将来どうするの?なんてよく言うけれど将来がないから不安がない!【2月19日 姫路】「子どもは小さな天才 育て方・育ち方」トークライブレポート

amamこんにちは、AI-amです。

今年2月19日(日)、兵庫県姫路市で開催された『子どもは小さな天才 育て方・育ち方」のトークライブのレポート。「大学に行こうとおもったきっかけ(理由)」と「将来の不安」について書いています。

「子どもは小さな天才 育て方・育ち方」

2月19日(日)、姫路中央市民センターで行われた、「子どもは小さな天才 育て方・育ち方」~吉田晃子さん・星山海琳さんを囲んで ライブトークショー&ワークショップ~ は盛況のうちに閉幕しました。

主催の学校外で学び育つ子どもの権利保障を進める会・ひょうご、ブレイスクスルーさん。共催の NPO法人ふぉーらいふ デモクラティックスクールまっくろくろすけ さん、ありがとうございました。

お越しくださったご参加のみなさん、ありがとうございました。

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「トークライブ」と「ワークショップ」

講演は、「トークライブ」と、「ワークショップ」の2部にわたり開かれました。

トークライブではお話する台本は作らず、いただいたご質問にこたえていくスタイルをとっているのですが、ここ姫路は、海琳さんへの質問がたくさん寄せられていました。

トークライブ後のワークショップは、おおまかなテーマをもった各グループにわかれてのフリートーク。参加させていただいたグループは「これからの学び方(進路)について」でした。

 

大学に行こうとおもったきっかけ

お話する台本は作らず、いただいたご質問にこたえていくトークライブなので、同じ講演内容のものはないのですが、よくいただく質問もいくつかあります。

今回はそのなかから「大学に行こうとおもったきっかけ(理由)」と「将来の不安」について、海琳さんが答えた内容を書いてみます。

Q. 大学に行こうとおもったきっかけは何ですか?

A. きっかけはなくって、前後に脈絡なく、「行こう」とおもいました


「大学を受験する」こと、「大学に行ってみる」ということは、わたしは遊びだとおもっています。

ちょうどこのとき、会場の一角で遊んでいた子どもたちの一人が、すみっこに置いてあったホワイトボードに絵を描き出し、なんか描いて、そしてまた何とはなく去って行った。その光景をみながら、、、

ああいうのって、きっかけとか理由とかないじゃないですか。パっと目について、描き出しただけ。わたしが大学に行こうとなったのはあの感覚だったので、「きっかけ」とかないんです。

 

遊びは重要な学び

「大学を受験する」こと、「大学に行ってみる」ということは、遊びのひとつと述べる海琳さん。わたしも同じ考えです。

社会通念では「遊び」と「勉強」は別のものなんだろうけれど、勉強も仕事も何もかもが遊び だっておもっているわたしたちからすると、遊びは重要な学び

赤ちゃんや幼児のすること全部、そこより少し大きい子どもだって、大きな年齢の子どもだって、おとなだって、〜したい! っていうのは、学習意欲なんだから。

だから絵を描くのも、ギターをひくのも、ゲームも、勉強も、バイクに乗りたくなるのも、バイトがしたいのも、学校に行きたくないをしたいのも、みんないっしょ。

関心をもった対象物に対して、「知りたい」「やってみたい」「行ってみたい」の欲求が生じ、探究心が動き出すとき、それは、「させられた」ことではなく、湧きでる衝動に突き動かされて「している」ときです。

 

将来に不安はないのか

Q. (『 小さな天才の育て方・育ち方-小・中・高に通わず大学へ行った話 』)に、将来に不安はないって書いてありましたが、将来に不安はないんですか?

A. 将来ってそもそもないでしょう? 将来って造りものじゃないですか? 造らないと無いものじゃないですか、将来って。

「将来」に居るのはそのとき(将来)の自分じゃないですか。そのとき(将来)の自分のことを、今(現在)の自分が、『将来』とか『夢』という言葉を使って決めるのは、そのころ(将来)の自分に対して失礼だとおもうんです、わたしは。すごくおこがましい。

そのとき(将来)の自分がやりたいこととか、やっていること、その過程にもいろいろあるのだろうから、そのとき(将来)のことを今(現在)のわたしが決めるということができない。

だから将来はなくって、ないから不安がない。苦の対策は苦になったときにおもいつくものです。

 

未来は狭まったりしない

小さな天才の育て方・育ち方-小・中・高に通わず大学へ行った話 』の第4章 これからの自由な学び >3 学校に行きたくない人へ >未来は狭まったりしない(P85), のラストに書かれてある文が、わたし大好きなんですよねー。

だからこそ、好きな場所へ行けばいいんだとおもいます。少なくとも高校生くらいの年齢になればどこででも生活していくことができるし、もし学校へ行かないと将来がないというのなら、学校が想定する将来なんてないものとして生きればいい。
でも未来はあります、絶対に。

 

愛をありがとう

GWが終わり、学校に行きたくない気分の方も多いとおもうので、このあと、トークライブ後のワークショップで参加させていただいた「これからの学び方(進路)について」でお話ししたことを書きたいとおもっています。

 

姫路での講演は、デモクラティックスクールでスタッフをしていたころの仲間が講演スタッフだったり、参加者で来てくれていたりで、いつもとは異なるこころもちではありましたが、そのむず痒さも、嬉しいんだろうね、愛が微笑むように体のあちこちに広がっていきました。

尊敬してやまない、デモクラティックスクールまっくろくろすけの黒田喜美さん、ふぉーらいふの中林和子さんたちからの依頼となった姫路講演は、格別のよろこびが電流のように全身を通り抜けた。

トークライブをひらいてくださり、ほんとうにありがとうございました。

みなさん、愛をありがとうございました。

こころよりお礼を申し上げます。

 

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