こんにちは、AI-am(アイアム)の よっぴー です。
小学1年生の子どもをはじめ、低学年の子どもが学校に行きしぶる理由として、同級生の子どもじゃあ物足りないんだろうな、って感じる子どもさんがいたりします。
物足りない
どういうことかと言うと、学校(&幼稚園)に行かない子、行きしぶっている子どもさんのご相談を受けていて、
- 単にクラスメイトの子らが幼なすぎて、いっしょに居てもつまんない
- クラスメイトの子らの世界が小さくて、話していてもつまらない
- キーキー、キャアキャアと甲高い声や、大きい声に疲れる
などと言う子どもさんが少なからずいます。
微妙なニュアンスのちがいではありますが、合わないんではなく、物足りなく感じる子。
児島げんきさんの場合
『 自分を生きる学校―いま芽吹く日本のデモクラティック・スクール 』に載っているメンバーインタビューで、 児島げんき さんが、
クラスメイトは幼すぎていやだった。たとえば、先生が「静かに待っていなさい。いすから立ち上がってはいけません」って教室を離れた。そしたら、いすをお尻につけたまま動き回ったりするんだぜ。
と答えられている箇所があります。
「物足りなさ」がどういうことを指すのか、とてもわかりやすく書かれているかとおもいます。
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星山海琳さんの場合
海琳さんも「物足りなさ」をよく話してくれていました。
たとえば、コンビニにお菓子を買いにいこーってなっても、
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コンビニに行ったらお母さんに怒られる、とか、このお菓子たべたらお母さんに怒られる、とか、みんなお母さんに怒られるって言う。
自分の気持ちを言うまえに、お母さんに怒られる、って言うのなんで?
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小学1年になった当初、海琳さんがよく言っていたことです。
その後海琳さんは同級生の子と遊ぶのは物足りなくなって、年上の人と親しくしていました。
自分の「好き」が共通している人と遊ぶ
子どものころ海琳さんはUSJが好きで、通っていたデモクラティックスクールのメンバーに同じくUSJが好きな子がいたので、その子と二人でよく行ってました。年パスを買ってね。
でも親しくしていた近所の同級生の子どもたちで、子ども同士でUSJにいくことを許してくれるご家庭はありませんでした。
それらを自由とされている、もしくは許してもらえるのは、12歳だったり、15歳だったりの年齢の子どもでしょう。
だから、自由な人と遊び、かつ、自分の「好き」が共通している人と遊ぶ。
これ、おとなだってそうですよね。友人同士で旅行に行くのを許してくれない夫さんに従っている相手と、いっしょに旅行に行くのはむずかしいです。
学校に行きたがらないときの理由
そんな感じで、小学1年の子ども(小学1年に限らず)が学校に行きたがらない理由のひとつに、学校がいやというより、同級生や同年代の子が物足りない、と感じている子どももいることを知っておかれたら、、、とおもいます。
親御さんの性格や、交友関係など環境にもよるところもなくはないですし、自分の子どもさんはどんな人なのか、そうした面も頭に入れて、いまいちど眺められたらいいかなとおもいます。
デモクラティックスクール・サドベリースクールや、フリースクール、また、絵画教室やスポーツクラブなど、年齢ミックス(老若男女がいる)の人がいる場所には、たのしく行ったりする、なんてこともあります。
明日を生きる子どもたち、昭和を生きてるわたしたち
きょう書いたことは、9月23日の新温泉町のトークライブ のときに、うちの子が学校に行きたくなさそうで…… という話をされた方がいたんですね。
お話しをきいていて、「あなたのお子さんなら、そりゃあ公の学校じゃつまらないと感じるでしょう」とおもって、お話ししたことでした。
同級生や同年代の子が物足りない、と感じている子どもは、公の学校が物足りない、と感じている ことも多いとおもいます。
早い話、子どもが行きたくないと言ってるんだから、それでいいじゃないですか。
大人はもっと選択肢を知って、多様を知りましょう。