『お母ちゃん革命 〜日本一アツい多治見の森のようちえんの物語〜』(浅井智子/著)は子育ての喜びくれるラブレター

am3こんにちは、

AI-am(アイアム)
よっぴー です。

 

2019年6月1日に発売になった『お母ちゃん革命 (〜日本一アツい多治見の森のようちえんの物語〜)』を読みました。

今回は、岐阜県多治見市にある 森のようちえん自然育児 森のわらべ多治見園」の園長を務められる浅井智子さんが綴られた、『お母ちゃん革命』の紹介です。

 

『お母ちゃん革命』

森のようちえん「自然育児 森のわらべ多治見園」(以下、森のわらべ)は、拠点を持たず、園舎も持たないようちえん。

以下の3つの教育理念を柱に、

  • すべての人が生まれ持つ、自ら成長していこうとする力を信じて待つ
  • 豊かな自然とあたたかい人々に囲まれて、柔らかく、たくましい心と体を育む
  • ひとりひとりが自分らしく輝いて、自分を生きる

 

(2008年からスタートしたお散歩会を経て)2009年より、

岐阜県多治見市内の自然豊かな緑地公園や野外施設、川、里などを活用して、子どもも大人も育ちあう温かい場所を目指して活動をされています。

 

子どもたちが「自分で感じ、自分で考え、自分で行動を起こし、自分でその結果を引き受ける」ということを大切にされている森のわらべ。

この礎は、上述の教育理念です。

浅井さん自身の、かつ、森のわらべさんの信条と実践を、10年にわたって取り組んでこられたストーリーが、この一冊にまとめられています。

 

と同時に、

本書は、命を生み出す母親の在りかたと、誕生した子ども一人ひとりのかけがえのない命に真摯に向き合う社会が必要だと警鐘を鳴らします。

 

子育ての主役はお母ちゃんなんだ! と。

 

子育てをお母ちゃんに返そう! と。

 

幼児教育・保育の無償化

2019年10月から「幼児教育・保育の無償化」が実施されます。

幼稚園や保育園等に行かれる(行かれている)こどもさんがいらっしゃる世帯にとっては、朗報のひとつだとおもいます。

しかしながら「幼児教育・保育の無償化」を実施していくのであれば、無償化の優先ではなく、《保育士の確保 → 待機児童対策 → 保育園無償化》の流れが適切ではないのでしょうか。

保育士の確保ができていないのに保育園を無償にしても、待機児童の問題は残り、さらなる問題として保育の質の低下が発生します。

保育士の確保問題や待機児童問題の背景、サポート体制を変えるべきであり、子育て支援政策の順序はおかしいです。

 

 

本書では、

  • 延長保育
  • 一時預かり
  • 産休明け保育
  • 給食の提供
  • 送迎バス
  • 保育所を増やすことでの待機児童対策
  • 幼児教育・保育無償化

 

これらのサービスだけでは不十分だということに、世の育児支援を担う機関が気づいていないことが問題なのです、と書かれています。

これだけでは育児を支援するのではなく、育児を放棄する支援に陥る危険性をおおいにはらむ

幼児教育・保育無償化によって、必要以上により長い時間、子どもは園に預けられ、親の育児放棄を助長する方向に進んでいくことは容易に想像できる、と浅井さんは言います。

 

では、どのような支援が必要なのでしょうか。

浅井さんの言葉はつづきます。

母親から育児を取り上げて、その間、楽にさせてあげる育児支援だけではなく、子育ての主役である母親自身が育児の喜び、楽しみを味わえるように支援すること、これこそが最も保育園として家庭に提供すべき育児支援なのです。

引用:『お母ちゃん革命

 

保育士の役割

保育園として家庭に提供すべき育児支援。

毎日流れているテレビコマーシャルの影響から、赤ちゃんのオシッコも、自分の月経血も青色だと信じていた女性が実際にいます。

(中略)

赤ちゃんを実際に抱っこした経験もないまま母親になり、衝撃と不安と孤独の中で必死に子育てに携わっている女性たちが、世の中には当たり前にいます。

引用:『お母ちゃん革命

 

保育士は子どもだけでなく、

子どもを産んだものの、思い通りにならない育児にイライラする…、そんな母親たちに寄り添い、受容し、喜びをもって子育てできる母親に育てていく必要が保育士にはあるのだ、と浅井さんは言われます。

 

お母さんたちに子育ての喜びを!

 

森のわらべでは、個々の子どもの育ちの保証はもちろんのこと、

母親自身が子育てに喜びを感じられるように、育児をみんなで支えながら、子育ての醍醐味を満喫されています。

 

これが「子育てをお母ちゃんに返そう」ということなんですよね。

 

好きなエピソードと素敵だなとおもった一行

上述の3つの教育理念に添うエピソードが、いたるところに書かれています。

信じて待つこと

人とのつながりが、柔らかく、たくましい心と体を育むこと

本物の生きる力とは何か? も書かれてあります。

 

 

お母ちゃん革命』は、よっぴーまりん、ふたりして読んだんですね。

わたしは、「自分を生きる子どもの姿 その②」で書かれてある、年少の女の子のおはなしが大好きでした。

 

まりんさんは、森のわらべに集う方たちについて「本物の豊かさについて、共に考えあっていけるつながり」と書かれた一行。

以下、まりんさんの文章です。

本書で、森のわらべに集う方たちについて「本物の豊かさについて、共に考えあっていけるつながり」と書かれていて、これ素敵なことだなと思ったんです。

共に考えあうって、それ自体はむずかしいことじゃないんだけど、そのための関係性をなかなか築けないから、今のような日本があるわけじゃないですか。

どこか大切な一点の価値観を共有している間柄で、正解のないことを考えあい語りあえるつながりを築いていけたら。いちばんはじめの、親子間から。

 

デモクラティックスクール、サドベリースクールもそうですが、スタッフだけではなく保護者も含めて、その同じ大切な一点をもって集まっている方たちの手で教育の場がつくられていくことは、大きな強みです。

もちろん、教育の場だけじゃないんですけどね。書店も飲食店も、ホテルも、家庭も、人びとの集まるところは。

 

あなたにラブレター

  • 子どもにとって一番幸せなのは何か?
  • 子育てに必要なのは何か?
  • 楽チンな子育てはどうすればいいのか?
  • 夫にとっての最大の喜びは何か?
  • 妻は夫にどのように対応したらいいのか?
  • 夫の愛を生涯受け続ける「愛され妻」になる極意とは?
  • 脳科学的に見たお母ちゃんに必要なものとは?
  • 幸せな家庭を築いていく秘訣は?
  • etc

 

本書には、森のようちえんのこと、浅井さん(および森のわらべ)が考えられる「お母さん」「お父さん」の役割や価値、「子ども」の育ち方について、たくさんのメッセージが詰めこまれています。

 

 

本の最後「おしまい」のところで、

この『お母ちゃん革命』の本は、浅井に寄り添い、浅井を信頼してくださった 森のわらべ のお母ちゃんたちへの長い々ラブレターです、と書かれてあるんですね。

 

ほんと、ラブレターなの:)

智ちゃんからの327ページにおよぶ長いラブレター。

愛のメッセージは、1ページ目をめくるや、はち切れんばかりに弾んでいました。

 

浅井さんの母親観や生き方に惹かれる方、森のようちえんの内側に関心のある方にとって、とても価値のある一冊ではないかと思います。

 

 

『お母ちゃん革命』の目次

327ページにおよぶ長いラブレター。

目次はこんなかんじです。↓↓↓

 

『お母ちゃん革命』の目次

巻頭カラーページ

エピソードゼロ

第1章のその前に 革命なんて言葉は嫌だ!

第1章 お母ちゃんになってくれてありがとう

第2章 お母ちゃんたちの苦しみ

第3章 逃げ場を求めている子どもたち

第4章 自然育児森のわらべ多治見園って何?

第5章 森のようちえんの可能性

第6章 お母ちゃん革命を支えるもの

森のわらべ10周年に寄せて

おひさまさん&スタッフからのメッセージ

森のわらべスタッフ座談会

古根菜央さんの育児絵日記

付録その1 智ちゃん語録

付録その2 森わらオリジナルソング集

おしまいに

クラウドファウンド協力者

 

※ みなさんの「森のわらべ10周年に寄せて」の寄稿文が素敵で、読みごたえたっぷりの贅沢さでした。

内田 幸一
森のようちえん全国ネットワーク連盟理事長
認定こども園野あそび保育みっけ 園長

藤本 裕子
お母さん大学学長・お母さん業界新聞編集長

池田 尚
諫早市こどもの城館長

篠 秀夫
アートスペース「ネネムの森」、親子で遊ぶ「ポランの広場」主宰

伊勢戸 由紀
株式会社にんじん 代表取締役

西村 早栄子
鳥取県智頭町 特別非営利活動法人 智頭町森のようちえん まるたんぼう 代表

石井 千穂
広島県広島市 森のようちえん まめとっこ 代表

澤田 有心子
アドラー心理学を軸に家族の絆を応援 町のお母さん保健室 Hidamally 代表
Being up 協会 代表
NPOウーマンプロジェクト東海副理事

近藤 聡
NPO法人こころをつなぐホースセラピーぐりん・はあと 代表
一般社団法人ぎふホースセラピー子育てラボ 代表
元岐阜市立三里小学校長・元本巣市立弾正小学校長

谷口 義広
森わらべ初代お父ちゃん会世話人・2015年度卒園児(第5期生)父

纐纈 育恵
森わらべ初代同窓会会長・2017年度卒園児(第7期生)母

 

浅井智子さんと、よっぴーまりんのトークライブのお知らせ

2019年8月31日(土)

福井県鯖江市にて(福井県鯖江市桜町2丁目7番1号 嚮陽会館 大会議室)

ナチュラルスマイルファミリーさん、森のようちえん なっちゅらら さん主催による

浅井智子さんと、よっぴーまりんのトークライブが、開催されます。

 

智ちゃん(普段はこう呼んでいます:)とは、原ちゃん(原由加理さん)主催のもと、2016年9月にもトークライブをさせてもらってて、

トークライブのレポートはこちら >>> https://ai-am.net/160910ev-report

2016年9月10日(土)、岐阜県多治見市セラミックパークMINOイベントホールにて。

とってもとっても貴重な学びをいただきました。

 

今回も、そうなる!

こどもは天才!! トークライブ

詳細はこちらをご覧ください。↓↓

https://www.facebook.com/events/643320996183940/

 

AI-amからのお知らせ・情報

 
よっぴー・まりんのオンラインサロン「お母さんのがっこう365」

不登校や子育てに共感しあえるご近所さんがいないなら、オンラインでつながりましょう!

365日、場所を問わず心強さをもらえる場所です。

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