書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」レビュー紹介 ⑤

処女出版/『小さな天才の育て方・育ち方 小・中・高に通わず大学へ行った話』

小さな天才の育て方・育ち方-小・中・高に通わず大学へ行った話』の発売から約1ヶ月がたちました!

amazonレビューのほか、「本が好き!」(http://www.honzuki.jp)という書評サイトでもレビューを書いていただいたので、ご紹介します。

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小・中・高に行かなかった子どもが、ある日突然大学に行きたいと思い立ち勉強を始めて大学に入学! しかし本書は勉強法の本ではない。「学校」なんて行かなくても良い、という超アナーキーな一冊だ。貴方はどう読む?

A「さて、今回紹介するのは吉田晃子・星山海琳さんの『小さな天才の育て方・育ち方』という本です。海琳さんは『まりん』さんと呼ぶそうなので、今後ややこしくなるのでまりんさんとお呼びします」

B「お二方は親子なんですね。母親と娘」

A「そのタイトルが示す通り、まりんさんは小・中・高に文字通り行かなかった人です。滅多なことがなければ出席しなかったという。おれ、知らなかったんだけれど小学校や中学校って最低の出席日数をクリアしてないと卒業出来ないんじゃないかと思ってたけれど……」

B「そうではなかったようなんですね。不思議なんですけれど、プールの授業なんかは泳ぎたいから出席したけれど、それ以外は文字通り全く出席されなかったそうです」

A「その理由がクールなんだよね。何故決まった時間に決まったカリキュラムをこなさないといけないのか。何故やりたいことをやりたいように勉強することが許されないで詰め込み教育を行われなければならなかったのか。それが分からない。だから学校には行かないで、大阪にあったデモクラティックスクールに通って、文字通りやりたいことをずっとやっていたそうです」

B「だから、数学なんて大学を受験したいと思った時点で算数の九九が出来なかったという。英語もbe動詞が分からなかったんだから、そこから大学に進学したという。もちろんそこに至るためには努力が必要なんですけれど……」

A「その『大学に行った』理由もまたクールで、『行きたくなったから』(笑) 本当にやりたいことしかやらなかった人なんですよね。まりんさんって」

B「この本って、もしかすると『ビリギャル』(正式なタイトルは忘れたんですけれど)みたいなノリで読まれるんじゃないかなって思うんですよね。こんな逆境にあっても人は努力すればどうにかなる、みたいな。でも、この本は全然そういう本じゃないんですよね」

A「おれは『ビリギャル』って読んでないから、どんな本なのか分かんないのよ。で、この本を読んで思ったことは、まりんさんって頭が良いんだなあ、おれよりよっぽど(笑) こんな風に理詰めで書けるって、地頭が良くないと無理でしょう。そういう人が書いた本なんだってことを念頭に置いておく必要があるね」

B「まさに『小さな天才』ですね。悪く言えば、フツーの人がこの本を鵜呑みにして学校に行かなくなると危険なんじゃないかな、と思います」

A「過激な本なんだよね。『学校』というシステム自体をぶっ壊しかねない。おれは個人的には学校の授業っていうのはナンセンスで、子どもが自主選択出来るようにカリキュラム制にしちゃえば良いんじゃないかなって思ってるんだけど、それよりもっと過激で、人は勉強したい時に勉強したいことを勉強すれば良い。やりたい時にやりたいことをやれば良い。それでなにを困ることがある、と(笑) 流石におれもここまで書けないな」

B「で、そういうまりんさんをサポートして来た晃子さんのお話が語られます。晃子さんはまりんさんの過激さをむしろ応援しているんですよね。まりんさんがやりたいようにやれば良い、それを無理に捻じ曲げて学校というシステムに押し込むより、まりんさんの笑顔が見たい。やりたいようにやらせてあげたい、という。それこそ『親の愛』なんじゃないか、と」

A「その意味ではまりんさんの良き支援者としてサポートしてあげられたな、と。その意味で成功談として読めば面白いんだけれど、おれ、やっぱりこれを万人に薦めるのは過激過ぎると思うんだよ。学校に行かないと学べないことっていうのもあるわけで」

B「まりんさんは『学校』というシステムを廃止しろ、と仰ってるわけじゃないんですけどね。あっても良いけど、行きたい人だけ行けば良い、と」

A「でも、それはまりんさんの頭が良かったからだけなんじゃないかな、そんなに上手く行くかな……とは思ったけどね。学校に行ってクラスメイトや先生の中で揉まれて育つ社会性というのもあるわけじゃない。まりんさんは家に引きこもってたわけじゃなくてデモクラティックスクールに行ってそういうのを学んだんだろうね。それを勘違いして『学校に行かなくても良い』と引きこもっちゃう人が増えるのは問題があると思うんだよね」

B「それと、親が子どもを愛さないといけないっていうお話なんだけれど……」

A「おれは親じゃないから子どもを育てる苦しみや楽しみって知らないんだけれど、語弊があるんだけれど子どもをそこまで親は愛さないといけないのか、全てを受け容れないといけないのかなあ……という抵抗感はあるね。愛せなくても良いんじゃないか……というか、子どものやることを百パーセント認められないのは親が子どもを愛せていないからだ、という縛りに捕らわれちゃうとマズいんじゃないかなあ、とは思ったんだよね。僭越ながら」

B「そういうわけで、本書は個人的には何処かすっきりしないところのある本でした。ただ、『学校』というものが何故存在するのか、本当に学校って通わなければいけない場所なのかということを考える上では大いに刺激になるんじゃないかと思います。まりんさんの地頭の良さが生み出すすっきりしたロジックに貫かれたこの本はスラスラ読めるし、スジも通っているんです」

A「だね。あとは、まあ、それでも学校に価値があるかどうかを自分に正直になって考えてみれば良いんじゃないか、と」

B「そうですね。親御さんはお子さんを子ども扱いするのではなく、ひとりの小さな大人として認める……これ、言うのとやるのとでは大違いだと思うんでどうしても曖昧な言い方になっちゃうんですけれど、そういうことを考える上では面白いかもしれません。ただ、あくまでも特殊な例として、まりんさんのように伸び伸びやりたいことが出来ないとかそんなことで自分を責めたりしないで、等身大の自分を見つめ直すところから始めて欲しいな、と思わせられる本でした」
(レビュアー:踊る猫 さん)
http://www.honzuki.jp/book/238535/review/156316/

 

「本が好き!」レビュー紹介 ①
小学校から高校まで学校に通わず、勉強もしなかった著者が、大学に合格した方法とは? へもどる ⇒

 

 

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