学校に行くことでしか得られないものは3つだけ

ammこんにちは、AI-am(アイアム)星山まりん です。

不登校は問題と捉えられがちですが、実際、学校に行くことでしか得られないものって、なんでしょうか。
勉強による知識? 社会性? 協調性? 友だち?

小・中・高に通わなかったわたしの思う「学校に行くことでしか得られないもの」は、どれにも当てはまりません。

いろんな視点から不登校や学校を見直してみよう

学校に行けなくなること、不登校になることは、不安なことだと捉えられています。
心配したり、改善するべきこと、というふうに。

どうして不安なのか? を考えるのも大事なことですが、ときどきちょっと別の視点から、学校や不登校を見直してみるのもいいことです。

たとえば、「学校に行くことでしか得られないものはなんだろう?」とか。

「どうして学校に行かなきゃいけないの?」

学校で得られるといわれる特徴的なものって、いくつかありますね。

その最たるものが勉強です。

そのほかでは、

  • 社会性
  • 集団生活への慣れ
  • 協調性
  • 規則正しい生活
  • 我慢強さ、忍耐力
  • 友だち
  • 部活動

などなど。

「どうして学校に行かなきゃいけないの?」とたずねる子どもに返ってくる言葉も、だいたいおなじようなことです。

でも、こんなふうに答えて納得してくれることって、少なくないですか?
子どもだからまだわからないんだと思うかもしれないけど、実際は、これって当然のことです。

行きたい子や目的がある子はそもそも理由なんて見つけることなく学校に行っていますから、これらはほんとうに学校でしか得られないものじゃなってことを、子どもはよく知っている。

 

学校に行くことでしか得られないものは、この3つ

わたしの思う、ほんとうに学校に行くことでしか得られないものっていうのは、3つだけです。

 

  1. 「学校というところに通った」という事実および学歴
  2.  学校あるある
  3.  学生証(高校の場合)

 

まず、「学校というところに通った」という事実および学歴。

これはさすがに、ほかのところで得ることはできません。

社会性や協調性を学校以外の場所で身につけることができても、友人ができても、「学校に行っていた」ということにはもちろんならない。

ただこれは事実以上のなにものでもなくて、ここに我慢強さや成績が結びつくわけでもなくて、ほんとうに、ただの事実です。

小中学校は、一日たりとも登校しなくても卒業できますし、学歴というと高校での問題ですね。

取得したい資格があるけど高卒でなければいけない、などであればもちろん別の話ですが、
ただなんとなく「学歴が必要」と思うなら、高卒にこだわるよりも、専門や短大、大学卒にこだわったほうがいいんじゃないかなと、わたしは思います。

そして、それなら嫌々に高校へ通う必要もありません。

「学校あるある」には乗っかれない

次に「学校あるある」

これはわたしも大学で体験しましたが、「学校あるある」に乗っかることはできません。

友人同士でのちょっとした会話のときに、あるいは授業でのグループディスカッションのちょっとした切り口に。「道徳でこんな授業やったよね」とか。「これ習った?」とか。

一対一ならともかく、複数人でのちょっとした会話のとき(それが主題でないとき)に、自分の経歴を説明することをわたしはめんどくさがるほうだったので、その場その場で特に答えない返事をしていました。

適当にうまく乗っかるひともいるだろうし、どんなにちょっとした会話のときであれ「わたしは学校に行ってなかったから」と言うひともいるだろうけど、これは個人差であって、結局「学校あるある」を得られない、ということに変わりはありません。

 

「高校生」という料金設定

それから学生証

たとえば映画館は、シネコンだと

[aside type=”boader”]
小・中学生 ¥1000
高校生 ¥1000
大学生 ¥1500
一般 ¥1800
[/aside]

といった料金設定が多いですよね。

中学生のときは義務教育で籍があって、学生証ももらっていたから1000円で観られていたけど、中学校を卒業して、どこかしらの高校に籍を置くことをしないとなると、高校・大学をすっ飛ばしていきなり一般料金になる。

話を聞くとそうでもないかもしれませんが、実際はけっこう響きます。
春のある日を一日またいだとたん、料金がほぼ倍になる!という衝撃。

 

学校みたいな社会なら馴染めないほうがまし

どれもデメリットといえばデメリットですが、「そんなもん」といえば「そんなもん」、という感じです。
もちろん個人によって感じかたは異なりますが、わたしにとっては。

学校が求める社会性は、学校でしか身につかないかもしれません。
協調生も、我慢強さも、そうです。

でもそれが、自分を生かすための「社会性」や「協調性」や「忍耐力」とは限らない

学校はちいさな社会だというけど、あんなにくだらない規則だらけの社会なら、馴染めないほうがましです。
社会って、ほんとはとても多様でおもしろい。

こういうのって、状況や選択を客観視しやすくする方法でもあります。

またちょっと視点をずらして、「学校に行かないことで得られるもの」っていうのもいいですね。
これもまた、考えてみよう。

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