こんにちは、
AI-am(アイアム)の
よっぴー です。
よっぴーのFacebookからの転載です。
もくじ
新型コロナウイルス感染症において「学校に行く・行かないは自己責任」ではない
昨日のまりんさんの記事↓は、
新型コロナウイルス感染症において、「学校に行く・行かないは自己責任ですよ」と書いているのではありません。
まして、「学校は行ってもいいし、行かなくてもいい。行く・行かないは、こどもが決めることですよ」でもありません。
思考の行き止まり
SNS等を見ていると、「自己責任」論に犯されていないか? っておもう発言をみる。
小泉純一郎さんがつくった「自己責任」は、国をズタボロにしてきて、いま再び同じことが繰り返されているけれど、自己責任論に隠れた政府の責任放棄とおんなじことを、わたしたち親(おとな)もこどもにしている。
新型コロナの感染拡大にともなって、国民に自己責任を押し付ける安倍政権の姿勢が次々と明らかになっているこのときに、、
「所得補償」なき「自粛要請」は、政府の責任を果たしていないのに、、
「国は自粛要請しています。感染拡大を国のせいにしないでくださいね」(国土交通大臣政務官の佐々木紀さんの発言)とわたしたち市民に一方的に責任を負わせるこんなときに、、
未曾有の危機にあって目の前のはっきりした問題や怒りよりも、「自分で判断しよう」とか、「自分が決めよう」とか、「自分のことは自分で責任をもとう」「リスクを引き受けよう」といったこれまで通りの考えでとまる。
そうじゃなくないか。
そうではなくて、やるべきことをやれと言っていかなきゃいけない。
こんなときは声をあげて訴えていくんだって姿を、政府に補償を求めることは正当な権利であることを、こどもに見せていかなきゃいけない。
自粛と補償はセット
安倍さんはじめ、安倍さんのまわりにいる人たちは、お金がないって感覚がわかんないのだろう。
自粛したら飯が食えない人間がいるってことがわかんないんだろう。
だから、コロナに負けるな! などと根性論は出ても、「公的な補助をするから、安心して」が今にいたるまで出てこない。
安心して生きていくだけの補償が必要で、そうじゃなかったら休みたくても休めないし、電車にだって乗らなきゃいけない。
いのちが大事というけれど、このひとたちだっていのちが大事。
それを「学校」に置き換えたとき、
「学校」に縛られていない人たちは、「でもそうは言っても…」と言う人たちの感覚を想像しないでいる。
「学校は再開しないでほしい…」と願う人たちに対して、「休むか行くか、そんなの自由だよ」と軽い、
「学校いかんでもいいよ〜。いちばんだいじなのは命だから家にいようね。再開したって家にいてもいいんだよ」って言うなら、安倍さんとおなじ方向に向いてまう。
「自粛させるんだったら補償はワンセット」同様、「休校させるんだったら教育を受ける権利はワンセット」なんです。
自己責任論で片付けられてしまうようなことではない
いのちが大事なのは当たり前なのです。
必要なのは「で?」なんです。
「ない」が「ある」から自分たちは不安じゃなかったり、
もともと不登校をしているおうちで、今回のコロナによる休校にもなんも変わりなかった、だからうちは変わりない、惑わされていない。そこで思考は終わってないかな?
日頃はそれでいい、でもいまは違う。
「行くか行かないかは自分で決める」、「なによりもいのちが大事」といった短絡的メッセージに危機感をおぼえる。
それは、「国は自粛要請しています。感染拡大を国のせいにしないでくださいね」とかわらなくないですか?
危機を繰り返さないための未来への指針
まりんさんの 記事 の最後に書かれていた文
↓↓
国は面倒をみてくれないものだとか、自分の身は自分で守らなきゃいけないとか、残念ながらこの現実では間違いじゃないけど(その準備があるに越したこともないけど)、でも、それがまかり通っちゃいけないんですよね。
感情や要求は、可視化しなければ「なかったこと」にされてしまいます。
必要なものは必要だと言い、間違いに巻き込まれているときは声をあげて、これがいいんだと、いま思える選択をしていきたい。
> 可視化しなければ「なかったこと」にされてしまいます。
家のなかで家族と話してても、SNSで書いてても、可視化しなければ「なかったこと」にされてしまいます。
首相官邸や自民党の意見箱アドレス
地元の議員さんのほか、以下、ご意見箱のアドレスを貼っておきますね。
声あげていこう。
日本社会を席捲してきた「自己責任論」を乗り越えられるかどうかが、コロナに対処する上で重要なポイントだとおもう。
こどもたちの時代にまで自己責任論を蔓延させるのはまっぴらごめんなんだ。
【ご意見箱】
・首相官邸 https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
・自民党 https://ssl.jimin.jp/m/contacts
・各府省 https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose