沖縄の自家製天然酵母パン屋さん宗像堂が本になった!『酵母パン 宗像堂:丹精込めたパン作り 日々の歩み方』

 

am3こんにちは、AI-am(アイアム)の吉田 晃子です。

友人の宗像誉支夫さん・みかさんご夫婦が営なまれている 宗像堂 が本になりました!

小学館より出版されたもので、『酵母パン 宗像堂:丹精込めたパン作り 日々の歩み方』/写真 伊藤徹也 文 村岡俊也

 

表紙をめくり、伊藤徹也さんの写真を読み、12ページまですすんだとき、そこにあった「はじめに」の一行目を読んだ瞬間、予感がした。この本、ヤバいぞって。

泣いてしまうパン屋さんの本

案の定でした。

言葉には、嗅覚や触覚、温覚といったものが働くじゃないですか。

12ページめから村岡俊也さんの文がはじまるんですね。

で、次の項目「宗像堂ができるまで。」の読みものがつづくなか、

それはとても生意気なことだけど、22ページに載る宗像さんの言葉に自分が重なり、涙がぼろぼろとこぼれてしまいました。

 

本気になった瞬間。

それまで追究してこられた宗像誉支夫独自のテーマが幾層にも重なり、

いま、また、新しいことに挑もうとされるそのひたむきさに、胸が熱くなったのでした。

 

高尚な子育て本

宗像堂さんが大切にされているもの。パンの持つエネルギー

私事になりますが、はじめて宗像堂の石窯に手のひらを当てたとき、「母」を感じました(わたしの母というのではなく)。「子宮みたい」って。

子宮(石窯)は、愛(熱)という生命エネルギーを、子どもになる前の子ども(生地)へおくります。

蓄えたいのちが、子どもになる前の子ども(生地)に伝わりきったとき、子ども(パン)という、新しいいのちに生まれ変わる。

生まれてきたパン達は、人の生命をそっと支える。

 

天然酵母でパンをつくるのと、子育てはおなじなんですね。

32ページなんて、もうまさに、です。

『酵母パン 宗像堂』。この本は、子育ての本です。わたしには子育ての本に映ったのでした。

 

サドベリー精神

そんなことをおもって、10、11ページの写真をまたみると、「いのち」があるのです。

小躍りしている、それぞれの いのち。

そこには自由がある。

28ページにそのことが書かれています(あと123ページにも)。

 

人間性の本質を生きられている。

だから生来の好奇心に衝き動かされる関心に、すごい集中力で追究され、途方もないパワーで我がものにされていきます。

どこまでも、どこまでも、謙虚に。

 

4人の対談者

『酵母パン 宗像堂』の項目に「言葉を、重ねる。」があり、ここでは4人の方との対談が載っています。

  • 大嶺實清(おおみねじっせい)さん/陶芸家

沖縄の記憶と共に歩み、豊かさを作り出すこと。

引用:『酵母パン 宗像堂:丹精込めたパン作り 日々の歩み方』

 

  • 当真嗣平(とうまつぐひら)さん/農家

“気持ちいい” を指針とした農業が人を司る腸に届くまで。

引用:『酵母パン 宗像堂:丹精込めたパン作り 日々の歩み方』

 

  • 甲本ヒロトさん/ザ・クロマニヨンズ

いつか土に還るまで、初期衝動に突き動かされる。

引用:『酵母パン 宗像堂:丹精込めたパン作り 日々の歩み方』

 

  • 皆川明さん/<mina perhonen>デザイナー

貨幣に置き換えられる価値ではなく、背景に横たわる物語を見つめて。

引用:『酵母パン 宗像堂:丹精込めたパン作り 日々の歩み方』

 

感動の波紋

この「言葉を、重ねる。」の章が、これまたいいのです。

わたしもやろう!! という力強い気持ちが湧いてくるんです。

自分が気持ちいいと思うこと、おもしろいと思うことを。

自分を掘り進めながら。ゴールや目的地はない、

未来の広がりを想像しながら。

 

感動の波紋。これは甲本ヒロトさんが話された言葉。

波紋…… 、どんとさんもいるから5人だな、なんておもいながら、ボ・ガンボスを流しながら読みすすめました(食パンの型のこと知らなかった)。

 

『酵母パン 宗像堂』の目次

『酵母パン 宗像堂:丹精込めたパン作り 日々の歩み方』/写真 伊藤徹也 文 村岡俊也
目次
『酵母パン 宗像堂』の目次

 

宗像堂のレシピ

宗像堂のレシピが、カラーで、どどーんと掲載されています! なんたる贅沢! なんたる太っ腹! ですよ、ほんと。

パンつくりが好きな方には、たまりません。

角食のレシピがとても丁寧で、そのほかにもたくさんのパンたちのレシピが、カラー写真付きで書かれています。

酵母の起こし方、増やし方も載っています。

あと、パンに合うスープのレシピまで紹介されています。

 

宗像堂のパン

宗像堂のパン、全部、紹介されています。

全種類を見てたら、読んでたら、幸福感に包まれます 食べたくなっちゃいます!

 

宗像堂さんは、沖縄県宜野湾市にある自家製天然酵母パン屋さん。

[aside type=”boader”]住所 : 沖縄県宜野湾市嘉数1-20-2
営業時間 : 10:00~18:00
定休日 : 水曜日
T / F : 098-898-1529
M : enjoy@munakatado.com[/aside]

 

食べてみたいけど遠くて買いに行けないって方も大丈夫!

パンの詰め合わせを全国に販売してくれます。詳細 >>> オンラインショップ

 

宗像堂さんのパンが大好きなわが家もお願いしています!

こんなかんじで送られてきますー
クール宅急便で送られてきますー

 

箱をあけたところ。
箱をあけたところ。

 

紙袋の下には、説明書が入ってます。
紙袋の下には、説明書が入ってます。

 

宗像堂のカタログと、宗像堂のパンたち。ひとつずつ袋に入ってます。
宗像堂のカタログと、宗像堂のパンたち。ひとつずつ袋に入ってます。

 

今日の本

『酵母パン 宗像堂:丹精込めたパン作り 日々の歩み方』/写真 伊藤徹也 文 村岡俊也

ページを開くたび満たされる幸福を生むパン。沖縄にある「酵母パン 宗像堂」。ファン層はいわゆる意識の高い女性にとどまらず、陶芸家、ファッションデザイナー、ミュージシャン・・・・・・と、幅広い層に人気なのが特徴です。
そしてなんと、宗像堂のパンが作れるレシピ本邦初公開! 角食、バケットをはじめ宗像堂の代表的なパンのレシピを紹介しています。
沖縄の陶芸家・大嶺實清さん、農家の当間嗣平さん、人気バンド「ザ・クロマニオンズ」の甲本ヒロトさん、人気ファッションブランド「mina perhonen」デザイナー・皆川明さんとの対談は必読!

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