雇われないと働けない職業は少ないが、雇われずにやる仕事はたくさんある

am3

こんにちは、

AI-am(アイアム)
よっぴー です。

「いま中学生ですが不登校をしています。/高校ですが、学校やめたいです。学校に行ってなくても、将来、働くことは可能ですか?」「将来、雇われないで働きたいです。どんな仕事がありますか?」

とっても多いこのご質問。今回は、2回にわけて考えてみます。

* 以下、今回の記事のなかで言う「働く」は、「仕事をしてお金を稼ぐ」という意味でつかっています。

学校に行ってなくても、将来、働くことは可能ですか?

Q. 学校に行ってなくても、将来、働くことは可能ですか?

A.可能です。

声を大にして言います。可能です!

学校へ行っていなくても、就職が可能だし雇われる形態フリーランスや事業主雇われない形態として働くのも可能です。

 雇われる雇われない
雇用契約あるない
勤務時間・場所の指定ある(稀にない)ある/ない
報酬時給/日給/月給成果への報酬

小中高に行かなくても大学は行ける

雇われる・雇われないで働く、どちらの形態も可能ですが、職業によっては、高校や専門学校、短大、大学、大学院を卒業しないと就けない職業があります。

また、卒業後、国家試験等に合格しないとできない仕事や、国家試験等に合格後、さらに実経験を積まないとなれない職業もあります(下記参照)。

大学を卒業しないとなれない職業の場合は

やってみたいとおもう職業が大学等を卒業しないとダメな場合は、いま、中学や高校に行くのがイヤでイヤでたまんないんなら、行かないがいい。

でもって、高卒認定経由で大学に入ればいい

学校での勉強ではなく、受験勉強、個別勉強をしていけばいい。です。


いまのところ別になりたいものってないけど、サラリーマンになるにしたってなんにしたって、大学卒のほうが選択肢はひろがるから、大学には行っておこうかな、という場合も、小中高に行かなくっても、高卒認定経由で大学に行けます(入試が受けられる)

当ブログ「オヤトコ発信所」のふたりが書いた本です。↓↓↓

[amazonjs asin=”4863672756″ locale=”JP” title=”小さな天才の育て方・育ち方-小・中・高に通わず大学へ行った話”]


高卒認定をすすめているわけではなく 魂が行きたくないって言っているところに行くな 、って話ね。

小中高に行かなくっても未来はあるよ、って話です。

中学を不登校していて大学・専門学校へ進学する方法のまとめと、高校卒業・高卒認定の比較はこちら 不登校から大学へ行く4つの方法

雇われないで働きたいです。どんな仕事がありますか?

Q. 雇われないで働きたいです。どんな仕事がありますか?

A. たっくさーーーーーん、あります。


ほとんどの職業に「雇われないで働く」の形態があるんじゃないかな。

ほとんどの職業に、それぞれ「雇われないで働く」の形態と「雇われて働く」形態がありますね。

むしろ、「雇われないと働けない」職業のほうがはるかに少ないです。

小学校や中学校の教師、警察官や消防士の保安関係、検事や裁判官の法律関係、国会議員など、主に公務員はこれにあたります。


「雇われないで働く」の職業は? 資格が必要な仕事編

ここでは、「雇われて働く」ことも可能、「雇われないで働く」=開業することも可能な職業のなかで、資格を必要とする代表的な職業をあげてみます。

「不登校をしていたらなれない職業」ではないからね!!

「高校をやめたらできなくなる職業」ではないからね!!

小中高に行かなくっても、高卒認定経由で大学は行けるからね。

医療系

《 医師 》


出典:Career Garden

医師は、医師免許を取得している人だけが就くことができる職業です。

医師になるには、医学部のある大学に6年間通い、課程終了後に国家試験を受けます。

医師国家試験に合格し、さらに2年以上、研修医としてさまざまな診療科で臨床経験を積んでいきます。

研修期間は義務化されていて、通算最短8年にして、医師免許をもって診療に従事するようになります。

医師になるには >>> http://careergarden.jp/ishi/naruniha

《 助産師 》


出典:Career Garden

助産師になるためには、「看護師資格」と「助産師資格」が必要です。いずれも国家資格です。

看護専門学校または看護系の短大を卒業後、まずは看護師国家試験に合格し、看護師の資格を有します。

その後、助産師教育機関で助産師に必要な知識を学び、助産師国家試験の受験資格を得られます。

女性だけがなれる助産師。一部の4年制の看護大学または専門学校では、看護師養成課程の中に、助産師養成のためのカリキュラムを加えているところもあります。

助産師になるには >>> http://careergarden.jp/jyosanshi/naruniha

《 獣医師 》


出典:Career Garden

獣医師は農林水産省が認定する国家資格が必要な仕事で、獣医学科を持つ大学に入学し、6年間学びます。

獣医学科のある大学は国立・公立・私立あわせて日本に16校しかなく、非常に狭き門となっています。

大学では、動物に特化した解剖学や生理学、免疫学など実習を交えて学ぶほか、食品衛生学なども学習範囲となり、幅広い知識が必要となります。

獣医学の課程を修了し、獣医師国家試験に合格すると、獣医師の資格を得ることができます。

獣医師になるには >>> http://careergarden.jp/jyuuishi/naruniha

心理・福祉系

《 臨床心理士 》


出典:Wikipedia

「臨床心理士」になるには、大学卒業後、指定大学院(修士課程)または専門職大学院を修了することが必要となります。

心理カウンセラーなど心理系の仕事に関連するいくつもの民間資格が乱立しています。

また、認定心理士と臨床心理士は、同じような資格とイメージされがちですが、病院や福祉施設、学校で活躍する心理カウンセラーを目指すのであれば、臨床心理士の資格取得が良いでしょう。

指定大学院や専門職大学院を卒業後、「臨床心理士資格審査」に合格することで、臨床心理士の資格を取得することができます。

臨床心理士になるには >>> http://careergarden.jp/rinshoushinrishi/naruniha

《 介護福祉士 》


出典:社会福祉振興・試験センター

介護福祉士になるには、国家試験に合格して介護福祉士の国家資格取得が必要です。

資格取得をする方法は、介護福祉士実務経験ルート、福祉系高校ルート、養成施設ルートの3つがあります。

ただし、介護福祉士に関する法律は、このところ毎年のように改正が行われています。

2022年度の卒業生からは養成施設ルートを選んだとしても、国家試験を受けることが義務化される見通しです。

介護福祉士になるには >>> http://careergarden.jp/kaigofukushishi/naruniha

美容系

《 美容師 》


出典:Career Garden

美容専門学校は高校併学コースがあります(中学卒業後、高校に行かないで美容専門学校に入学できます)

美容師として仕事をしていくためには、美容師免許が必要です。

この免許取得のためには、国家試験を受験しなくてはなりません。

厚生労働省が指定する美容学校(昼間部2年、夜間部2年、通信科3年のいずれか)に進学し、修了することで、国家試験の受験資格を得ることができます。

そして、国家試験に合格することで美容師免許の交付を受けられます。

美容師になるには >>> http://careergarden.jp/biyoushi/naruniha

《 理容師 》


出典:Career Garden

美容師との大きな違いは、顔そりができるかできないかですが、理容師と美容師との垣根はなくなってきています。

理容師として働くためには、理容師免許が必要です。

厚生労働省指定の理容師の養成課程がある専門学校で2年(通信の場合は3年)学び、所定の課程を修了することが求められ、その後、国家試験に合格する必要があります。

理容師になるには >>> http://careergarden.jp/riyoushi/naruniha

「雇われないで働く」の職業は? 資格が不必要な仕事編

次に、「雇われて働く」ことも可能、「雇われないで働く」ことも可能な職業のなかで、資格を必要としない 中高校生がなりたいとおもっている人気のあった職業 をあげてみます。

上述の資格を要する職業もそうですが、ここにあげる職業もまた、技術と経験を積んでから独立し、起業やフリーランスで働く人が多い職業でもあります。

コンピューター系

《 ITエンジニア 》

どのような種類のエンジニアになりたいのか。

ITエンジニアというと、専門知識やスキルを持っていなければなれない仕事と思われることが多いですが、実際にはまったく専門知識やスキルがなくても、ITエンジニアとして働き始めることは可能です。

ただし、ひとくちに「ITエンジニア」といっても、以下のようにさまざまな種類の仕事があり、活躍のフィールドによって専門分野も異なります。

  • プログラマー
  • システムエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • データベースエンジニア
  • データサイエンティスト
  • Webエンジニア
  • セールスエンジニア

などなど。

ちなみに下で紹介しているシステムエンジニア(SE)とは、システムやソフトウェアの「設計」等に携わる技術者のことを指します。

設計は出来ず、それより下のフェイズ(構築経験・開発経験)しかないプログラマー(PG)に対して、その上位スキルを持った人たちの呼称です。

ちなみに和製英語で、海外では通じません。

《 プログラマー 》

プログラマーになるために資格は必須ではありません。

また、IT業界の需要は高まりつつあり、未経験者の参入がとても多い業界です。

だからこそ、IT業界では資格を持っていることで自分のスキルを証明できます。プログラマーに関係する資格は、取得するに越したことはありません。

主流の言語となっているJavaの勉強を始める。自分の使用したい言語の知識を抑えておくのは重要です。

プログラマーになるには >>> http://careergarden.jp/programmer/naruniha

[amazonjs asin=”4822292274″ locale=”JP” title=”独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで”]

《 システムエンジニア 》

システムエンジニアになるのに必要なものは、学歴ではなく、技術革新の先頭に常に立つ勤勉さです。

システムエンジニアになるためには、ロースキルな現場の一員として経験を積みキャリアアップしていく必要があります。

テスト工程やプログラミング、要件定義や設計業務のスキルを磨いていく。その時間はおおよそ5年以上といわれます。

システムエンジニアになりたい!と思ったんであれば、「ITパスポート」の資格と、「基本情報技術者試験」の合格をまずは目指しましょう。

システムエンジニアになるには >>> http://careergarden.jp/systemengineer/naruniha

[amazonjs asin=”4863341083″ locale=”JP” title=”ゼロからはじめるITパスポートの教科書(改訂第五版)”]

ファッション系

《 ファッションデザイナー 》

ファッションデザイナーになるには、何かの資格を取得しなければならない、試験を受けなくてはならないということはありません。

けれどもファッションデザイナーになるためには専門的な知識や技術が必要なので、服飾系の専門学校を卒業するのが最も一般的な方法です。

つぎにアパレルメーカーに勤務して、販売スタッフなどからファッション業界に通じて、部署移動によってファッションデザイナーになるパターンや、デザイナーに弟子入りして修業する方法があります。

いずれもファッションセンスのほかに、マーケティングやグローバル化に対応できるセンスや、時代の最先端をを読む力、それらを具体的に描く力も必要です。

ファッションデザイナーになるには >>> http://careergarden.jp/fashiondesigner/naruniha

[amazonjs asin=”4766118057″ locale=”JP” title=”ファッションデザイン画―ビギナーズ超速マスター”]

《 スタイリスト 》

スタイリストになるのに特別な資格は必要ありません。必要なのは肩書きではなく、「スタイリストになりたい」という情熱と、センスを磨きつづける向上心です。

必ずしも専門学校に行く必要はありませんが、服飾専門学校に通うと、ファッション全般についての知識やスキルをつけることができます。

卒業後は、アパレルメーカーに就職するほか、スタイリストの事務所に所属する場合が多いです。

フリーのスタイリストになりたい場合は、スタイリストさんを人から紹介してもらい、その人のアシスタントとして経験を積んでいくのが基本のようです。

スタイリストになるには >>> http://careergarden.jp/stylist/naruniha

[amazonjs asin=”4062160536″ locale=”JP” title=”スタイリストの鉄則 この人が語るからルールになる”]

広告・デザイン系

《 イラストレーター 》

イラストレーターとして働くために決まった方法はありません。必要な学歴や資格も特にありません。

しかし多くのイラストレーターは、デザインの基礎や技術的な勉強を美術系の大学や専門学校で行い、実践を繰り返します。

卒業した後は、ゲーム会社や広告制作会社、広告代理店、デザイン事務所などに就職するのが一般的ですが、はじめからフリーで活動する人もいます。

在職中であっても、人脈を拡げたり、賞を取るなどして実績を重ね、フリーとして独立する人も数多くいます。

イラストレーターになるには >>> http://careergarden.jp/illustrator/naruniha

[amazonjs asin=”4416809603″ locale=”JP” title=”イラストレーターの仕事―プロとして知っておきたいノウハウ”]

《 ライター 》

ライターになるには、免許も資格も必要ありません。

社員として出版社や編集プロダクション、Webメディア関連企業などに就職する方法や、アルバイトやフリーランスとしてライター活動をはじめる方法もあります。

メディア関係の新卒採用を目指すのが王道ですが、学生でもライターとして採用してくれる会社もあります。

ライターになるには >>> http://careergarden.jp/writer/naruniha

[amazonjs asin=”4844134833″ locale=”JP” title=”ライターになるための練習問題100″]

雇われないで自活する稼ぎ方や生き方に、小さいころから慣れ親しんでいく

「ITエンジニア」の中にもたくさんの分野があるように、どのカテゴリーにも、たくさんの職業があります。

それこそファッション関連だけでも、

  • ネイリスト
  • アイリスト
  • エステティシャン
  • メイクアップアーティスト
  • アパレルスタッフ
  • ファッションコーディネーター
  • ブライダルスタイリスト
  • シューフィッター
  • バイヤー
  • ジュエリーデザイナー
  • ウエディングドレスデザイナー
  • テキスタイルデザイナー
  • パタンナー
  • カラリスト
  • 和裁士
  • 着付け師
  • etc

たくさんあります。


強い意欲と情熱を持って挑んでみてください。

雇われずに生活していきたい場合、日本の高校で3年間授業を受けることが、自立して食っていく近道とはかぎりません。
雇われないで自活する稼ぎ方や生き方には、小さいころから慣れ親しんでいくといいです。


盲点だけど、「保健医療機関」も国に雇われています。歯医者さんなど、保険治療をやっていると、院長であっても自分の好きにはできないんですよね。

スタイリストやイラストレーター、ライターなどは、自称できる仕事ではあるけれど、収入を得るためには取引先や依頼人が必要です。

次回は、取引先や依頼人のいらない職業について考えたいとおもいます。

今日の本

働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える/村山 昇 (著)・若田 紗希(イラスト)

仕事の悩みは、なぜ生まれるのでしょうか? 同じ仕事でも、人によって辛さの程度が違うのはなぜでしょうか? 同じ状況で、やる気が出る人と、なくす人に分かれるのはなぜでしょうか? その答えは「観(=ものの見方・とらえ方)」にあります。高いスキルがあるのに「観」が弱いために、壁にぶつかる人がたくさんいます。刺激的な仕事をしているのに「観」が不健全なために、やる気をなくす人もいます。反対に「健やかな仕事観」は「健やかな仕事意欲」を生み「健やかな仕事人生」につながります。そうした「健やかな観」をつくるのが、本書の目的です。

[amazonjs asin=”4799322389″ locale=”JP” title=”働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える”]

投げ銭はこちら

Paypal.Meの画面を移行後、「送信」よりお進みください。
金額はおいくらでも、と言いたいところなのですが、手数料が差し引かれてしまうため、すみませんが300円〜でお願いします。

この記事がよかった役に立ったオヤトコ発信所を支援したい・応援したいと思ってくださった方は、よろしければ投げ銭をお願いします!

心の支えにさせていただくとともに、これからの活動に役立てていきます。