7月10日の第26回参議院議員通常選挙に向けて、「東京都フリースクール等ネットワーク」(東京都選挙区)と「学校外で学び育つ子どもの権利保障を進める会・ひょうご」(兵庫県選挙区)が各立候補者・政党に行ったアンケートをご紹介します。
内容は不登校やフリースクール・オルタナティブスクール、普通教育機会確保法、多様な学びに関するもので、選挙区外に住んでいる方にも、考えの参考になるかと思います。
もくじ
「東京都フリースクール等ネットワーク」による2022参院選アンケート(東京都選挙区)
奥地圭子さん(NPO法人東京シューレ理事長)*1 と久保一之さん(NPO法人東京コミュニティスクール理事長)が共同代表発起人の「東京都フリースクール等ネットワーク」が行った参院選2022立候補者・政党アンケートをご紹介します。
「東京都フリースクール等ネットワーク」さんの元記事はこちらからご覧ください(以下、note記事より引用)。
【質問1】普通教育機会確保法の周知に関する現状認識や行われている施策と、解釈・対応の一貫性を高める政策について
義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律の成立から3年を迎えましたが、個々の自治体教育委員会や学校によって、確保法の解釈や判断、対応が一貫していない事例がフリースクール等ネットワーク間の情報共有により散見されています。あらためて、確保法の周知に関する現状認識や行われている施策と、解釈・対応の一貫性を高める政策について、200字程度でご回答ください。
https://note.com/tokyofn2019/n/n3fd2618c2ee9
【質問2】フリースクールなどの多様な学びを子どもたちが選択することに関する認識について
不登校の子どもたちの学びの場として、また主体的に多様な学びを選択する子どもたちの場として、フリースクールなどの多様な学びを子どもたちが選択することに関する認識を200字程度でご回答ください。
https://note.com/tokyofn2019/n/nd0ef58bf7c8c
【質問3】公的支援を受けていない多様な学びへの財政的支援が広がるための政策について
公的支援を受けていない多様な学びの場を選択するためには、平均で約 3.3 万円/月の会費(授業料)(※1)がかかりま す。近年、滋賀県草津市や佐賀県江北町などでは家庭への財政的支援(助成)が始まっていますが、これらの財政的支援が国内で広がっていくための政策について、200 字程度でご回答ください。
https://note.com/tokyofn2019/n/n55d70847957d
【質問4】就学義務や学籍に関する学校判断についての認識、在籍校での出席認定や卒業資格等に対する支援の必要性について
④フリースクール等の学びの場に通う子どもたちの中には、居住する地域の一条校に学籍を望んでも、学籍が認められない、または除籍されてしまう子どもたちが存在します。また、同じフリースクールに通う子どもでも学校ごとに判断が分かれた事例も存在しています。これらの就学義務と学籍に関する学校の判断についての現状認識と、課題解決の方策について200 字程度でご回答ください。
⑤フリースクール等の多様な学びの場を選択するには、家庭の財政的負担や心理的負担があり大きな課題となっています。家庭や学びの場に対する以下の支援の必要性について該当する回答に丸をつけて回答してください。
https://note.com/tokyofn2019/n/n5246be6239ca
1)在籍校での出席認定 必要 / 不必要
2)学割定期の発行 必要 / 不必要
3)卒業資格 必要 / 不必要
*1 東京シューレ性加害事件を受けて「フリースクール全国ネットワーク」代表理事を辞任された奥地圭子さんは、「東京都フリースクール等ネットワーク」(以下TFN)の発起当時、共同代表発起人に名を連ねていますが、現在の関連については不明。また、現在のTFNの共同代表人についても不明。
「学校外で学び育つ子どもの権利保障を進める会・ひょうご」による2022参院選アンケート(兵庫県選挙区)
中林和子さん(NPO法人ふぉーらいふ代表)、黒田喜美さん(一般社団法人デモクラティックスクールまっくろくろすけ代表)、中島薫子さん(ブレイクスルー代表)が共同運営されている「学校外で学び育つ子どもの権利保障を進める会・ひょうご」が行った参院選2022立候補者・政党アンケートをご紹介します。
「学校外で学び育つ子どもの権利保障を進める会・ひょうご」さんの元記事はこちらからご覧ください(以下、サイトより引用)。
立憲民主党:相崎佐和子氏の回答
日本維新の会:岸口みのる氏
*岸口みのる氏は全国比例候補者
公明党:伊藤たかえ氏の回答
学校がこども、おとなにとって安心安全な場になること
学校がこどもたちやそこで関わる大人たちにとって安心安全な場になること、また、フリースクールやオルタナティブスクールを含め学校教育が本当にこどもたちのために機能することを願って、わたしたち自身もつねに現状を知ろうとしつつ、理想を表しつづけることを、大切にしたいと思っています。
他の選挙区でもこのような情報があれば追記しますので、ご連絡ください!