吉田 晃子 
こんにちは、AI-am（アイアム）の 吉田 晃子 です。
軍隊を持たない平和憲法の国・コスタリカを紹介するドキュメンタリー映画、
『コスタリカの奇跡 ～積極的平和国家のつくり方～ 』を観た。
コスタリカは、中米のココにあるよ ↓ ↓
出典：『コスタリカの奇跡 ～積極的平和国家のつくり方～ [DVD]』より
もくじ
あらすじ
世界には軍隊なしで国の平和を保ってきた国々がある。そんな数少ない国の一つで、1948年に常備軍を解体した国がコスタリカだ。コスタリカは軍事予算をゼロにしたことで、無料の教育、無料の医療を実現し、環境のために国家予算を振り分けてきた。その結果、地球の健全性や人々の幸福度、そして健康を図る指標「地球幸福度指数（HPI）」2016の世界ランキングにおいて140ヶ国中で世界一に輝いているのがコスタリカである。またラテンアメリカで最も安全とされている国でもある。
『コスタリカの奇跡〜積極的平和国家のつくり方〜』では、1948年から1949年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、コスタリカが教育、医療、環境にどのように投資して行ったのかを詳しく説明している。アメリカで、公的債務、医療、そして軍事費が日増しに増大していっていることとは対照的だ。この映画は軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェスなどの元大統領や、ジャーナリスト、学者などが登場する。世界がモデルにすべき中米コスタリカの、壮大で意欲的な国家建設プロジェクトが、今、明らかになる。
引用：『コスタリカの奇跡 ～積極的平和国家のつくり方～ [DVD]』パッケージより
映画の章
映画は、以下の6章からなり、
- 第１章 別の道をゆく
- 第２章 軍の撤廃
- 第３章 新たな課題
- 第４章 コスタリカの国家安全保障モデル
- 第５章 脅かされる平和
- 第６章 永久戦争国家
軍隊廃止の歴史的経緯。
軍事費をゼロにすると、人々の暮らしはどうなるのか。
軍事費を福祉や教育に当てたこと。
平和な社会はどう築かれたのか。
岐路に立たされた非武装体制のコスタリカは、米国の脅威圧力からどう脱したか。
軍事力に頼らない安全保障とは。
など、
積極的平和国家のつくり方を、歴代の国の指導者、学者、ジャーナリスト、そして市民へのインタビューを通して描いている。
答えるべき問い “他に世界が生きる道はないのか？”
[box class=”glay_box” title=””]銃を1丁作るのも
軍艦1隻の進水も
ロケット1基の発射も
盗みと同じである
飢えて凍える人々を
無視して行うからだ
小麦2千万リットル分の費用で
戦闘機1機を買い
8千人以上に家を建てられる費用で
駆逐艦1隻を買う
これは人の生き方ではない
人間性が試されている
今こそ国々が重大な決断を下さねばならない
正義と恒久平和を模索すべきだ
答えるべき問いがある
“他に世界が生きる道はないのか？”[/box]
映画『コスタリカの奇跡 ～積極的平和国家のつくり方～ 』の冒頭で流れることばより。
コスタリカは、軍を捨て、教育に投資した
“国の安全保障とはなにか？”
65年以上、この問いと格闘しながらコスタリカは、軍と基地のない最大の国であり続けてきた。
軍がなくても国は成り立つ。
病院と学校を取るか、機関銃を取るかだ。
映画は、軍事費をゼロにすると、人々の暮らしはどうなるのか？
どんな社会が実現するのか？ がとてもわかりやすく描いている。
世界の151ヶ国のうち、地球幸福度指数でトップのコスタリカ。
主観的幸福感でも1位で、「幸せに生きる年数」も首位。
コスタリカが政治的、社会的に安定しているのは、人々の基本的なニーズが満たされているからで、それこそが平和を実現する方法である。
コスタリカの学校では対話を重視する教育が行われ、憲法、平和、人権などについて、活発な論議が交わされるそうだ。
その結果、憲法は自分たちのためにあるという共通認識が社会全体に浸透している。
教育の機会均等、水準の向上により、さまざまな格差が縮小し、多様性を尊重する共生社会が生まれる。
出典：『コスタリカの奇跡 ～積極的平和国家のつくり方～ [DVD]』より
競争するより、みんなで助け合って、愛しあわなきゃね、と言う。
出典：『コスタリカの奇跡 ～積極的平和国家のつくり方～ [DVD]』より
ドン・ぺぺ、なぜ軍を廃止するのです？
なぜかって？ 軍隊など本来は不要ですよ。
我々は民主主義を大切にしてきました。武装を解いて理想を現実にするのです。
出典：『コスタリカの奇跡 ～積極的平和国家のつくり方～ [DVD]』より
恐怖で人を支配してはいけない。
紛争があれば交渉し話し合う。そんな友好的な国民になりました。
戦争は病気で平和が普通なのです。
憲法9条はむろん、日本におきかえても観たり、デモクラティックスクールが重なったりもしつつ、
源のスタートは、「家庭」だなぁということを、あらためて強く突きつけられた。
積極的平和国家のつくり方、ならぬ、積極的平和 家庭 のつくり方を。
（具体的にどんなことをおもったかは、また別記事で書きます）
DVDがくれた家族の時間、考える時間
本『軍隊のない国家―27の国々と人びと』を読んで以来、コスタリカに関心があったので、今年の春に東京で上映された折、観に行った。
で、今回、DVDが発売されたことを知り、購入。
DVDのよさは、一時停止しながら、ゆっくりと観れるところだよね。
家族で観ていて、
こういう映画って、観終わったあとのおしゃべりからも学ぶことが濃くて、その時間が「家族をつくってくれる」よね。
上映情報
[ 大阪府 ] 2018/11/3(土)～9(金) 『コスタリカの奇跡』第七藝術劇場で1週限定上映決定
[ 東京都 ] 2018/11/11(日) 『コスタリカの奇跡』東京南部上映会
[ 広島県 ] 2018/11/11(日) ハチドリシネマ『コスタリカの奇跡』～積極的平和国家のつくり方～
[ 兵庫県 ] 2018/11/17 (土) 上映＆講演会『コスタリカの奇跡』〜足立力也さんに聞く平和のレシピ
[ 京都府 ] 2018/11/24 (土) 『コスタリカの奇跡』上映＆トーク（感想・意見交流）
[ 東京都 ] 2018/11/28(水) 上映会『コスタリカの奇跡～積極的平和国家のつくり方～』
[ 東京都 ] 2018/12/08 (土) 上映会『コスタリカの奇跡～積極的平和国家のつくり方～』
以上、
『コスタリカの奇跡 〜～積極的平和国家のつくり方～』公式サイト >>> https://www.cinemo.info/movie_detail.html?ck=48
以下、
『コスタリカの奇跡』上映サポートの会「プラ・ヴィダ！」>>> https://www.facebook.com/costaricanokiseki.saport.puravida/
※ ７月に全国上映委員会が発足し、上映会が広がっているみたいです。
＜東京＞
１１月３日（土・祝）成城ホール集会室
①１３：３０〜
（問）成城・祖師谷九条の会
１１月９日（金）月島社会教育会館４階ホール
①14：30〜 ②16：30〜 ③19：00
（問）平和をねがう中央区民の戦争展実行委員会
０９０−４０７７−２２８２
１１月２１日（水）渋谷区幡ヶ谷区民館大集会場
①１４：３０〜②１８：３０〜
（問）「コスタリカの奇跡」みる渋谷
０９０−９９６３−１９５５（中村）
１１月２４日（土）渋谷区広尾・地域交流センター新橋コミュニティーホール
①10：30〜 ②14：00〜 ③18：30〜
（問）『コスタリカの奇跡』をみる会
０３−６３２６−００２２（逹林）
１２月２３日（日）武蔵村山市・さくらホール小ホール
①１４：００〜②１６：００〜
（問）武蔵村山上映実行委員会
０８０−５０９１−１４７５（内田）
１２月２４日（月・祝）北とぴあスカイホール
（問）橋本新企画：０８０−４０７５−２８８４
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＜神奈川＞
１２月２２日（土）横須賀市・ヴェルク横須賀
①１０：３０〜②１３：３０〜
（問）横須賀市民九条の会
０９０−１８１４−２５０４
12月22日（土）足柄上郡・大井町生涯学習センター
①１３：３０〜
（問）良い映画をみる会：０８０−１９０４−４９２８
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＜千葉＞
１１月７日（水）船橋市・高根台公民館講堂
①１３：３０〜②１５：３０〜
（問）ふなばし憲法九条の会
０４７−４６６−７５４７（沢田）
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＜北海道＞
12月2日（日）札幌市北区・区民センターホール
①１３：３０〜②１５：３０〜
（問）戦争法の廃止を求める区民の会
０１１−７７２−２７０４（山崎）
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＜青森＞
１２月１日（土）青森市・アピオあおもり大研修室
①１４：００〜
（問）東青母親連絡会
０９０−２９９５−０８４８（北田）
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＜愛知県＞
11月25日（日）名古屋市天白区・天白生涯学習センター
①１０：００〜
（問）天白母親大会実行委員会
０９０−８５４６−６６８９
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＜静岡県＞
１２月７日（金）三島市・生涯学習センター講義室
①１４：００〜
（問）「憲法９条を守る」三島市民連絡会
０５５−９７５−２８５５（加土井）
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＜石川県＞
11月7日（水）珠洲市・湯宿さか本
①１３：００〜②１８：３０〜
（問）わかちあい劇場
０７６８−８２−０５８４（湯宿さか本）
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＜滋賀県＞
11月18日（日）滋賀県弁護士会館
１０：００〜（予定）
（問）ヒバクシャ国際署名を広げる滋賀県民の会
０７７−５７９−７１２１（今村）
12月9日（日）長浜市・市民交流センター
（湖北母親大会連絡会）
（問）滋賀県映画センター：０７７−５２６−８０９１
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＜京都＞
１１月２５日（日）西京区役所２階＝１０：００〜
洛西森林会館＝１４：００〜
（問）西京・上映実行委員会
０７５−３９４−５９９６（ママふれんど）
１２月１日（土）八幡市・八幡人権交流センター
①１０：３０〜②１３：３０〜
（問）戦争をさせない1000人委員会・八幡
０９０−１９０１−３２６１（河上）
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＜奈良県＞
11月17日（土）三の丸会館
（問）奈良県映画センター：０７４３−２０−９６７２
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＜和歌山＞
１２月９日（日）白浜町・平間区民会館
①１３：３０〜
（問）白浜９条の会
０９０−５１６１−４０３２（榎本）
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＜兵庫県＞
12月9日（日）西宮市立勤労会館ホール
①１０：３０〜②１３：００〜
③１５：３０〜④１８：００〜
（問）「九条の会」西宮ネットワーク
０７９８−２６−０５３７
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＜高知＞
11月11日（日）いの町立総合保健福祉センター
午後１回上映
（問）いの９条の会
０９０−１５７５−４３９１（森田）
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＜愛媛県＞
11月17日（土）新居浜市民文化センター視聴覚室
①１０：３０〜②１３：３０〜③１８：３０〜
（問）上映実行委員会
０８９７−４３−９２９０（山崎）
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＜佐賀県＞
12月1日（土）鳥栖市・弥生が丘まちづくり推進センター
①１４：００〜
（問）鳥栖九条の会：０９４２−８２−５５１２（山元）
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今日の本
丸腰国家―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略―／足立 力也
「理想」ではなく「現実」のもとに軍隊をなくした人々。教育も医療も無料!世界が“対テロ戦争”に突き進む一方で、「国家の非武装化」というもう一つの潮流がある。
今日の映画
『コスタリカの奇跡 ～積極的平和国家のつくり方～ 』
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