東大に行けさえすればいい?サピックスと鉄緑会と名門校とN高等学校

am3こんにちは、AI-amの吉田 晃子です。

SAPIXで中学受験して、鉄緑会で東大理Ⅲ合格を目指す、受験エリートの王道を歩いていた(歩かされていた)とある中学3年生の男が、名門中高一貫校を捨てて通信制高校・N高等学校に行く?話。

 

エリート社会

今回、 通信制高校のことを少しばかり調べだした きっかけは、中学3年生の男の子(Aくん)から寄せられたコメントでした。

Aくんは東京にある名門中高一貫校の生徒で、高校卒業後は東大理Ⅲに行くことが当然の道と考える家庭で育ってきた少年。

SAPIXで中学受験。そして、鉄緑会で東大合格を目指す、受験エリートの王道を歩いていた(歩かされていた)。

 

偶然? 『ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体』を読んだあとだったものだから、Aくんとの出会いは非情に驚きました。

一生出会うことなんてないとおもうじゃないですか? サピックス → 某名門校 → 鉄緑会 → 東大合格 というエリート社会で暮らしている人と わたしが言葉(メール)をかわすなんて。
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↑ 「学歴」の背景にはどの塾に通ったのか? という「塾歴」が大きく関係していると指摘する この本、塾と進学校の内実が書かれていて、日本の教育システムを考える参考になっておもしろかったです。

 

「N高等学校に行きたい!」

王道から降りたいAくん。つか、もう降りてて、戻りたくなくて、自分の考えを持って回り道をしながら歩いていきたい彼が言うことには、「ぼく、N高に行きたいんです」。

N高というのは通信制高校です。

 

「ズバット通信制高校比較」を利用してみたい けど……

自宅に通信制高校のパンフレットがくるのは……

そんなこんなから一役買いました。

学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校

N高等学校 、いいですね。わたしは興味をもちました。

学校法人角川ドワンゴ学園が設立した単位制・通信制課程の高等学校で、2016年4月1日に開校。略称は「N高」「N高校」。

Nの部分は仮称ではなく正式名称で、Netの“N”や、New、Next、Necessary、Neutralなど多くの意味を込めていて、生徒一人一人にとっての“N”を見つけて欲しいという意味で付けられたそうです。

 

初年度の入学者は1482人で、最年長は86歳。

ネットの高校なんだけれど、沖縄県・伊計島に本校があります。本校へは全日制のように通学して学習していくことが可能で、2017年4月からは東京、大阪でも通学コースが開校されるとのこと。

あ、全日制高校と同じく、N高等学校も高校の卒業資格は取れます。

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そのうえで、ネット受講で、プログラミング授業や文芸小説創作授業、ライトノベル(エンタメノベル)作家授業、コミック作家授業、イラストレーター授業、ゲームクリエイター授業、アニメプロデューサー授業、ゲーム・アニメ・声優授業などなどがあるんですね。

 

それらのひとつに東大受験を目指す全寮制コース「 N塾 」があります。

塾長は『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称、ビリギャル)の著者・坪田信貴さん。

Aくんはここに行こうかと迷っている。。。 家をでれるから一石二鳥。。。

橋を架ける

ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書)』のamazonレビューに、

灘・開成・筑駒といった名門校の校長が、「うちでは受験のための詰め込み教育などしておらず、生徒の自主性を尊重している」というようなことを語っている。それはウソというわけではないが、こういう名門校の生徒の多くが鉄緑会をはじめとする名門中高一貫校生向け予備校に通っているという事実を見ないと重要な一面を見落とすことになると思う。

と書かれているレビューがあります。

 

一方で、真っ正面からトップエリートの育成に力を入れるN高等学校。

ネットの高校という特性上、ITやカルチャー関連の専門人材を育成するのは自然だが、東大や医学部など、トップエリートの育成に力を入れる理由は何か。の質問に対して、

学校法人角川ドワンゴ学園理事・カドカワ株式会社代表取締役社長・株式会社ドワンゴ代表取締役会長 川上量生さんは、「 生徒が進みたいと思う分野に、必ず道を作ってあげたい。そう思ってやっている 」と話されています。

 

自分で自分の人生を生きる

子どもをエリートにしたい教育熱心な親と、恣意なる権威主義の結びつきはすごく強いなあとおもいます。

そんななか、その環境下で育ってきた子ども自身が、権威主義や世俗的価値観から抜けだそうとしている。自分の頭で考え、「人生を生きさせられる」のではなく、自分を生きようとしている。

ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書)』で、難関大出身者は答えのない問題に対峙することが苦手で、問いを問いとして持ち続けられないことが、現実社会の問題に対応できない理由、、、というくだりがあるんですね。

Aくんは自分自身と対峙している。そのことをわたしは応援したい。

 

2020年の大学入試改革。。。知識の暗記・再生が中心となるペーパーテスト対策から、真の「学力」を育成するための主体的な学びへと変わっていくでしょう、といわれていますが、真の「学力」を、というのであれば、利益誘導によって子どもたちを学習に導くこの教育観にまずはわたしたちが気づかないといけないとおもう。入試は教育ではないのだから

 

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