「511キンダーハイム」と「なまえのないかいぶつ」

am3こんにちは、

AI-am(アイアム)の
よっぴー です。

 

今回は浦沢直樹さんの漫画『MONSTER』に出てくる、「孤児院511キンダーハイム」「なまえのないかいぶつ」からみた教育話です。

MONSTER/浦沢直樹

『MONSTER』は1994年から2001年にかけて『ビッグコミックオリジナル』(小学館刊)で連載された、浦沢直樹さんによる漫画です。

日本人の天才外科医が助けてしまった猟奇殺人犯を追う姿を通して、戦後ドイツ社会を描いた社会派作品。

単行本全18巻が累計2000万部以上を売り上げ、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞、小学館漫画賞などを総なめにした名作。

511キンダーハイム

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『MONSTER』には、511キンダーハイムという孤児院が登場します。

 

「教育とは実験だ」、元511キンダーハイム院長・ペドロフの言葉です。

「教育とはその国に役に立つ人間を育てることだ」

 

社会の要求する人間を造り出すことを目的とし、どうすればそのような人間を造り出せるかを模索する実験が「教育」である。

511キンダーハイムで行なわれた人体実験プログラムこそが、高度な教育システムだと主張します。

 

名前を奪い、感情を奪う…。511キンダーハイムでは人間の本質を奪い去ることで、国家のためにはたらく「殺戮人形」を造ろうとしていました。

 

その教育は成功していた、と言います。

しかし、ヨハンという一人のかいぶつ(少年)の登場によって子どもたちが闇に取り込まれてしまい、子ども同士が全員で殺し合うという悲惨な事件を引き起こし、511キンダーハイムはその機能を失ってしまうのです。

 

「社会の要求する人間を造り出す」

マスコミは国民を騙し、コントロールする機関になっているという現実は、今やわたしたちの知るところとなりました。

511キンダーハイム。それは、君臨している支配者や灰色が、マスコミを動かし、マスコミを通して、わたしたちにしようとしていることと同じ。

 

目の前の家庭からはじまり、学校、社会、世界、戦争、、、をみていると、511キンダーハイムは漫画の世界の話ではないってことですね。

”闇に喰われない” 人間を造る

子ども同士が殺し合うという悲惨な事件を引き起こしてしまったため、院長ペドロフが次なる実験としてしたことは ”闇に喰われない” 人間を造るため、子どもに愛を与えるということでした。

親の愛情が必要だと述べている。
その愛情を得られなかった子どもが、かいぶつになるから。

 

しかしペドロフにとっては、子どもを愛すこと自体が喜びだったのではなく、自分の理論が証明されることが喜びだったんでしょう。

国づくりのために。
親の都合や、期待に添わせるために。

なまえのないかいぶつ

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いじめを与える子は加害者。
そしておとなによって「なまえのないかいぶつ」にさせられた被害者。

教育は、「尊厳の剥奪」では決してない。
このことを目の前の家庭から徹していくほかないと、わたしはおもいます。