こんにちは、
AI-am(アイアム)の
よっぴー です。
うざい! むかつく! うっとうしい! 思春期である中学生の「親に言われて腹立つ25個の言葉」と、
その言葉は「子どもに言ってはいけない言葉」であることの説明。
あと、反抗期の中学生の子どもとの接し方について書いています。
中学生の子どもたち
先日、まりんさんとファミレスに行ったんですね、そのときのこと。
案内されたのは、男の子2人と女の子2人が座っているテーブルの隣。
4人は中学2年生のようで、友だちの話や、この前行った祭りの話などをしていました。
で、
その祭りの話から、ひとりの女の子が親の愚痴を言い出し、「母親のここがウザい」合戦(笑)がみんなではじまったのでした。
わたしは読んでた本を盾に、耳をダンボにして聞き入った。
親の矛盾した言葉
女の子が言うに、
祭りから帰宅すると、浴衣が着崩れしていたらしく、「なにしたん?」「なんでなん?」「もう〜恥ずかしいことせんといて!」などの攻撃ラッシュを浴びたよう。
そりゃあ、だれだってイラッとしますよ。
着物で動き回っていると、えりがゆるんで大きく開いたり、背中の中心がズレたりするんですよね。
もう一人の女の子も言います。
「いっしょ、いっしょ。わたしも帰るなり、ぐちゃぐちゃやって怒られて、汗かいてへんやろねー?」って。
「かく! っちゅーねんな」
「せっかく買うたってんから大事にしろとか、意味わからんし」
確かに意味わからん。
着るために買ったんだよね?
第一、買ってあげたのではなくて、買ってあげたかったんです。親は買いたかったんです。だから買った。それだけなのに。
中学生が言う「親のここがウザい」「ここがイヤ」
男の子たちも加わります。
- 「さっさと風呂入れ!」
- 「ちゃんと服着ろ!」
- 「なにやってんの!」
- 「勉強しろ!」
- 「部屋かたづけなさい!」
- 「何時まで寝てんの!」
- 「文句言わずに従いなさい。それができなかったらスマホ取りあげるからね!」
- 「お父さんそっくり」
- 「おにいちゃんなんだから」「おねえちゃんなんだから」
- 「おにいちゃんのくせに」「おねえちゃんのくせに」
- 「どうせ、でけへんくせに」
- 「やる気あんの?」
- 「だからあんたはあかんねん」
- 「使えへんなあ」
- 「頑張りなさい!」
- 「親の苦労もしらんで」
- 「あんたのために言ってるのよ」
- 「親にむかってなんなの」
- 「育ててやってるのに」
- 「誰のおかげだとおもってんの」
- 「あんたはいっつも逃げる」
- 「◯◯ちゃんみてごらん!」
- 「そんな子に育てた覚えはない」
- 「口答えするな!」
- (言葉ではないのですが)自分のもんを勝手に触る
反抗期を作っているのは親
上記の25個の言葉、どれも言われたなあ〜、わたしも。
スマホはなかったけれど、「それができなかったら外出禁止」とかね。
「あんたはお父ちゃんにそっくりで、ろくなもんやない」とかね。
おかげでタフな人間になりました(笑)。
それにしても、おとなになった今でも感じるウザさですね。
そりゃあ、こんなこと四六時中言われていたら、反抗しますよ。どれも こどものために言ってる言葉じゃないんだから!
これらは暴力なんだから。
暴力を、暴力でかわす。。。反抗期は親が作っているんですよね。
こどもが反抗するのは当たり前です。
支配と服従
こどものころ、「文句」ではなくて、「意見」として発言しただけなのに、「じゃあ勝手にしろ!」とか、「だれのおかげで飯食えてるとおもってるんだ、口答えするな!」とかってよく言われた。
世間でも「色気づきやがって」「この前まで可愛かったのに、10歳にもなると口答えするようになって……」なんて言葉を聞いたりもするけれども、
「口答えする」って発想……。それってつまりは「こどもは親の言うことを聞いて当然」という大前提があるということ ですよね?!
人の数だけ価値観はあるのだから「同じ」ではなく「違う」が当然なのに、
支配するか、服従するか、その2択しか知らないで(身につかないで)育てられてきた親は、「違う」を受け入れることに困難を生じます。
だからおとなになっても、親の意見を確認したり、「良い」って言ってもらえないと実行に移せなくなっちゃう人がいる。
なんでか?
口答えするな! と言われてきたから。
勝手に振る舞ったらいけないと怒られてきたから。
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こどものころ、こっち(こども)の「意見」の背景を想像してみるとか、話し合うとかはなく、命令に従うか従わないか、それしかない選択は「暴力」でしかなく嫌でした。
反抗期の中学生の子どもとの接し方
上記の25個の言葉は、その場に居合わせた中学生4人の「親に言われてイヤな言葉」なわけだけど、
この25個の言葉や、青色で書いた言葉たちは、まるごと「こどもに言ってはいけない言葉」です。
こどもを否定し、こどもの心や能力を蝕んでいきます。
「口答えするな」にしたって、それは「言うことききなさい」ってことで、自分で考えることができないおとな を育てます。
「◯◯してはいけない」は、自分がOKとする枠を超えられない恐怖心の強い親が言うよね。
この実行するなってメッセージを浴びまくれば、自分で決断を下せないおとな になっていきます。
こうして、自分を頼れない人(親)が、自分を頼れない人を育て(自分)、自分を頼れない人を育てていく(子)…… 悪循環。
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おとなになる準備をしている思春期のこどもたちが、親から肯定されて、
どんなときだって、どんなことだって、自分を肯定してくれるその親が、毎日楽しそうに生活しているのであれば、
その姿をみるこどもは「大人になること」に魅力を感じ、幸福な人になることができる。
親だからちゃんとしなきゃ! という考えは捨ててしまおう。
悪循環から脱けだそう。
重い鎖をほどいたら軽くなる。
なめられていこう!
そしたら親と子のあいだに、笑顔がもどる。
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