愛の画家マルク・シャガールの故郷ヴィテプスク(ベラルーシ)に行って『街の上で』の空を見てきた!

amam

こんにちは、AI-am(アイアム)です。

「愛の画家」として知られるマルク・シャガール(1877-1985)の絵に、

街の上で Over the City(1914 – 18年、トレチャコフ美術館蔵)という作品があります。

シャガールの故郷であるヴィテプスクVitebskの街の上を、最愛の妻ベラと一緒に飛んでいる絵。

ベラルーシ語: Ві́цебск ポーランド語: Witebsk ロシア語: Ви́тебск

 

2012年に京都文化博物館にて開催された「シャガール展2012 -愛の物語-」で、横2メートルほどのこの大作をみたときに、

空中でベラを抱きかかえ、ふたり幸福(後述)に空を飛んでいるその空を、見てみたいー! っておもいました。

ヴィテプスクの空と、眼下にひろがる町並みも見てみたい! って。

なので、行ってきましたー。

そのときの旅行記と、125枚の写真を掲載しています。

マルク・シャガールの『街の上で』の空とヴィテプスク

「愛の画家」として知られるマルク・シャガール(1877-1985)の『街の上で Over the City(1914 – 18年、トレチャコフ美術館蔵)の作品。

シャガールの故郷であるヴィテブスクの街の上を、最愛の妻ベラと一緒に飛んでいる絵。

 

この絵をみたときにね、

空中でベラを抱きかかえ、ふたり幸福(後述)に空を飛んでいるその空を、見てみたいー! っておもったんですね。

ヴィテプスクの空と、眼下にひろがる町並みも見てみたい! って。

シャガール・「街の上の恋人たち」 プリキャンバス複製画・ 【ポスター仕上げ】(8号相当サイズ)
『街の上で』

 

生まれ育ったヴィテプスクの町をシャガールは、『街の上で』のほか、『 散歩 』や『 緑色のヴァイオリン弾き Green Violinist 』などいろんな作品で描いています。

でもって、『ヴィテプスクの上で』や『ヴィテブスクの上に横たわる裸婦』、『ヴィテブスクの冬の夜』など、その多くが、雪の積もるヴィテプスクなんですよね。

なので、そんな冬(2018年12月)に行ってきましたー。

 

マルク・シャガールの故郷ヴィテプスクへの道案内

「芸術の町」ヴィテプスク。

マルク・シャガールの故郷ヴィテブスクは、首都ミンスクから北東に車で4時間ほど走ったところにあります

町は、第2次世界大戦でナチスに占領され、ユダヤ系住民は迫害されて、建物もことごとく壊滅的な被害を受けたのですが、シャガールの生家は奇跡的に残り、博物館として一般開放されています。

 

わたしたちは、ベラルーシの首都ミンスクからバスで行きました(復路は寝台列車でミンスクへ

つか、これだけのネット社会で、ミンスク⇆ヴィテプスクの行き方が、どこにも載ってなくて参りましたー。

検索を駆使して、やっとのことでキリル文字表示のサイトをまりんさんが見つけたので、バスが走っている情報を得ることができてよかったんですが、

物理的キョリを言っているんではなくて、遠い国なんだなあと実感しまくりでした。

 

旅情報になるけど、シャガールの生家や、ヴィテプスクを観光したあとは、ロシアに入りたく、

地図をみてもらうとわかるように、ヴィテプスクからロシアへは列車が走っていて、国境もすぐそこなんですね。

けれども列車、バスで、ベラルーシとロシアの国境を越えられるのは、ベラルーシ人とロシア人のみ。

外国人はNGで、ベラルーシ人・ロシア人じゃないわたしたちは、いったんミンスクに戻り、飛行機でしかロシアには入れない(ロシアからの逆ルートもおなじ)(または、ラトビアなど他の国を経由してロシアに入る)。ほんと、遠い。

 

ミンスクからヴィテプスクへのバスでの行き方は、こちらに載せています↓↓↓
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ヴィテプスクからミンスクへの列車の情報は、こちら↓↓↓
[kanren postid=”17911″]

 

ベラルーシのビザの種類・取得・申請方法は、こちら↓↓↓
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ヴィテプスク駅/バスターミナルから「シャガールの家博物館」までの道のり

ベラルーシの首都ミンスクから出たバスは、ヴィテプスク駅のやや東にあるバスターミナルに到着します。

 

ベラルーシの首都ミンスクから出る、ヴィテプスク行きのバス/ミンスクにて

 

ヴィテプスクのバスターミナル/ミンスクから乗ってきたヴィテプスク行きのバスが止まったバス停

 

ヴィテプスク鉄道駅/戦車が通れるようにかな? 道路がとにかく広い。

 

左端に見えているオレンジ色の屋根がバスターミナル。乗ってきたバスもマルシュルートカみたいなこんなの。

 

※ ロッカーはヴィテプスク駅にあります >>> 詳細 https://ai-am.net/vitebsk-bus

 

シャガールの家博物館までの道/道路を挟んでヴィテプスクのバスターミナル向かい側の街並み

 

シャガールの銅像/駅やバスターミナルから来るとこのシャガール像があり、ここを北へ350m進むと、右手にシャガールの家博物館がある。

 

シャガール像の向かいにあるシャガールの家博物館へ行く方向を示す看板/ヴィテプスクの人に聞いても、シャガールの家博物館がどこにあるか知らない人もいるそうです。

 

シャガールの家はこれかな? とおもった建物。これじゃないですよー

 

シャガールの家博物館までの道のりを、コンクリートフェンスに描かれたアート(左手の壁や前方など)をたのしみながら歩きましたー。

 

シャガールの家博物館に到着。鉄道駅、バスターミナルから徒歩約10分

 

粋な表札/メモリアルプレートに、ベラルーシ語で「芸術家マルク・シャガールはここに住んでいた」と書かれている。

 

シャガールの家博物館の横、グレーのフェンスの扉から入ります/左の建物でチケットを買う

 

マルク・シャガール博物館の基本情報

シャガールの家博物館の基本情報

[box class=”glay_box” title=”基本情報”]住所:Vitebsk, Pokrovskaya str.11
電話番号:+375-212-363468
開館時間:11時から18時半まで
休館日:月曜日(3月1日から10月1日まで)/月曜日・火曜日(10月1日から3月1日まで)
料金:3BY(約150円)
※ 2018年12月の情報です[/box]

シャガールの家博物館のオフィシャルサイトはこちら >>> http://chagal-vitebsk.com/node/159

 

門のなかに入っていきます。

 

入って左手にあるオフィス/ここでチケットを購入。グッズなども売っています。

 

シャガールの家博物館のオフィス/二重扉になってましたー

 

シャガールの家博物館のオフィシャル

 

シャガール家のねこ/オフィスに入ろうとしたらお庭のほうから現れたー

 

シャガール家のねこ/入るんでしょ? 早く開けて! 開けて!

 

オフィスのなかはこんなかんじです。

 

おみやげやグッズコーナー

 

シャガールの家博物館のオフィスの外観

 

 

シャガールの家博物館の庭

シャガールの家博物館のお庭。

家は小さいんだけど、お庭がとっても広いです。

庭にはリンゴの木もあり、実がなる時期は、無料でいただけるんだそうですよ。

 

シャガールが生まれた7月7日には、シャガール祭りが開催されて、

シャガールの家博物館の庭がメイン会場となり、ピエロやサーカスをテーマとした絵画やオブジェが飾られ、ミニコンサートなどのイベントが賑やかに行われます。

花もいっぱい咲き乱れ、ベンチに座って何時間でも過ごしていそうです。

 

写真は冬ですが、笑。

 

 

 

庭には銅像やベンチもあります。

 

レンガの建物がシャガールの家

 

シャガールの生家

 

シャガールの家博物館の室内

かつてシャガール一家が実際に住んでいたおうち。

シャガール一家は大家族で暮らしていて、大家族で暮らしていたにしては小さい家で、

19~20世紀の生活を偲ぶ当時の雰囲気そのままを残す、シャガールが好きな人には魅力的な空間になっています。

 

なお、シャガールの作品はここにはありません。

残念ながら、ベラルーシ国内にはシャガールの作品はほとんどないんだそうです。

ヴィテプスク市内にはもう一つ「マルク・シャガール アートセンター」という博物館があり、そちらにはシャガールの作品のオリジナルがあります(後記)。

 

入ってすぐの部屋/当時のピザ釜や、ベビーベッドが置かれている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道路に面したほうの玄関があった扉のむこうは商店でした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャガールの家博物館に展示されている貴重な作品たち

「絵」はないのですが、たくさんの写真や、イラスト、小さな絵が飾れれていて、

目をこらすと、とんでもない貴重な写真などが展示されています。

 

 

 

 

 

 

 

あたりまえだけど、家具の配置や窓など、まったく実物の家一緒です

 

 

 

 

 

すごいや

 

 

中段左の写真はピカソです

 

 

 

 

 

左上はシャガール・ブルーのステンドグラスの作品

 

 

 

 

 

 

 

マルク・シャガール アートセンター」博物館

ヴィテプスク市内にあるもう一つの博物館「マルク・シャガール アートセンター」では、シャガールのオリジナル作品を見ることができます。

ベラルーシにはシャガールの作品のオリジナルは存在していなくて、シャガールの子孫の方がヴィテプスクに作品を寄贈されたそうです。

 

以下は、シャガールの家を出たところからの道なりの写真です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウスペンスキー大聖堂が見えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャガールの「マルク・シャガール アートセンター」博物館の基本情報

[box class=”glay_box” title=”基本情報”]住所:vulica Putna 2, Viciebsk, ベラルーシ
電話番号:+375 212 36-03-87
開館時間:11:00~18:30
休館日:月曜日
料金:2.5BY(約125円)
※ 2018年12月の情報です[/box]

シャガールの「マルク・シャガール アートセンター」博物館のオフィシャルサイトはこちら >>> http://www.chagal-vitebsk.com/

 

1992年にオープンした博物館。

マルク・シャガールがこの街ヴィテブスクで誕生し、世界的な画家になったため、作られたそうです。

オープン当初は、マルク・シャガールの絵は一枚もなかったが、アートセンターの存在を知った世界中のファンが作品を寄贈、

現在では300点を超える作品が展示されています。

 

建物は小さいですが、モニュメントが飾られていて目立っていました。

中は撮影禁止なので作品を撮ることはできないのですが、様々な作品が展示されていて見ごたえがありました。

 

マルク・シャガール アートセンター博物館 ①

 

マルク・シャガール アートセンター博物館 ②

 

マルク・シャガール アートセンター博物館 ③

 

マルク・シャガール アートセンター博物館 ④

 

 

西ドヴィナ川(ダウガヴァ川)とヴィテプスクの街の空から

ヴィテプスクの街の中心を流れる西ドヴィナ川(ダウガヴァ川)。

このドヴィナ川とヴィテプスクの街を臨んだ空を見たかった! ただこれだけの理由でこの街(つーか今回の旅)に来たんだもん。気がすむまで眺めていた。

 

以下の写真は、「シャガール・アートセンター」を出て、ウスペンスキー大聖堂から見た、午後もすっかりと過ぎた夕暮れまじかな12月の、ヴィテプスクの風景です。

 

ウスペンスキー大聖堂の階段から見たドヴィナ川とヴィテプスクの街 ①

 

ウスペンスキー大聖堂の階段から見たドヴィナ川とヴィテプスクの街/鳥が飛んでいる ②

 

ウスペンスキー大聖堂の階段から見たドヴィナ川とヴィテプスクの街/鳥が飛んでいる ③

 

ウスペンスキー大聖堂の階段から見たドヴィナ川とヴィテプスクの街 ④

 

ウスペンスキー大聖堂の階段から見たドヴィナ川とヴィテプスクの街 ⑤

 

ベラルーシ演劇劇場(ヤクブコラスにちなんで名付けられた国立アカデミックドラマシアター・ヤクブコラス国立アカデミックドラマ劇場 Нацыянальны акадэмічны драматычны тэатр імя Якуба Коласа)と14世紀に設立された古代の女性東方正教会の修道院・聖Dukhovskoy(Monastery of the Holy Spirit/Свята-Духаўскіжаночыманастыр)

 

とにかく寒い! 川も凍っています

 

川まで下りて行きたかったけど、路面も凍っている

 

ウスペンスキー大聖堂手前の小さな橋につけられた、たくさんの鍵 ①

 

ウスペンスキー大聖堂手前の小さな橋につけられた、たくさんの鍵 ②

 

おわり

(未完)

そして、とんでもなく寒いおもいをこのあと、するんでありました。
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ベラルーシ鉄道のサイトでチケットを予約する!ヴィテプスクからミンスクまで夜行列車に乗った

 

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