こんにちは、
AI-am(アイアム)です。
今回は、学校には行かないけど、不登校扱いにはならない方法 と、家に居ながらにして出席扱いになる方法 をご紹介します。
また、高校で欠席が多くて単位を修得することができなかったときに、修得できちゃう方法についても書いています。
もくじ
学校に行きたくないけど出席日数をもらう方法(その1)
たとえば公立の小学校や中学校は、一日たりとも学校に行かなくても、卒業はできます。
しかし、受験のためや祖父母を安心させるためetc、学校に行くのはイヤだけど、なんらかの想いや考えがあって、出席日数はほしい方へ。
出席日数が付く方法は、大きくいうと、以下の6つ+2つです。
(1)保健室登校や別室登校をする
教室に入るのはイヤだけど、教室以外の部屋になら登校したいとおもう子にとって、この方法は良いですね。
給食の時間だけ学校に行く子や、お花に水をあげに行く子。バスケットボールの部活にだけ行く子もいました。
(2)教育支援センター(適応指導教室)に行く
勉強も教えてもらえるし、環境や波長等が合えば、こちらも良いですね。一部高校生の方も受け入れているようです。
適応指導教室は文部科学省の取り組みなので、お金はかかりません。
(3)教室と同じ出席扱いにしてくれる(出席日数がカウントされる)フリースクール等に通う
たくさんあるので、自分に合ったところを探してみることができます。「選べる」というのが魅力ですね。
フリースクールに通うことが在籍校の出席扱いとされるかどうかは、在籍する学校の校長先生が判断します。校長先生が、そのフリースクールが「不適切」だと判断しない限りは、出席扱いになります。
小・中学生の出席扱いについては1992年から。高校生についても、2009年から実施されています。
フリースクールは民間なのでお金がかかりますが、金額はまちまちなので、気になったところで確認してみてください。
(4)自宅において、IT等を活用した学習活動を行う
上記はどれも「行く」という行為をしますが、この方法は「行かない」で、自宅に居ながらにして出席扱いになる方法です。
家から出られない子どものために、インターネットなどを使っての自宅学習を、出席として認めようという制度です。
この「 自宅においてIT等を活用した学習活動を行う 」は、 文部科学省のサイト > 不登校 のページに記載されています。
自宅において教育委員会,学校,学校外の公的機関又は民間事業者が提供するIT等を活用した学習活動を行った場合,校長は,指導要録上出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができることとする。
↑↓引用:文部科学省/不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について
(5)自分(たち)でフリースクール等をつくる
自分(たち)で学校を作った、と言うと驚かれることはまだありますが、多くのフリースクール等のはじまりは、 東京シューレ のように、不登校の子どもをもつ親や、現在の学校教育システムに危機感や疑問を抱いた方がつくりだしたものです。
つくる! と決心すれば、フリースクール等はだれでも、いますぐ、つくれます。
そうして、学校と十分な連携・協力関係を保って、校長先生という管理職の方が「適切」だと判断するフリースクールにして、出席日数をカウントするという方法もあります。
(6)診断書を提出する(主に高校生の方が対象)
診断書の提出によって、出欠日数の緩和措置をとる高校は多いです。
現在通院中の方は、その通院先で診断書を書いてもらいます。通院をしていない人は、病院(心療内科など)に行き書いてもらう。
初診日に書いてもらえます。学校に毎日行ける状態ではないと一筆書いてもらうと、欠席しても大丈夫な日数はふえます。
増える日数は、通常、1年間に5分の1の欠席で留年となるのが診断書の提出により3分の1になったり、診断書が出るなら欠席はカウントしないなど、各高校で規定は異なります。
担任や、教務主任の先生に聞いてみたり、生徒手帳や学習の手引き、生徒便覧などで確認してみてくださいね。
学校に行きたくないけど出席日数をもらう方法(その2)
(1)高卒認定に合格して単位認定してもらう(高校生の方が対象)
文部科学省が実施する 高等学校卒業程度認定試験(以下、高卒認定試験)は、高校に在籍していない方はもちろん、高等(高専含む)・通信制高校・定時制高校の在籍中でも受験できます。
たとえば、欠席が多くて、数学の単位を修得することができなかったときに、高卒認定試験で数学科目だけを受験し合格すれば、学校長の判断※1で数学の単位は修得したと認めてもらえます。
※1 在籍の学校によって異なるので、認定試験を受験する前に学校の先生に相談することをおすすめします。
また、高校で履修済の科目は、高卒認定試験では免除科目として扱うこともできます。
たとえば、高2まで在学して単位が取れていたら、得意科目を1科目だけ受けて合格するだけで良い「全科目免除」受験になったりもしますし、免除を受けることができる試験科目もあります。↓↓
↑↓出典: 文部科学省/高等学校卒業程度認定試験 > 免除要件
(2)通信制高校
全日制高校で留年しそうになったとき、年度に遅れずに卒業するために通信制高校を利用する方も多いです。
学校は行かなければならないところではありません。また、出席日数は必須でもありません。
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