こんにちは、
AI-am(アイアム)の
よっぴー です。
学校再開か? 休校延長か?
新型コロナウイルスの感染者急増を受け、東京都は、4月新学期から再開予定だった都立学校について、ゴールデンウィーク明けの5月6日まで、休校の延長を決めました。
小中高の臨時休校にともない、こどもも親も「もう疲れた」状態になっていたり、イライラしたり、つい怒ってしまったり、、、とストレスも多いのではないでしょうか。
LINE@ にも、親さん、こどもさん、それぞれから、家にいる時間が長く、「うっとうしい」「ウザい」「むかつく」「ケンカしてしまう」といったものや、「あせる」「不安になる」「(親に怒られて)居場所がない」といったメッセージが寄せられます。
「学校に行かないで、こどもが家にいる」という状況を、できるだけイライラしないで過ごすにはどうすればいいのか。新型コロナウイルスの関連情報とあわせて、おもうところを書いています。
もくじ
感染爆発はいつ起きてもおかしくない
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐという理由で、「全小中高の一斉休校要請」が発表された2月27日の夜。
あのとき受けた驚きやとまどい、不信、怒りとは異なり今回は、「新年度からはどうなるんだろうか?」と、不安や苛だちがあったとおもいます。
ストレスではあるものの、「こどもが家にいる」こと自体には慣れてきた方が多いんではないでしょうか。
2月27日以降、日々状況が流動しているなか、みんなだんだんと、意識が変わってきました。
感染爆発はいつ起きてもおかしくない。
感染症に関しては、通常、こどもはスーパー・スプレッダー(大勢に感染させる媒介者)になりやすいといわれています(https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-52080723)。
78億人、だれでも感染の可能性があるCOVID-19
たとえば、3月末〜4月頭の日本の状況は、3月初旬のフランスと似ているといわれています。
[aside type=”boader”]日本とフランス
3月10日のフランス:感染者2039人、死者44人
↓
4月1日のフランス:感染者51447人、死者3514人
4月1日の日本:感染者2233人、死者66人
↓
4月20日の日本:?
[/aside]
78億人だれでも感染の可能性がある、世界的な大流行。
新型コロナウイルスは、何歳であろうと感染するし、感染させます。自分や家族、身近な人であっても。
わたしたちが今すべきことは、強い危機意識をもって、できうる感染予防を行うことです。
>>> 新型コロナウイルス感染症の予防をはじめ、国民へ向けた関連情報を掲載している厚生労働省サイト
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00094.html
新型コロナ、家で過ごすための対策
わたしなんかは日ごろ出歩きまくってるイメージをもたれているかもだけど、実際はしょっちゅう家にこもっています。
用事がなければ1週間、、、2週間、、、家を出ないなんてのはザラで、
家にこもって、仕事以外には何をしているかというと、「(好きっておもうものだけを置いている)この家が好きだなあ」とにんまりしながら、まるで人生を棒にふるような、生産性とやらのカケラもないようなことをしています。
本を読んだり、映画をみたり、音楽をきいたり、想像したり、考えるをしたり、お気に入りのカップでコーヒーを飲んだり、こどもたちとのおしゃべりがつづいたり、昼寝からめざめたら夜だったり(笑)。
いまにこころを置いていると、こどもだけじゃなく、時間とも仲よしでいられます。
当「オヤトコ発信所」メンバーの 星山まりん と、わたし(よっぴー)は親子で、まりんさんは小中高と学校に行きませんでした。大学には行きましたが、在学中も、卒業後のいまも一緒に暮らしています。
同じく、小中高は行かずに家にいた 息子 とも、いまも一緒に暮らしています。
>>> どんな親子関係かはこちらの記事→『よっぴー58歳の誕生日におもうことと、こども時代はすぐそこまできている!』
公の学校には行かないことを選択したこどもたちだったので、小中高にわたり、家庭は「こどもが家にいる」という状況でした。
その状況と、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐという理由での休校では背景はもちろん異なりますが、「こどもが家にいる」こと自体は同じだとすれば、
こどもが家にいることでイライラする原因は、「しんどいから」です。今回の場合は、マスクを1住所2枚配布してくれるような政府への不安もありますね。
イライラの原因と解消法
Q. なぜイライラするのか?
A. しんどいから。
じゃあ、なぜ、しんどいのか? しんどくなるのか? と言えば、
[aside type=”boader”]
- 疲れ(疲労)
- 欲求の不満
- 恐れ
[/aside]
主なのは、この3つだとおもうんですね。
1. 疲れ は、なにはともあれ 寝る。これしかありません。
2. 欲求の不満 は、欲求が叶うことなら、それを叶えればいいですよね。
現実的に叶えられないことなら、創造的な時間、行為を増やしてみるといいんじゃないでしょうか。
本当はあるのにお金や時間がないとか、言ってもいないのにどうせ許可がもらえないから叶わない、とおもっているなら、「当たり前」をはずしてみることです。
そして、いちばん多いのは、「自分の思い通りにならない不満」です。こどもがおもちゃを片付けないとか、ゲームをやめないとか、勉強をしないとか。
↓↓↓ こどもにイライラするときに読むといい記事 ↓↓↓
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3. 恐れ は、恐れているものの正体を知るところからはじめればいいですね。たいていは 自分が禁止しているもの だったりします。
↓↓↓ 親の存在は軽いに限ります ↓↓↓
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↓↓↓ 無償の愛? 無料の愛? わたしはどっちだ? ↓↓↓
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新型コロナウィルス対策状況下におけるDV・児童虐待防止に関する要望書
・夫が在宅ワークになり、子どもも休校となったため、ストレスがたまり、夫が家族に身体的な暴力を振るうようになった。
・夫がテレワークで自宅にいるようになり、これまで長時間労働ですれ違っていた夫が妻に家事一切を、押し付け、ことごとく文句を言うようになり、モラハラが起こってきた。
など、マスコミが騒がないニュースですが、
「新型コロナウィルス対策状況下におけるDV・児童虐待防止に関する要望書」が、全国女性シェルターネットから政府に提出されました。
新型コロナウィルス対策に伴う経済状態の悪化や自宅待機などにより、家庭内の児童虐待やドメスティック・バイオレンス(DV)が悪化が懸念されています。
>>> http://nwsnet.or.jp/statement/20200330.pdf
臨時休校は選択肢
2020年4月1日午後、新学期からの学校再開をめぐり、政府の専門家会議が開かれました。
政府対策本部の副本部長を務める西村経済再生担当大臣は、新学期からの学校再開について、
感染が拡大傾向にある地域については、その地域内の学校の一斉臨時休校も選択肢として検討すべきだ。その際には、生活圏を考慮して判断すべきだ。
と述べました。
文部科学省の新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応
新学期からの学校再開を予定していた文部科学省は、3月24日、ガイドラインを公表しました。
それを受け、各小中高校でも再開に向けた動きが加速していました。
以下は、2020年3月27日時点版のものです。↓↓
安倍晋三首相は、3月28日の記者会見で、今後開く専門家会議の意見を踏まえ、新学期からの学校再開を見直す可能性も示唆していました。
そして3月31日の閣議後記者会見で萩生田光一文部科学相は、
新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした学校の一斉休校を巡り、現時点で全国一律の要請を再び行う考えはないことを明らかにしました。
東京都などで感染者が急増しているが、学校再開の時期について「地域で柔軟な対応をしてほしい」
と強調しています。
自治体の対応
新型コロナウイルス感染症を巡る自治体の対応にも差が目立っています。
日本経済新聞では、
小中学校の休校や、軽症者の自宅療養といった政府方針に、複数の自治体首長が異論を唱えたり、感染者に関する情報公開の手法も各地で異なっていると書かれ、
全国の自治体の危機管理能力が一斉に試されるかつてない事態だけに、首長のリーダーシップが問われる。
とあります。
人生でなにが大切かを見直すとき
今回のことは、のちに「コロナ前」「コロナ後」という区分が生まれるんじゃないかとおもうぐらい、世界中の人の意識が変化する出来事のような気がします。
自宅待機を余儀なくされたとき、 そこに居心地のよさはあるのか。
家で過ごすことに楽しみがあり、そこに創造はあるのか。
家にいることにあせりを感じるというのなら、生きていく上でいらないものが多くなっていないか。
国まかせ、上まかせじゃなくって、
新学期から学校が再開したら、自分はどう考えるのか。
どーしたらいいのか、ではなく、自分はどうしたいのか。どう動くのか。