会》
・8月29日(月) 熊本県球磨郡《出版記念対談&交流会》
・8月30日(火) 鹿児島県日置市《出版記念対談&交流会》
・8月31日(水) 大分県杵築市《昼食交流会》
・9月 1日(木) 福岡県行橋市《出版記念対談》
・9月 3日(土) 宮崎県高鍋町《出版記念対談&交流会》
・9月10日(土) 岐阜県多治見市《浅井智子さんとのトークライブ》
・9月22日(木) 鳥取県智頭町《出版記念対談&交流会》
・9月25日(日) 東京都渋谷区《出版記念対談&交流会》
・10月2日(日) 神奈川県茅ヶ崎市《出版記念対談&交流会》
・10月10日(月・祝) 和歌山県岩出市《出版記念対談会》
・10月15日(土) 沖縄県宜野湾市《出版記念対談》
・10月16日(日) 〃《交流会》
・10月23日(日) 奈良県奈良市《出版記念対談会》
・11月5日(土) 愛知県岡崎市《出版記念対談会》
・11月6日(日) 愛知県名古屋市《出版記念対談会》
・12月11日(日) 宮城県仙台市《出版記念対談会》
AI-amの2017年 講演等予定
・2月19日(日) 兵庫県姫路市《「子どもは小さな天才 育て方・育ち方」トークショー》
・春(日時未定) 北海道
・春(日時未定) 宮城県仙台市
・春(日時未定) 長野県諏訪市
・春(日時未定) 山口県長門市
・春(日時未定) 京都府亀岡市
【連絡先】
講演等依頼は、 講演・講座・取材等のご依頼について からお気軽にご連絡ください。
出張講座やおしゃべり会などのご依頼も随時受け付けています。
書籍案内

親子で書き下ろす新しい教育書!
AI-amの吉田晃子・星山海琳の共著本『小さな天才の育て方・育ち方 小・中・高に通わず大学へ行った話』が6月29日に発売されました!
amazonでのご購入はこちら↓↓
サドベリースクール、デモクラティックスクール情報
人気記事
・12年間の勉強が2ヵ月半?~小中高には行かないで大学に行った娘の話.高認篇
・不登校はレインボー。学校に行っていないから将来が不安という方へ
・学校に行けないことが問題なのではなく、学校を選べないことが問題
おすすめ記事セレクション
はじめまして。3人の子ども母です。
3年前、次男が小2の時に学校に行かない選択をしました。最初は私も学校に戻れるようにと頑張っていましたが、最近やっと学校行かなくてもいいと思えるようになりました。
学校もその気持ちを分かっていただけていたと思っていました。
が、三男(現在小2)が2週間前から学校に行かないと言い出し、長男(次男と双子)も2日ほど「休みたい」というので休ませました。
そうしたら、先生方は大問題だ!というように心配されて……。
次男は分かるけど、他の兄弟はまずいみたいな。「次男くんにつられちゃいますよね」って。
悲しかったです。
なので、これを読んだ時に、とても安心でき共感し、嬉しかったです。
学校に行かないという選択をしている方々(本人や親御さん)と話がしたいと今、すごく思っていて、それが実現できたらなという思いでコメントしました。
長ーいコメント、すみませんm(__)m
ここさま
コメントありがとうございました。
ほんとうにありがとう!!!ございます。
記事に出逢ってくださったこと、読んでくださったこと、それだけでうれしいのに、こうしてコメントまでくださって。これからも書いていこう!という想いを支えてもらえます。
子どもたち、よかったね。
きっと次男さんは真にやさしい人なんでしょうね。
ここさんをここさんに戻し、ここさんが学校に行かなくてもいいと思えるようにしてから、長男さんと三男さんをも護ったのですものね。
学校の先生が言われる言葉を、右から左に流せられるようになる環境を作ることが、パラダイス人生(笑)につながるとおもうんですね。だから、子どもたちとたくさんおしゃべりしたり、お出かけしたり。
学校行かないバンザイ!的な本を読んで、手元にいつも置いといて、先生に会わなきゃいけないときなんかはそのすぐ直前でその本を開いて、「ここ、がんばれ」って自分におまじないかけちゃうとかね♪
このサイトでよければ24時間開いてますから(笑)いつでも覗きにきてね。このお返事のコメント以降は、「無料相談・お問い合わせ」から入ってきていただければ個人的なこともお話しできるかと^^ うん、おしゃべりしよう♪
はじめまして♪
現在小学5年生の娘と小学一年生なの息子を持つ母です。
うちも娘が5年生でもう勝手には行かない選択をしました。同時に息子も行かなくなりました(笑)
あきこさんのお子さんと同じ年齢から不登校でなんか嬉しくなってしまいメッセージしました(*^o^*)
うちはまだなりたてですが(笑)
娘は、きのくに子どもの村学園がとても気に入り転校する事になり、息子は近くのデモクラティックスクールに行く予定です。
昨日、明るい不登校児の娘が「明るい不登校児の日常ってブログでも書いたら不登校児の子たちが元気になれるんじゃない?」って話してたところ、すでにそんなブログあった!(笑)
不登校になって良かったこと、も私も似たような事感じてました♪
これからどんどん公立学校以外の選択肢が広がっていきますね!
子どもの将来を心配はしていませんが、実際に働くまでの姿を見せていただいてなんだかより心強くなりました。
ありがとうございます(*^o^*)
守屋文香さま
はじめまして。コメントありがとうございます!
ほんとだ、学校に行かなくなった子どもたちの年齢、いっしょですね^^
>うちはまだなりたてですが(笑)
わあ〜。ということは、これからもどんどん素敵なこと、大切なこと、お子さんたちから教えてもらえますね♪ いいないいなあ(笑)
是非、その学びを、わたしにも教えてください。
近くのデモクラティックスクールってどこのかな? まっくろ? だとしたら、お会いすることもあるだろうから、そのときはよろしくです^^
>これからどんどん公立学校以外の選択肢が広がっていきますね!
ほんとに!!
たのしみ!!
これからもじゃんじゃん発信していくので(おとなになった子どもたちの今とかね)またよかったら覗きにきてくださったら、めーーーちゃうれしいです♪
出逢ってくださって、つながってくださって、本当に有り難うございます。
こんにちは。
一児の母です。
このブログを見つけ、嬉しくなってメールしました。
わたしが住む広島県、それも田舎、には一般的な学校以外の選択肢がなかなかなくて、
なら自分たちで創るか、なんて思ったり。
このブログから、これから元気や気づきがたくさんもらえそう!
貴重な体験談のシェアありがとう、
応援してます!
母の直感は大事。さま
コメントありがとうございます!
いただいたコメント、もうね、お名前からしてワクワクしてきますー
ほんとうにそうですよね。母の直感は大事!! 直感は裏切らないですものね。
創って! 創って!!
きょうは何を着ようかな? みたいに、きょうはどのがっこうに行こうかな。そんなふうに学校も選べたらすてきだもん。
自分の「好き」を見失ってほしくないですよね。
わたしも応援しています!!
>このブログから、これから元気や気づきがたくさんもらえそう!
>貴重な体験談のシェアありがとう
うれしいです! 支えられます!
こちらこそありがとうございます。
お返事おそくなってごめんなさい。