こんにちは、
AI-am(アイアム)の
よっぴー です。
● サドベリースクール/デモクラティックスクールはどうやれば、サドベリースクール/デモクラティックスクールになるか?
● デモクラティックスクール・ネット正会員のスクールと、そうではないスクールの違いはあるのか?
というご質問をいただきました。
フリースクールの作り方 につづき、
今回は、サドベリースクール/デモクラティックスクールの作り方と、作れない理由について書きました。
もくじ
- 1 質問Q.A
- 2 日本家庭とジョージア家庭
- 3 おなじひとつのはたらき
- 4 デモクラティックスクール・ネット正会員のスクール
- 4.0.0.1 ● デモクラティックスクールさいたま あみゅーず(埼玉県さいたま市)
- 4.0.0.2 ●東京サドベリースクール(東京都世田谷区)
- 4.0.0.3 ●湘南サドベリースクール (神奈川県茅ヶ崎市)
- 4.0.0.4 ●八ヶ岳サドベリースクール (山梨県北杜市)
- 4.0.0.5 ●三河サドベリースクール・シードーム(愛知県岡崎市)
- 4.0.0.6 ●デモクラティックスクールまんじぇ(愛知県一宮市)
- 4.0.0.7 ●西宮サドベリースクール(兵庫県西宮市)
- 4.0.0.8 ●デモクラティックスクール まっくろくろすけ(兵庫県市川町)
- 4.0.0.9 ●新田サドベリースクール(鳥取県智頭町)
- 4.0.0.10 ●宮崎デモクラティックスクール にじのりずむ(宮崎県)
- 5 デモクラティックスクール・ネット
- 6 認識
- 7 今日の本
質問Q.A
Q. どうすれば、サドベリースクール/デモクラティックスクールになるか?
A. デモクラティックスクールまっくろくろすけ や、西宮サドベリースクール など、学校運営を民主的に行っているサドベリースクール/デモクラティックスクールから、学校運営を民主的に行うことが身についている子ども数名とスタッフをひきぬくことができれば、サドベリースクール/デモクラティックスクールになると思います。
Q. デモクラティックスクール・ネット正会員のスクールと、そうではないスクールの違いはあるのでしょうか。
A. はい。違いはあります。
デモクラティックスクール・ネットに加入しているスクールか、加入していないスクールか、の違いで、デモクラティックスクール・ネット正会員のスクールは、学校運営を民主的に行っているスクールです。
日本家庭とジョージア家庭
どうすれば、サドベリースクール/デモクラティックスクールになるか? という質問に対して、
学校運営を民主的に行うことが身についている子ども数名とスタッフをひきぬけばいい、だなんて、なんだかこたえになっていない返答のようですが、これ、まじめです。
仮に、
[box class=”glay_box” title=””]あなた自らがスタッフとなって、自分ちの子ども2人と、Aさんちの子ども1人と、Bさんちの子ども1人とで、サドベリースクール/デモクラティックスクールを作りたいとおもって、やりだしたとしたら。。。[/box]
スタッフを勤めるあなたが、学校をスタッフと子どもで直接民主主義で運営する学校・サドベリースクール/デモクラティックスクールで育ってきていて、かつ、
子育てにおいても、「家庭でサドベリー」の環境であったのなら、サドベリースクール/デモクラティックスクールを “作りたいとおもって” だなんておもわなくても、サドベリースクール/デモクラティックスクールになると思います。
どういうことかというとね、たとえばね、
みなさんもいっしょだと思うのですが、
(わたしは、極々ふつうの日本の家庭で育ってきた日本人で)日本の文化を取り入れた家庭を作りたいとおもって作ったのではないのに、自然と極々ふつうの日本家庭になってるんですよね。
だけど、もしいま、「 ジョージア国の家庭っていいんだってー。この前テレビで見たの〜」。
「ジョージア国の家庭をわが家でも作りたいわー」ってなったら?
ジョージア国のご家族さん、10組ぐらい、わが家に来てもらって、
わが家の家族全員が、どっぷりと「ジョージア国」が肌に染み込むまで共に生活してもらえないと、ジョージア国の家庭は作れない(もしくは家族全員で行くか)。
ジョージア国の家庭のことが書かれた 1、2冊の本を読んだり、、、
3泊4日ほどジョージア国に行ってホームステイしてみたり、、、
それ程度では、知らなかった → 知った ぐらいのことであって、「わが家はジョージア国の家庭です」とはならないじゃないですかー。
そんなじゃ、まるで、似せてつくった「もどき」です。
おなじひとつのはたらき
似せてつくった「もどき」の、サドベリースクール/デモクラティックスクールは多いです。
※ 本質のことをいっているのであって、「もどき」と未熟はちがいます。ジョージア国のご家族さん、10組ぐらいと住み始めてまだ1年ぐらいのところは1年生なだけであって、「もどき」ではありません。
だけど、これね、「もどき」だから、「もどき」になるだけで、
名称から、サドベリースクール/デモクラティックスクールを取っ払えば、「もどき」じゃなくなりますよね?
名称から、サドベリースクール/デモクラティックスクールを取っ払った「もどき」じゃないそのスクールは、多様な学びの場のひとつです。
等しく貴重な存在です。
それなのになんで、名称に、サドベリースクール/デモクラティックスクールを付けちゃうんだろうね?
・・・ってね、話がふくらんでしまうので、またこんど^^
デモクラティックスクール・ネット正会員のスクール
2018年9月現在、デモクラティックスクール・ネット正会員のスクールは、以下の10校です。
● デモクラティックスクールさいたま あみゅーず(埼玉県さいたま市)
●東京サドベリースクール(東京都世田谷区)
●湘南サドベリースクール (神奈川県茅ヶ崎市)
●八ヶ岳サドベリースクール (山梨県北杜市)
●三河サドベリースクール・シードーム(愛知県岡崎市)
●デモクラティックスクールまんじぇ(愛知県一宮市)
●西宮サドベリースクール(兵庫県西宮市)
●デモクラティックスクール まっくろくろすけ(兵庫県市川町)
●新田サドベリースクール(鳥取県智頭町)
●宮崎デモクラティックスクール にじのりずむ(宮崎県)
>>> 日本のサドベリースクール・デモクラティックスクール一覧
↑↑ デモクラティックスクール・ネット正会員の各スクール、及び、スクールの名称に「サドベリースクール」または「デモクラティックスクール」と付けられている全国のスクールを紹介しています。
デモクラティックスクール・ネット
活動目的
デモクラティックスクールを選択した子どもたちや、これから選択する子どもたちのために寄与すること、学校環境のさらなる充実にむけての活動、デモクラティックスクールの普及のための情報発信を目的としています。
※ 「デモクラティックスクール・ネットのご案内」のチラシより
活動内容
(1)デモクラティックスクールの普及活動、総合情報サイトの運営、デモクラティックスクールの紹介、リーフレットの作成、デモクラティックスクール普及のためにイベント開催など
(2)会員同士の交流・支援活動、メーリングリストの運営、準備グループの支援、スタッフ研修、及び、交流会の実施など
(3)デモクラティックスクールに関する資料の管理、サドベリーバレースクールの資料の翻訳、各地の資料の収集など
(4)その他目的を達成するために必要な事業
※ 「デモクラティックスクール・ネットのご案内」のチラシより
>>> デモクラティックスクール総合情報サイト
正会員の加入団体に求める条件
以下の3つの質問に答え、正会員の承認を得ます。
- 学びのありかたをどう考えているのか? どうスクールでしていくのか?
- 問題解決をどう考えているのか? どうスクールで(だれが?どのように?)していくのか?
- 学校運営をどう考えているのか? どうスクール(だれが?どのように?)でしていくのか?
承認後の正会員の条件は以下です。
- デモクラティックスクール・サドベリースクールとして正式開校しているスクール(年間150日以上)
- 2家族以上の生徒と1名以上のスタッフがいること。
- 生徒が、学びについて自己決定していること。学校側が一方的に設定するカリキュラム・行事がない こと。
- 生徒・スタッフが対等で民主的に、日常の学校運営や問題解決等を行っていること。
- 生徒・スタッフ・保護者で民主的に、年間予算・学費・人事等を決めていること。
- すでに正会員のスクールを1校以上訪問の上、紹介してもらえていること。
- 上記条件を満たしたうえで、加入前にデモクラ会議に出席し、現正会員との話し合いを経て、会議で 承認されること。
※ 会員になった後でも、会の主旨とずれる運営になった場合、参加資格がなくなることもあります。
認識
まりんさんがデモクラティックスクールに行ってたころ、
たとえば、お昼にコンビニで、、、
公園で、、、
USJで、、、
よく聞かれたんですね。「あれ? 平日なのに学校は?」って。
サドベリースクール/デモクラティックスクールは学校です。
子どもが学校に行かなくなったから、行く… という不登校支援のフリースクールとは違います。
だから、「ああ、行ってないねん」ではなく、、、
まりんさんはこたえます。「え? いま学校ちゅう〜〜〜」。
今日の本
自分を生きる学校―いま芽吹く日本のデモクラティック・スクール
「時間割なし」「テストなし」「子ども達による学校運営」を行っている学校「デモクラティック・スクール」の紹介。子ども・スタッフ・親の立場からの文章をまとめた。