学校生活における権利は保障されているか?「生徒手帳」の代わりに「生徒人権手帳」をポケットに!




am3こんにちは、

AI-am(アイアム)
よっぴー です。

 

権利を知らないことは恐ろしい。権利を主張し、行使することは、未来を変えることだ!

おしつけの「生徒手帳」の代わりに「生徒人権手帳」をポケットに!

上は↑、1990年2月に発行された『 生徒人権手帳―「生徒手帳」はもういらない 』(著者/平野裕二氏・苫米地真理氏・藤井誠二氏)の本の裏表紙に書かれている言葉です。

1990年2月に発行。。。ってことは、およそ30年前。

30年なんていったら、その間にずいぶんといろんなこと/ものが変わりましたよね。

けれども学校だけは変わっていない。未だにこどもたちの人権は侵害され、うばわれています



学校で人権が侵害されている理由のひとつ

30年経っても、変わらず学校でこどもたちの人権が侵害されている理由のひとつに、

こどもたちが自分の人権をうばわれていることに気がついていない、気づこうとしていないことがあるよな、とおもっています(でもって親も知らない)。

 

学校で先生に、理不尽なことをされたり、言われたりしても、憲法や法律のことを知らないこどもは、

「あの先生、ムカつく!」とか、「あの先生、キライ!」と “思う” ことは多々あっても、 “思う” だけだったりするんですよね。

「いい子」に慣れてしまっている人なら、「先生に怒られた」→「わたし・ぼくが悪いんだ」とおもってしまっていたり。

 

“思う” だけで、まさかそれらの事柄が、人権を侵害されていることであったり、「行き過ぎた指導」であったりとはおもいもしないから、

友だち同士でグチることはあっても、親や おとな には話さない。話さないから、明るみに出ない。

親に言ったとて、セクハラやパワハラ、モラハラなどには敏感になってきた親であっても、こと、こどもの権利に対しては鈍感な人はまだまだ多く、

先生の言うことを聞かないこどものほうがわるい、とおもっているおとなも多いです。

※ おとな・・・学校に行っている中学年齢のこどもたちが出会う「おとな」って、親(&親戚)と教師と塾の先生だけだったりなんてことが多く、親とは異なる(時には真逆の)価値観をもつおとなとリアルに出会う機会がないのが現状だったりします。スクールカウンセラーも学校を敵にまわすような行動にでることは難しいのが現状でしょう。

 

親に話さなくなる理由

・わたし自身(よっぴー)が小学生だったころ、授業中におしゃべりをしたからという理由で廊下に立たされたことがあります。

・宿題や忘れ物をして立たされたこともあります。

・テストの点数が高い順番に、点数を声にしながらテスト用紙が返されました。

・授業が押して、休み時間や昼休みが短くなるなんてのは、しょっちゅうありました。

・中・高校ではカバン検査がしょっちゅうあり、いろんなものを没収されました。

・高校生のころ、クラスメイトは、交際している相手とセックスしていることがバレて退学になりました。

 

こういったことって、いちいち親には話さなかった。

 

話したことはあったのかもしれないけれど、

「授業中におしゃべりをしているあなたがわるい」「校則違反なんだからしかたない」などと言われて、それで蓋をして会話がおしまいになれば、もう親にはなにも言わなくなります。

(思考力や問題を解決していく力は、こうしてへし折られていく← 長くなるから別記事で書きます

 

結果、指導は不可視化し、いまもむかしも、「教室の中」は閉ざされた異質な世界のままです。

 

脅しが指導だと勘違いしている教師

閉ざされた教室には、脅しが指導だと勘違いしている先生がいるんですよね。

「こんなのヘンだよ」「ちょ〜ムカつく」「なんで?」「こわい」と、鋭敏な人権感覚が根底にあるこどもたちから、 LINE@ にもメッセージがきます。

 

Jさん
「先生の言うことがわかったら、帰っていいぞ」と先生が言う

 

Oさん
全員が完成するまで帰さないぞ

 

Yさん
先生が机を蹴ってブチ切れる

 

Yさん
教科書の角で叩かれた

 

Sさん
「悪いと思っているのだったら、反省文を書いて来い」と言われた

 

Aさん
居残りで反省文を書かされた

 

Tさん
先生7人に囲まれて説教された

 

「先生の言うことがわかったら、帰っていいぞ」
これは〈身体の自由〉を “人質” にとるやり方です。

「悪いと思っているのだったら、反省文を書け」
これは〈精神の自由〉を “人質” にとるやり方です。

出典:指導死 不適切な生徒指導の根絶へ

 

指導死させている「反省文」という名の人権侵害

以前、大阪でこのような事件がありましたよね。

↓↓

席を立って雑談しているクラスメイトを注意したところ、相手が威圧的に向かってきたため思わず平手打ちした。相手のクラスメイトは胸ぐらをつかんで押し倒しトラブルになった。

このことで注意をしたほうの子が反省文を書くよう指導(脅し&強制)されて、朝10時から夕方6時まで、3畳ほどの別室で監禁された。

その間に学校は停学5日の処分を決定。 その子は帰り道、踏切で自殺した。

(>>> 産経ニュース https://www.sankei.com/west/news/160518/wst1605180048-n1.html

 

ご家族は訴訟を大阪地裁に起こされました。

第1回目の口頭弁論のニュース記事には、

訴訟で府側は、別室で約8時間にわたり指導したことは認めたが、「反省文をなかなか書かなかったためで、監禁という状況ではない」などと反論した。

とあったけれど、問題はそこではないし、反省は「する」ものだし、なにより、反省文を書くまで自由にさせないようなことを「監禁」というのです。

 

この件は人権侵害、不当監禁そのものだけど、こういう「行き過ぎた指導」は1校、2校の話ではないとおもいます。

学校は、教師>生徒指導する側>指導される側おとな>こども という絶対的な優位にある中で、「反省文」をこどもたちに強制します。

そして、書かせた「反省文」は保管し、それ以後の “再犯” 時に、こどもへの心理的圧迫(締めつけ)の道具として使用するのでしょう。

反省文が目的ではなくて、「言う通りにさせる」ことが目的になっているのです。

 

指導の可視化

なにを目指す指導なのか。

「行き過ぎた指導」は、「目標」を忘れ、言う通りにさせるためどのように児童生徒を動かすか、「方法」に頭がいってしまっています。

 

昨今は、「指導」(指導者)といわずに「支援」(支援者)と呼ばれたりもしていますが、指導にしろ、支援にしろ、する側の教師には、児童生徒を、有無を言わせずに動かす力があるのです。

教師と、同い歳のこどもたちしかいない教室で、こどもたちがいかに人権を軽視され、差別的な扱いを受けているか。。。

登校している児童・生徒が安全・安心に過ごし、楽しく学び、健やかに成長できる場であるためには、こどもたちの権利を保障した「指導の可視化」は必要です。

 

「生徒手帳」といっしょに「生徒人権手帳」もポケットに!

生徒人権手帳―「生徒手帳」はもういらない」のような種の本は、社会的多数からは激しい反発を受ける本だとおもいます。

なぜか?

社会的多数、、、つまりは、教育において強制力は不可欠だと考える人が多数だからです。

こどものことを思い、こどもの将来を考えてやるのであれば、児童生徒を指導し、教育する上で強制力が不可欠なのは当たり前。こどもの意思に反して無理にでもやらせなければならないことはたくさんある。

そう、とらえておられるからです。

 

おしつけの「生徒手帳」の代わりに「生徒人権手帳」をポケットに!

「生徒手帳」の代わりに、とはおもいませんが、

「生徒手帳」といっしょに、(2020年版をつくって)「生徒人権手帳」もおくってもらいたいです。

「行き過ぎた指導」かどうか、こどもたちにわかるために。

 

だからこそ、まずは知りませんか?

 

 

『生徒人権 -「生徒手帳」はもういらない』の目次

目次を見るだけでも知るモノがあるとおもうので、以下、載せさせていただきます。

 

第1章 基本的人権の歴史

  • 人間は生まれながらにして基本的人権をもっている
  • 抵抗権は人民の権利である
  • 人権は闘いを通して獲得できる
  • 日本国憲法では
  • 「教育基本法」とは
  • 差別されてきた者の権利獲得へ
  • 「子どもの権利条約」(1989年)

 

第2章 学校に「生徒の人権」をとりもどそう

一 自分のことは自分で決める権利

  1. 自分の服装は自分で決める権利
  2. 自分の髪型は自分で決める権利
  3. オートバイに乗る権利
  4. 飲酒・喫煙を理由に処分を受けない権利
  5. いかなる物でも教師に没収されない権利
  6. 労働して賃金を得る権利
  7. 学校行事を自分たちでつくり、自治を行う権利
  8. 校則改正の権利
  9. 校則の「見直し」を見直す権利
  10. 集会・団結・結社・サークルと政治活動の権利
  11. 日記・生活記録などを強制されない権利
  12. つまらない授業を拒否する権利
  13. 署名を集め、回答を求める権利
  14. 職員会議を傍聴する権利
  15. 学校外の生活を干渉されない権利

 

二 体罰をうけない権利

  1. 体罰をうけない権利
  2. 罰としての労働を拒否する権利
  3. 集団行動訓練を拒否する権利
  4. 連帯責任を拒否する権利
  5. 給食を楽しく食べる権利
  6. 体力テスト・スポーツテストを拒否する権利
  7. 身体測定・健康診断を拒否する権利
  8. 部活動を拒否する権利
  9. 学校が決めた「動員」を拒否する権利
  10. 言葉の暴力をうけない権利

 

三 学校に行く権利・行かない権利

  1. 不当に停学させられたり、謹慎処分を受けたりしない権利
  2. 不当に退学させられない権利
  3. やたらと落第させられない権利
  4. 学校に行かない権利
  5. 休み時間を自由に使う権利
  6. 行事への参加を拒否する権利
  7. 行事に自由に参加する権利
  8. みんな共に学ぶ権利
  9. 遅刻しても授業を受ける権利
  10. 学校のなかのさまざまな出来事から排除されない権利
  11. 学校の施設を自由に使う権利
  12. 放課後を学校内で自由に過ごす権利

 

四 心の自由を守る権利

  1. 偏差値によって評価されない権利
  2. 成績によってクラス構成をされない権利
  3. 内申書を見て、その記載を訂正させる権利
  4. 成績の発表を拒否する権利
  5. 家庭訪問・家庭調査を拒否する権利
  6. 誓約書を強制されない権利
  7. 受ける学校を進路指導によって強制されない権利
  8. 性格テストや知能テストなどを拒否する権利
  9. 何か不都合なことをした場合でも学校に連絡されない権利
  10. 宗教的な理由を主張する権利
  11. 「日の丸」「君が代」「元号」を拒否する権利
  12. 献血や募金を強制されない権利
  13. 学校外との連絡を自由にとる権利
  14. 密会を強要されない権利
  15. 自分に関する情報をむやみに第三者に知らされない権利

 

五 性と人権に関する権利

  1. 自由な恋愛を楽しむ権利
  2. セックスするかしないかを自分で決める権利
  3. 子どもを産むか産まないかを決めるのは女性自身の権利
  4. 妊娠・中絶・出産・結婚などのいかなる事情によっても不当な処分を受けない権利
  5. レイプ(強姦)されない権利
  6. 性的いやがらせ(セクシャル=ハラスメント)を受けない権利
  7. それぞれの生理を過ごす権利
  8. 裸で身体測定・健康診断を拒否する権利
  9. ブルマを強制されない権利
  10. 学校内における男女平等の権利

 

第3章 人権をとりもどすための闘いの記録

何でブルマはかなあかんの? 松川 多美

「僕、髪を伸ばします」 杉江 匡

普通高校・点字受験への取組み 吉住 寛之

たった一人の反乱 森山 正

「進学校」は自由か? 神谷 貴行

人権救済を申し立てた私 掛巣 直子

生徒たちはなぜ「制服」を脱ぎ捨てたか

  1. 音楽との出会いから 木村 高志
  2. 「高校生らしさ」ってなんだ 松田 啓次
  3. 今しかできないこと 小池 茂樹
  4. ぼくの心に刻まれたこと 甲斐 誠二

 

第4章 国連・子どもの権利条約

 

 

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