映画『ぼくと駄菓子のいえ』を観て人間の尊厳が守られる「個」と「家族」と「集団」の関係を考える

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am3こんにちは、AI-amの吉田 晃子です。

ドキュメンタリー映画『ぼくと駄菓子のいえ』(田中健太監督/制作指導:原一男 小林佐智子)を観てきました。その映画の情報とかんじたことを書いています。

A_bokutodagashinoie出典:http://nara-iff.jp

映画『ぼくと駄菓子のいえ』

あるご縁があって、映画『ぼくと駄菓子のいえ』(田中健太監督)を観てきました。

この映画は家族や学校での困難を抱え、行き場を失った子どもたちの拠り所となっている駄菓子屋での、店主と子どもたちの3年を追ったドキュメンタリー映画で、2015年の座・高円寺フィルムフェスティバルのコンペティションに入選した『風和里 〜平成の駄菓子屋物語〜』を改題した作品です。

 

解説

大阪府富田林市にある駄菓子屋「風和里 (ふわり)」。この駄菓子屋を舞台に、居場所を失った子どもたちと店主の母娘が織り成す交流を追ったドキュメンタリー。松本明美さんと娘のよしえさんが営むこの店には、親の離婚やネグレクト、教師への失望、学校でのイジメなどに悩み、居場所を求めてやって来る子どもたちが少なくない。そんな子どもたちに対して時に厳しく、時に優しく、まるでお母さんのように接する明美さんとよしえさん。その姿と、厳しい環境の中でも懸命に前を向いて生きようとする子どもたちの姿を通し、現代社会が忘れつつある大切なものを見つめ直していく。

 

コメント

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先日2/4・2/5に大阪で開催された「多様な学びフォーラムin関西」ででもお会いした、教育社会学者・シューレ大学スタッフの朝倉景樹さんや、

 

スクリーンショット(2017-02-08 1.03.13)

大森一樹監督のコメントのほか、

元、毎日放送アナウンサー・現在フリーパーソナリティーの角淳一アナウンサーなどたくさんの方々からのコメントが寄せられています。

https://www.facebook.com/bokutodagashinoie

 

上映

大阪の シネ・ヌーヴォ で公開中です。

  • 2/4(土)〜10(金) 18:30〜
  • 2/11(土)〜17(金) 12:35〜
  • 2/18(土)〜24(金) 15:00〜
  • 2/25(土)〜3/3(金)13:00〜

2/4(土)〜3/3(金)までの一ヶ月、上映されます。その後、全国公開を目指しますとのこと!

詳細は劇場HPをご覧ください。
http://www.cinenouveau.com/schedule/schedule3.html

 

トークイベント

上映の後トークイベントがありますよー

わたしたち吉田・星山が観に行った2/7(火)は、共育者・今村克彦さんと田中監督の対談で、対談をお聞きすることで、映画にさらなる深みをかんじることができました。

  • 2/4(土)松本明美さん(出演)× 田中監督
  • 2/6(月)大森一樹さん(映画監督)× 田中監督
  • 2/7(火)今村克彦さん(共育者)× 田中監督
  • 2/9(木)山本健慈さん(社会福祉法人アトム共同福祉会理事・前和歌山大学長)× 一森風和里さん(現役中学生<少年の主張>大阪代表)× 田中監督
  • 2/10(金)西林幸三郎さん(児童虐待防止協会執行理事 大阪芸術大学教授)× 田中監督

 

『ぼくと駄菓子のいえ』を観ておもったこと・あれこれ

一昨年末まで大阪府下を主に、京阪神をまわる配達のバイトをしていて、そのときに知ったことなのですが、夕方から夜にかけ、コンビニの前でご飯を食べている子ども(小学生&中学生)がとにかく多いです。

買ったばかりのお弁当や、カップ麺、パン、レジのとこに売ってるホットスナック等を、ひとり表で食べている子ども。または何人かの連れと食べている子どもたち。

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もしこれがコンビニじゃなくて個人が経営するお店だったら……。そこに会話がうまれたら……。

 

わたしが中学生のころ、学校の近くに「ヤマザキ」という、菓子パンや飲み物を売る店があったんですね。

校則は、授業中や昼休みはもちろん、放課後(いったん家に帰らず)もヤマザキに行くのは禁止になっています(ヤマザキ以外のどこにしたって寄り道は禁止)。

でも店内の奥には朝から生徒がいて。

 

そこはいわゆる不良のたまり場でした。

親のこと、、、

教師のこと、、、

学校のこと、、、

社会のこと、、、

日常のこと、、、

テレビのこと、、、

あの子のこと、、、

自分のこと、、、

たわいない話をしたり、愚痴を言い合ったり、苛立ちを吐き出したりできる場所でした。

 

今とちがうのは……。

ちょうど今頃のこと。片想いの好きな子にチョコを渡したいけどその勇気がない……。そういったことを、おばちゃんに話そうとおもってお店に行くんじゃなくて、たわいないことをしゃべっているうちにふと話してる。

「あーチョコどうしよ」

「どうしよってなにがや?」

「ああ、うん、バレンタインにチョコ渡すかどうか」

そんな会話がつづいていき、「そんなもん言わなどうすんの。そのためのバレンタインデーやろが!」

でもって、ふられたら ふられたで、おしゃべりが助けてくれた場所。

支援センターとか、心の専門家が対応するんじゃなくて、ふつーのおばちゃんと、ふつーの子どもが、ふつーに心かよわせた場所。

 

高校になってもそうでした。いりびたれる喫茶店があった。

まあ、喫茶店文化が70年代にはあったからなんですがね。

話をきいてくれるマスターやママがいて、おもしろいお客さんが入れ替わり立ち替わりやってきて……。おとなの世界を覗き見ることのできる、とても貴重な場所でした。

 

こういったやり取りの場を仮に「縁側」と名づけるとして、ふりかえってみたら80年終わりころまではまだ縁側はあったなあとおもうのです。

家庭と学校のほかに、子どもを社会とつなぐ縁側があった。

「子ども食堂」みたいにはニュースになんてならない、おとなが関与しない三間(仲間・時間・空間)があった。

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スターバックスができ、、、ファミレスができ、、、コンビニができて、、、チェーン店じゃない個人経営の店は姿を消していった。

市場もなくなってスーパーになった。

よそさまの子どもへの “声かけ” や “ベビーカーの覗き込み” は、不審者扱いにされる世相になった。

資本主義社会は容赦なく共同体を個体へとバラバラにする。それは「個」の生存を脅かし、その恐怖から全体主義が生まれるという皮肉になる。

 

コンビニの前でご飯を食べている子ども(たち)。

大阪でも北のほうの地域は、「ああ、いまから塾に行くんだな」ってのがわかります。子ども(たち)は塾のカバンを持っていて、身なりもきれいんです。

でも南にさがればさがるほど、その子からは感情が漂います。

映画『ぼくと駄菓子のいえ』で、心ないことばを放ったフジタくんが見せた あの表情があるのです。

ひとりの人間の生命力は、その人間の意志をはるかにこえるほどつよい。

灰谷健次郎著『我利馬の船出』より

 

人間の尊厳が守られる「個」と「集団」との関係を考えたくなった いい映画でした。

 


 

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