こんにちは、
2020年12月19日、多様な学びプロジェクトさん主催によるオンライン講座に、ゲスト出演させていただきました。そのレポートです。
多様な学びプロジェクト代表の生駒知里さん、ありがとうございました。
この日の運営スタッフ、熊谷亜希子さん、丹野 寛恵さん、吉田直美さん、ありがとうございました。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
もくじ
多様な学びプロジェクト-とまり木
今回、ゲスト講師としてお招きを受けた「多様な学びプロジェクト」は、一条校(学校教育法第一条で定められた学校。みんなが知っている一般的な学校)以外で育つこどもたちが気軽に過ごせる場を提供したいという願いから立ち上げられた事業プロジェクト。
文部科学省が2020年10月22日に公表した、一条校を不登校している児童生徒数は18万1272人でした。
この一条校以外で学ぶおよそ18万人のこどもたちが、おうち以外で気軽に立ち寄れる場を、全国に提供されています。
街のとまり木
気軽に立ち寄れる場を、どのように全国に提供されているのか?
その方法として、
学びのプロジェクトさんに賛同する児童館や図書館などの公共施設、フリースクール、オルタナティブスクール、フリースペース、プレイパーク、美容室やコミュニティカフェ、商店街の商店、園庭開放の保育園、 無料塾等、場所を開放されているところに、↓のステッカーを貼られています。
ロゴマークのデザインは、「鳥」=こども、「木」=立ち寄れる場所をイメージしているんだって!
全国のとまり木マップ
鳥たちが羽を休めるために「とまり木」を選ぶように、こどもたちも、学べる場所、心休まる場所、居場所を選べるよう、街の「とまり木」が、いたるところにあるといいですね。
「とまり木」の数は、2020年12月現在、340箇所 と広がっています。
⭐︎場所を開放してくれている「街のとまり木」↓↓↓
※ 登録団体数:340団体(2020年12月25日現在)
※ 開催日時などは各リンク先を確認してください
自分たちのところも「とまり木」になりたいな、と思われる方や、
スペースは持っていないけれど、個人的に応援したいな、と思われる方は、 多様な学びプロジェクトのサイト にお申し込み方法等が掲載されています。
とまり木 オンラインサロン
わが子の「不登校」を機に、多様な学びプロジェクトを立ち上げられた生駒知里さん。
こどもさんが学校に行くのをやめられた当初は、知里さんもたくさんの不安や焦りを抱えられたそうなんだけど、
こどもさんから、
不登校を問題としないたくさんのひとたちから、、
一条校以外の場から、、、
学び、いまでは、あの頃のような不安を抱えなくなったと言われます。
そうして、
今も、あの頃の自分たち親子のように不安と孤立感を抱え、ひっそりと住まう親子が日本中にいる……。
あの頃の私たちのような親子に「大丈夫だよ」という安心感を届けたい。そのためには物理的なインフラと、心理的なインフラ、両方が必要だと考えました。「全ての、学校以外で育つ子が豊かに育てる場を提供したい」それが私の基本的な願いです。
引用:多様な学びプロジェクト
このような願いから、多様な学びプロジェクトさんでは、オンラインサロンも運営されています。
「学ぶ」という意識が高い、魅力たっぷりのサロンで(よっぴーの個人的イメージな感想です)、
毎月「多様な学び」のキーパーソンをゲストに迎えて、実践的で対話的なオンライン講座も開かれています。
※オンラインサロンは、おとな向けの「とまり木 オンラインサロン」のほか、こども向けの「フリーバードキッズ オンラインサロン」もあります。
多様な学びプロジェクト
>>> https://www.tayounamanabi.com
そのオンライン講座に、よっぴーまりん、呼んでいただきました。
今回、12月のタイトルは『小・中・高に通わずに大学へ行った娘と母が伝える、子どもの能力が自然と伸びて子育てが楽になる親子のあり方』でした。
子育ちが先、子育ては後
今回は、よっぴーまりんの通常のトークライブとは異なり、多様な学びプロジェクトさんが毎月開催されているオンライン講座へのゲストだったので、
開幕から終わりの辞まで、司会、および進行役を務められる知里さんにどっぷりと甘えて、おはなしさせていただくことができました。
知里さんが講座に沿った話題をふり、それにこたえていく。
はじまりは、『不登校になって伸びた7つの能力』で詳しく書かせてもらっている、まりんの兄(息子)が不登校をした当初の、よっぴーの「不登校あるある」経験談からのスタートでした。
息子が生まれたとき、わたしとパートナーは、「この子をどうやって育てようか?」「どうやって育てたらいいのかな?」といった発想(思考)がなかったんですね。
自分(親)のしてほしいことをしたら褒め、してもらいたくないことをしたら叱る(または怒る)ってのは、暴力やん、って考えていたので、
自分(親)のしてほしいことをしてもらえるようにしつける、してもらいたくないことをしないようにしつける。。。しつけは押しつけにすぎず、そんなしつけは要らない、と思っていました(いまもそう思っている)。
ただただ、どんなひとに育っていくんだろう? どんな人生を歩みはるんやろう? と、思っていたので(これまた今もそう思っている)、
1冊目の本のタイトルじゃないけれど(『小さな天才の育て方・育ち方』)、子育てとは、子育ちのじゃまをしないことだと、そんなふうに思っていて、
日々、こどもがやりたいことをやっているとき、こども自らがやめるまで、その好奇心や探究心に水をさして抑圧させないよう、つとめてきました(たくさんのじゃまをしてしまいながら^^;)。
教育に強制(&強要)は要らないって思ってた。
だけど、なんです! あほなよっぴーは、義務教育の「義務」の意味を間違えていたがために、こどもは学校に行く義務があると思い込んでいたんです。
そんなところからの話で、講座は はじまり、
>>> 関連記事
【保存版】義務教育の意味と児童憲章「不登校」は法律違反ではなく学校に行かない子どもは義務教育に反していない
学校だけが学びの場ではない、と肌でかんじていたこと、
「不登校」を機に、そもそも学校ってなんだ? 教育ってなんだ? と、掘り下げていった話などをさせていただきました。
まりんは、家でどんなことをして過ごしていたのか?
学校の教科勉強はしなくてもだいじょうぶなのか?
大学受験のとき、なにが一番力になったか? などなどを尋ねられ、
モデレーターの知里さんとの対談形式で、話は展開していきました。
子どもの能力が自然と伸びて子育てが楽になる親子のあり方
こどもが学校に行かないのって、行かないのはこどもであって、親のことではないのに、どうして親が悩むんでしょうね。
学校にかぎらず、ほんと、親って、他者(こども)自身の問題・課題をすくいとってしまいがちなんですよね。
こどもは、「育つ力」をもっています。
こどもは、育てなくても、育ちます。
だってね、
生まれてきたときに、すべてのものを、持って生まれてきているんだから。
その子がその子として生きていくために必要なものは、すでに持っているんだから。
>>> 関連記事
・『計算が苦手な子どもは計算を必要としない職業につく!「不登校」は幸せに生きられる!』
・『子どもの学びを遮らないとはどういうことか?子どもの努力を忘れた大人にならないために』
だから、育てるものではなくって、
こどもをどうにかしなくちゃ… なんていらなくって、
草木が育っていくように、好きな飲みものでも飲みながら、育ちを楽しめばいい。
講座のテーマ、「子どもの能力が自然と伸びて、子育てが楽になる親子のあり方」。
そんなこんなのお話しをさせていただきました。
「親子」をほかの言い方にすると何?
今回のオンライン講座のお申し込み時にいただいていた事前質問で、ひとつだけ答えていないのがあったそうなので(せっかくくださったのにすみませんでした)、ここで答えさせてもらいますね。
いただいていたご質問は、
「お二人の関係は親子ですが、他の言い方をすると何になりますか?(例えば友達とか。複数でも)」
って、、、
このご質問、とんでもなく深い問いかけで(トリハダが立ちました!ありがとうございます)、このご質問をくださった方とおしゃべりしたい!
この問いだけで、一晩おしゃべりできちゃえます。
あなたとわたしは ちがう、ひととひと。
(ひとつ屋根のしたで暮らす者同士において言うなら)構成員。
(いっしょに仕事をしている仲間において言うなら)パートナー。
多様な学びプロジェクト-オンライン講座
多様な学びプロジェクトさんが毎月開催されているオンライン講座、
来月、2021年1月9日(土)は、
金メダリスト メンタルコーチ 平本あきおさんの「アドラー流 不安がなくなる『ブレない軸』で、自分と子どもを勇気づける方法」です。
自分軸に気づいて育児や活動が楽になる、
子どもや周りの人の気持ちがスルスルとわかって、自分も周りも無理しないでやりたいことが実現できる、
子どもや周りの人、自分を勇気づけできる、
そんなコーチング体験ができるオンライン講座です!
毎月々、開かれるオンライン講座。
一生、学生(がくしょう)ですね。
「学生」って、上(左)から読むと「学ぶことは生きること」と読めて、下(右)から読むと「生きることは学ぶこと」と読めるね。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
わたしたちのはなしをきいてくださり、ありがとうございました。
多様な学びプロジェクトさん、ありがとうございました。
知里さん、亜希子さん、寛恵さん、直美さん、ありがとうございました。