こんにちは、
AI-am(アイアム)の
よっぴー (吉田晃子)です。
高校生以来37年ぶりに『3年B組金八先生』を観ました。
高校生のころ嫌いだった金八先生は、おとなになった今も嫌いなままでした。
なんで、金八先生が嫌いなのか?
金八先生
TV『3年B組金八先生』の金八先生がきらいでした。
『3年B組金八先生』の第1シリーズ(1979年-1980年)が放送されたとき わたしは高校3年だったんですね。
なんかの拍子に親戚のおばちゃんに「金八、大っきらい!」って言ったら、
「あきこちゃん(わたし吉田)はまだ子どもやから、あの先生のよさがわからんねん。
あんなえー先生はおらんで。
まぁ、あきこちゃんも大人になったらわかるわ」
と言われた、、、。そんなことがありました。
月日が流れ、不登校やフリースクールのことも描かれた第5シリーズ(1999年-2000年)を観る機会がありました。
あきこちゃん37歳、でもまだ大人にはなれていませんでした(笑)。
やっぱりきらいだなとおもい、もし金八先生が担任だったら…。
あたしゃ2秒で不登校するね、と妙に確信したものでした。
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俳優の濱田岳さんが好きなんですね。
で、先日、濱田岳さんが第7シリーズ(2004年-2005年)に出ていたことを知り、17年ぶりに(全回観た第1シリーズからだとなんと37年ぶり!)『3年B組金八先生』を全22回観ました。
もうね、鼻水だしながら号泣して観てたんだけど、金八先生はきらいでした。
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たどり着くまで考えつづける
どうして金八先生がきらいなんだろう。
どこがきらいなんだろう。
金八先生のよさがわかる「大人」とはどんなおとななんだろう。
えー先生って、どんな先生なんだろう。
17歳のとき、いっぱいいっぱい考えたのを覚えています。
そうして、正論は人を傷つけることや、
勉強に発想が負けてはいけないことや、
きらいな人との出会いは、自身の「好き」と出逢わさせてくれるのだということ、
などなど、いっぱいいっぱい考えた分、たくさんのことをおもったものでした。
よい教師、わるい教師
二人いる子どもは 上の子 も、 下の子 も公の学校には行きませんでした。
そのため新学年となる4月。毎年、毎年、いろんなタイプの先生が「この一年担任となります◯◯です」といって家庭訪問に来られます。
家庭訪問は一度きりではなく 、頻度に来られるので、先生とお話しする機会はたくさんあります。
そこでどの先生にも尋ねてきたのが「教育に対する、先生、あなた自身の哲学をお聞かせくださいませんか?」というものでした。
「教育とはなんだろう…、親はどうあるべきだろう…、そういったことを勉強したくて今は、A.S.ニイルの『 問題の教師 』を読んでいるのですが、わたしにはわからないことばかりです。
だから先生教えてくれませんか? 先生の教育論や哲学をぜひ聞かせていただきたいです」
本の名前はその時々いろいろ。なんだっていい。
A.Sニイルのことば
もっともよい教師とは子どもと共に笑う
もっともよくない教師とは子どもを笑う
アレクサンダー・サザーランド・ニイル(Alexander Sutherland Neil,1883~1973)。
イギリスの教育者であり、「世界でいちばん自由な学校」とよばれるサマーヒル・スクール(Summerhill School)の創設者です。
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偏狭な学校教育しか受けていない人間のままで先生ですか?
20名ほどの先生とお会いしてきたなかで、即答でこたえられたのは一人でした。
この先生の考えと、わたしの想いは ほぼ真逆な価値観で、だからこそお話を聞くのがおもしろくて、よく語り合っていました。
即答ではなかったけれど、「学ぶということ」に深く関心を持たれている先生もお一人いました。
お二人に共通しているのは、視野が学校の塀のなかに限られていないことです。
自分以外の者に、「教える」を与えることはできない、と知っていることです。
それはまるで子どものままでいるのが好きなおとなです。
教育はつねに創造的なのだからと。