こんにちは、
AI-am(アイアム)の
よっぴー です。
映画『新聞記者』を観てきました。
おもしろかったー。
もくじ
「官邸権力と報道メディアの現在」
森友・加計学園の公文書改ざん、準強姦容疑で不起訴処分など、安倍政権下の現実を背景に、官邸権力の横暴と報道の自由の侵害。
東京新聞記者・望月衣塑子のベストセラー『新聞記者』を“原案”に、
政権がひた隠そうとする権力中枢の闇に、一人の新聞記者を通して報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける衝撃作『新聞記者』。
官僚に与えられた任務は、現政権に不都合なニュースのコントロール。
「このままでいいんですか、私たち」
劇場情報
>>> https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=shimbunkishaa&d=20190713#date
『新聞記者』ストーリー
都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。
日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。
一方、内閣情報調査室官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。
「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。
愛する妻の出産が迫ったある日、彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。
真実に迫ろうともがく若き新聞記者。
「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。
二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる!
現在進行形のさまざまな問題をダイレクトに射抜く、これまでの日本映画にない新たな社会派エンタテインメント!
あなたは、この映画を、信じられるか──?
引用:『新聞記者』公式サイト
『新聞記者』スタッフ / キャスト
監督:藤井道人
脚本:詩森ろば、高石明彦、藤井道人
原案:望月衣塑子「 新聞記者 」(角川新書刊)、河村光庸
出演:シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、長田成哉、宮野陽名、高橋努、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司ほか
『新聞記者』公式サイト >>> https://shimbunkisha.jp
『新聞記者』を観ておもうこと、考えること
内閣情報調査室っていうのは実際に存在する組織で、内閣が直接管轄しています。
この映画は、「正義」が勝つわけではなく、現実という「恐怖」を見ます。
たとえば、ニュースや情報が、「国」という「組織」が不利にならないように加工され、調整済みのものが、何重ものフィルターを通って届けられていることは、いま多くの市民が知るところだとおもいます
しかしながら、どう加工されるのか、どう調整されていくのか、、、そのやり方や場面を見ることなんてできないじゃないですか。
もちろんね、映画で描かれていることはどこまでが事実かはわかりません。
けれど、事実は映画以上にひどいかもしれません。
内閣情報調査室に巣食う人物が国政を私物化する今の政治、今の社会を、作品はリアルに描いていて、背筋が凍りっぱなしだったんだけど、
なかでも、
映画の中で、伊藤詩織さんをモデルとした人物への批判の投稿が、内閣情報調査室(略称は内調(ないちょう)の数十台ものパソコンから一斉に送られる、という場面や、
反政府デモに参加した一般人が載る新聞を手にして先頭の3人を丸で囲み、「調べろ」と部下に指示。指示された部下(松坂桃李)が「一般人ですよ」と返すと、室長(田中哲司)は「犯罪予備軍だ」と吐き捨てる場面は、とくにこわかったです。
秘密保護法や共謀罪を強行採決した安倍政権の極悪さを改めてかんじました。
非常に理不尽な状況に立たされたときに、「あなたなら、どうしますか?」という問いを提示してくるんですね、この映画は。
大きな組織のなかで、どう自分の人生を選択してゆくべきなのか。
私たちがニュースで見て、聞いていることは、すべて「国」という「組織」が不利にならないように調整済みのもので、真実でないことを痛感させられました。
国家という「組織」の恐ろしさがわかりやすく描かれていて、正義を貫くことの難しさを痛感しました。
と、
家族を大切にする、とはどういうことか。あらためて自分の考えや価値観を確かめてみたりしもしました。
『新聞記者』Twitterへの感想投稿より
『新聞記者』では、映画の感想をTwitterで投稿すると抽選で豪華賞品が当たるキャンペーンを実施されています。
詳細は、 公式サイトのこちら に掲載されています。
以下、抜粋です。
#新聞記者みた 初日には行けなかったけど今日やっと。凄かった。リアルの怖さというか。世の中の見方も、ニュースの見方もこれから全部変わってしまいそうな、それくらい凄く響いた。OAUの歌詞和訳されててずっと見てたんだけどそこでも泣く始末。皆さんのツイート見てたけど、本当に衝撃作だ。。
— くみすけ (@TRMS17_K) 2019年7月1日
#新聞記者みた
社会派映画としては名作になるんでは??言論の自由といいながらもその言論に殺されかねない怖さ、鳥肌モノでした。「知らない」という事より「知ろうとしない」事がどんなに無責任か。政治に興味がない私でもグサグサ胸に刺さる映画でした。ぜひ映画館で観て!!最後主題歌まで聞いて!— ばばーしゃ (@vavaasyagaming) 2019年7月1日
#新聞記者みた #新聞記者
人として本来的に持っている 正義や良心、大切なもの をねじ曲げ壊そうとする得体の知れない「何か」に対する怒り、恐怖、虚しさなどいろいろなものが交錯する中、本当の結末はこの国に生きるわれわれひとりひとりの生き様にあるとこの映画は教えてくれる。 pic.twitter.com/beESga6Cme— 柏尾川容堂 (@KASHIOGAWA_Yodo) 2019年7月2日
いよいよ邦画2.0の時代へ-日本人が避け続けてきた題材に真正面から向き合った渾身の力作。これは政権批判映画ではなく、政治に対して無関心を装う国民に警鐘を鳴らす社会派作品。後に邦画が「新聞記者以前」「新聞記者以後」と分類される時代が来るかもしれない。それほどの衝撃的作品。 pic.twitter.com/Bl2Sqnn0qr
— シネマン(映画好き) (@cineman_0727) 2019年7月2日
いま、私達はこのことを知らなければならない。
観る前と後では、人生観が変わらざるを得ないのではないか。#新聞記者 #新聞記者見た #新聞記者みた pic.twitter.com/UEjlrLBP9p— trivase (@trivase) 2019年7月3日
#新聞記者見た フィクションなのに自分が身近に感じた恐怖は、実際に起こっているんじゃないかという疑念からだと思う。それがこの映画が存在する理由だろう。官僚とジャーナリストへの明確なメッセージは、日本の未来のために真摯に受け止めて欲しい。そしてエンディングの後のストーリーは国民次第。 pic.twitter.com/ugoZeTZpMY
— Isao Ninomiya (@nino) 2019年7月3日
映画はたいてい三幕構成で、1幕目で設定が示され、2幕目で主人公が自分がすべきことに目覚め、3幕目は行動、決戦、結末になる。映画『新聞記者』を観てスッキリしなかったのは3幕目が無かったからだ。でも、今は3幕目を作るのは我々なのだと思う。とりあえず7月21日の選挙だ。 pic.twitter.com/Sfy8piKxTs
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2019年7月4日
映画「新聞記者」を見た。みんな終わっても咳ひとつせず、最後の字幕に見いっていた。そしてほとんどしゃべらず館を後にしていた。リアル❗よくこんな映画作っなと思う。日本映画が最も苦手な社会派映画。なかなかこんな映画お目にかからなかった。マスコミがへなちょこになったいま見る価値大いにあり
— 佐藤明吉 (@KbNtiV6gbW4wm9A) 2019年7月4日
#新聞記者みた
高校生である今見れてよかった。 心から大勢の人に見て欲しい。— む。 (@kawaritainodesu) 2019年7月6日
先日仕事終わりに #新聞記者みた 。観た感想は、20代会社員女性としては「 #参院選 本当にきちんと考えて投票しよう」で、記者としては「しっかりとした記事を書かねば…!」
元新聞記者としては、特ダネのゲラがあがった時の吉岡さんの緊張と安堵の表情、印刷所で刷られて配達される場面にグッときた
— 冨田すみれ子@BuzzFeed Japan (@rekopekopako) 2019年7月7日
普段はマーベル大好き小5息子も、十分理解できた様子。寝る前にラストシーンが気になってたようで語り合う。邦画は基本観ない邦画アレルギーの夫も手に汗握って鑑賞。この映画が製作され上映できたことがせめてもの救い。イオンさんにも感謝。俳優の皆さまもリスペクト。絶対観るべし!#新聞記者みた
— 大島花子🍎 (@hanakooshima) 2019年7月7日
#新聞記者みた
ドキュメンタリーとしか思えません。
いろいろな場所で、口外できない不条理を抱えたまま、
魂を押しつぶされ、心を切り刻んでいるひとたちに観てほしい。どちら側で生きるのか、困難な壁が立ちはだかりますが、澄んだ瞳の幼いひとたちの未来のために、一歩前へ進んでほしいです。 pic.twitter.com/0sl6y7u9O0— さざなみ古書店 店主 (@nami_biwako) 2019年7月8日
ほぼ満席。ああいうラストにするしかないよなぁと思った。
1つの作品として、その中で完結してるんじゃなくて、現実とセットになってる感じ。現政権だからこそな映画なんじゃないかな。あと松坂桃李さんの演技めちゃくちゃ良いです。 #新聞記者 #新聞記者みた pic.twitter.com/1mpW7ONSJm
— 和葉 (@kazuha828) 2019年7月10日
@iwakamiyasumi 公式サイトへのサイバー攻撃に、プロモーション拒否。テレビが不自然なくらい『新聞記者』のことを紹介しようとしなかったのは、同作が安倍政権の不正を描く映画だったから…(LITERA)https://t.co/9W0nhQgCrL
— S・TAKASHIMA (@1691S) 2019年7月10日
さいごに
テレビやメディアは、映画『新聞記者』を取り上げません。
興行成績があがっているにも関わらず、終了する映画館が相次いでいるとのことで(このこと自体おかしいよね)、平日だというのに立ち見の方もたくさんいらっしゃいました。
“安倍政権の闇” とでも題したくなるほどの現政権の疑惑を網羅した内容で、よく撮ってくれたなっておもいます。
でもって参院選前の公開にこぎつけてくれたことに、ただただ感謝しかないです。
この映画を観た人は多かれ少なかれ、ニュースの見方が変わるんじゃないかな、とおもいます。
そして、「疑う」ことをしていくようになれるんじゃないかな、とおもいます。
一人でも多くの方がこの映画を観てくれますように。
今日の本
新聞記者/望月衣塑子
官房長官会見に彗星のごとく現れ、次々と質問を繰り出す著者。脚光を浴び、声援を受ける一方で、心ないバッシングや脅迫、圧力を一身に受けてきた。演劇に夢中だった幼少期、矜持ある先輩記者の教え、スクープの連発、そして母との突然の別れ…。歩みをひもときながら、劇的に変わった日々、そして記者としての思いを明かす。第23回 平和・協同ジャーナリスト基金賞 奨励賞受賞!!
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