【7メートルの冒険】愛情は合理主義からは出てこない。親の子への愛情と子の親への信頼

am3こんにちは、

AI-am(アイアム)
よっぴー です。

 

ねこの吾輩が、

だいじょうぶ? だいじょうぶ? と言って、まりんに確認を取りながら、はじめての体験を冒険していく。

その姿はにんげんのこどもとおなじで、

愛情と信頼ってやつを見させてもらった話。

 

吾輩に会いたくて「カシャカシャびょんびょん」で誘う恭子さん

ねこ好きの恭子さん(デモクラティックスクールまんじぇのスタッフ)が遊びにきたときのこと。

わが家の吾輩さん(ねこ)は、来客があるとリビングから姿を消し、奥の部屋にこもる。

吾輩さんになんとしても会いたい恭子さんは、吾輩の大好きなおもちゃ、「カシャカシャびょんびょん」で誘いだすのであった。

ねこのおもちゃ、「カシャカシャびょんびょん」(こういうの↓)
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恭子さんが誘う「カシャカシャびょんびょん」に無関心ではおれない吾輩が、奥の部屋から顔を見せた。

恭子さんはよろこぶ。

こうなればもっと近くに来て欲しくなるのは、ねこ好きの性。恭子さんはさらに「カシャカシャびょんびょん」をカシャカシャする。

 

奥の部屋とリビングは、7メートルほどのろうかでつながり、

そのまんなかあたりに、まりんさんが座っている。(よっぴーはリビングにいて、吾輩から見ると恭子さんの向こうに座っている)

 

やがて吾輩さんは、まりんさんが座り込んでいる位置を超え、

「カシャカシャびょんびょん」をカシャカシャする恭子さんのほうに近づいて来た。

以下は、そこからの話です。

 

何十回とためらいながら、それでも好奇心に従いながら

吾輩さんは、恭子さんのほうに近づこうかどうしようか躊躇うごとに、うしろを振り向き、まりんさんに尋ねる。

 

[voice icon=”https://ai-am.net/wp-content/uploads/2019/05/108DD993-CDCD-4484-AC42-CC917CE6B2CF-e1556798094489.jpeg” name=”吾輩” type=”l”]行っても だいじょうぶニャ〜?[/voice]

 

まりんさんはこたえる。

 

[voice icon=”https://ai-am.net/wp-content/uploads/2019/05/B2CC8D34-FA7A-4100-8229-E28E83D28EDE.jpeg” name=”まりん” type=”l”]うん。だいじょうぶだよ〜[/voice]

 

吾輩は、小さな、小さな、一歩を出す。

そしてまた振り向いて、まりんさんに確かめる。

 

[voice icon=”https://ai-am.net/wp-content/uploads/2019/05/108DD993-CDCD-4484-AC42-CC917CE6B2CF-e1556798094489.jpeg” name=”吾輩” type=”l”]こんども だいじょうぶニャ〜?[/voice]

 

まりんさんはこたえる。

 

[voice icon=”https://ai-am.net/wp-content/uploads/2019/05/B2CC8D34-FA7A-4100-8229-E28E83D28EDE.jpeg” name=”まりん” type=”l”]うん。だいじょうぶだよ〜[/voice]

 

一歩すすむごとに振り返っては、まりんさんを見る。

 

※このときに気づいたんだけど、
吾輩さんは、まりんさんが座り込んでいる位置よりまだ向こうにいたときは、まりんさんが吾輩さんのほうに振り向き、吾輩さんを見ていたのだった。

 

ゆっくり、

ゆっくり、

ほんとゆっくり、

何十回とためらいながら、

それでも好奇心に従いながら、

一歩ずつ、確実に、「カシャカシャびょんびょん」をカシャカシャする恭子さんのほうに近づいて来た。

 

繰り返されるこの光景を見ていて思ったんです。

ねこもにんげんも同じなんだなあって。

 

「安心」をもらう。

こういう光景って、こどもによく見ますよね。

特に4歳前のこども はそうだけど、

毎日が新しくて、一つひとつが未知なる初めてのことの連続なんだもん。何事についても自信をもっていません。

自信をもっていないから、こどもは、常に親の承認というか、保護というか、ともかく親の顔色を頼りに行動しています。

 

自分のすることがだいじょうぶなことだったら、親は 無償の愛のまなざし で見守ってくれる。

 

自分のすることがいけないことだったら、親は「いけませんよ」とか言ってくれる。

 

わたしたちが外や人、車などを怖がらないで、スーパーまで歩いて行けるのだって、この経験を繰り返して「安心」をもらってきたから。

安心があって、経験して、自信をつけてきた。

 

そうやってわたしたちは親の信頼を深めてきた。

(親が子を信頼することと、子が親を信頼することは、まったく内容はちがいます)

 

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「話し合い」「ヨコの関係」「愛する」が映像で学べるようになりました。

https://ai-am.net/vol1-3release[/box]

 

愛情はどこからくるのか

吾輩さんの7メートルの冒険。こんなときに、

「ほら、いきなさい」とか、

「こわくないよ」」とか言うおとながいる。

 

こわくないかどうかは、本人が確かめていくことなのに、経験を奪います。

経験を奪い、指示を与えます。

で、与えた指示に従わなかったら怒るんです。

 

ヘンだよね。

つか、とっても怖いことをしてるな、ってあらためておもった。

 

 

こどもの愛情を教育によって育てることができるかどうかは、教育とは何とおもうか、の問いに落ちるんだろうけど、

ともかく人格の主要な骨組となる愛情は、家庭においてつくられると思っているんですね、わたしは。

じゃあ、どのようにして、こどもの愛情が発展するのか。

その問いを、まりんさんと吾輩さんと恭子さんを見ていて、教えてもらえた今回でした。(ありがとう)

 

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