こんにちは、AI-am(アイアム)の吉田 晃子です。
今日はみなさんに「ねえ、ねえ、遊ぼう!」とお誘いしたくて、この記事を書きました。
なんの遊びかと言うと、「考える」をする 遊び。
はじまりは、9月5日に投稿した 不登校のほとんどがフリースクールに通わない理由は3つ以外にもあった! の記事。
その記事で、「 不登校新聞 」編集長・石井志昂さんが書かれた『 不登校のほとんどがフリースクールに通わない3つの理由 』を載せたところ、ご本人・石井志昂さんからコメントをいただきました。
もくじ
不登校新聞 編集長・石井志昂さんからのコメント
以下が石井志昂さんからいただいたコメントです ↓↓
石井志昂さんのコメント ↑↑ にありますように、
[aside type=”boader”]この記事について、別の観点での指摘もいただきました。ぜひいろんな議論が起きればなあと思っています。[/aside]
これが今回の意図するところです。
心理面のハードル
不登校のほとんどがフリースクールに通わない3つの理由 には以下のことが書かれていて、
[aside type=”boader”]
フリースクールに通っている不登校は、わずか2~3%程度。
その理由には3つのハードルがある。
- フリースクールの数が足りない(学童保育が全国に2万カ所あるのに対し、フリースクールの数は全国に400団体~500団体)
- 経済的な理由(フリースクールは原則、公的な支援はなく、親が学費を負担する)
- 心理面のハードル
[/aside]
このうち 3.の心理面のハードル で、「フリースクールに行ったら自分が本当の不登校になってしまうから」という、ある女性のコメントを紹介されています。
なぜフリースクールへ通わなかったのか。彼女はこう答えました。
「フリースクールに行ったら自分が本当の不登校になってしまうから」
まったく学校へ行けなかったのですから、客観的に見れば彼女はまぎれもなく不登校でした。しかし「不登校になってはいけない」と彼女は思い続けていたそうです。
「不登校なんて許されない」「不登校は弱い人間がなるもの」「立ち直ってがんばらなければいけない」「学校に行かないと未来はない」。彼女は自分が存在していることさえ許せなかったそうです。心理的なハードルは人それぞれだと思いますが、こうした思いを抱えている人は彼女だけではありません。
出典:AERA dot.
フリースクールになぜ不登校の子が通いづらいのか
山下耕平さん(元:『不登校新聞』編集長/現在:フリースクール「フォロ」事務局長。若者の居場所「なるにわ」コーディネーター)は、石井志昂さんとは別の観点のご意見を以下のように述べられています。
山下耕平さんは、不登校という文脈と、フリースクールという文脈は、重なる部分はあっても、同じではない。と語られています。
休むことを認めることと、学校外の選択肢を増やすことは別問題だ。そこをイコールで結んでしまうと、大半の不登校の当事者のリアリティとは、ズレてしまうのではないだろうか。と。
わたしたち大人の課題
「不登校になってはいけない」
「不登校なんて許されない」
「不登校は弱い人間がなるもの」
「立ち直ってがんばらなければいけない」
「学校に行かないと未来はない」といった思いを抱えている子どもたち……。
そのことを 不登校のほとんどがフリースクールに通わない3つの理由 では、不登校を許さない社会が彼らを追い詰めたんではないかという思いを強くします と書かれています。
わたしは 社会じゃなくて親でしょ、とおもったのでした。
子どもの課題
星山海琳さんをはじめ、親しくしている子どもたち(今はもう大人といわれる年齢になった人も)は、学校に行かないことをいけないこと、とはとらえていません。
自由とは許可書をもらうことともおもっていません。
だから ↓↓ こんな会話にはなりません。
[voice icon=”https://ai-am.net/wp-content/uploads/2017/09/104691.jpg” name=”子” type=”l”]学校休んでもいい?[/voice]
[voice icon=”https://ai-am.net/wp-content/uploads/2017/09/080706.jpg” name=”親” type=”r”]いいよ[/voice]
自分のことは自分で決めるから、
[voice icon=”https://ai-am.net/wp-content/uploads/2017/09/098079.jpg” name=”子” type=”l”]学校いかない[/voice]
になります。
そこに罪悪感はうまれません。
フリースクールに行ったら本当の不登校になる?
じゃあその差はなにか、なにがその差をうむのか、と見たとき、生まれたときから一個の人格を持った一人の人間として尊重されてきた か、どうか、そこだとおもいます。
多くの子どもは(昔は子どもだったおとなも!)、あまりにも重大な人権侵害のなかで育っています。
そのことにみんなが気づいて、人権を無視しているベースを正していく。そうすれば今よりも、うんとうんとフツーは広がります。
◎
あなたはどう おもわれますか? どう考えますか?
でもって、よければ意見を書き残してください。後日、いただいたご意見やコメント等をまとめて投稿したいとおもっています。