こんにちは、
AI-am(アイアム)の
よっぴー です。
東京世田谷区にある 世田谷区立桜丘中学校 をご存知ですか?
桜丘中学校の 西郷孝彦 校長をご存知ですか?
世田谷区立桜丘中学校には校則がありません。
チャイムも鳴りません。
教室に入りたくなければ職員室前の廊下に用意した机で勉強したり、ハンモックに揺られてもいい。
校長室も出入り自由です。
※ 2020年5月9日(土)に開催予定だった、西郷孝彦さんと、わたしたちよっぴーまりんの対談イベントは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため延期となりました。
が、いまできることとして、オンラインにて特別版の配信が行われました。その際に西郷孝彦さんがお話しされたことを書き起こしして、こちらの記事→『西郷孝彦さんは休校中「宿題するのはムダ、自分の好きなことすればいい」と言う』で載せています。
[box class=”yellow_box” title=””]西郷孝彦校長の著書『校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール: 定期テストも制服も、いじめも不登校もない!笑顔あふれる学び舎はこうしてつくられた』について書いている記事はこちらです。↓↓
[/box]
もくじ
都政新報より
↓↓の都政新報(2019年2月15日号)での記事を、 東京都千代田区立麹町中学校 校長の工藤勇一さん が、facebookでシェアされたことで、より多くの方にシェアされています(twitterも!)。
楽しさを知らなければ、幸福を追求することはできない。
世田谷区立桜丘中学校には校則がない。チャイムも鳴らず、教室に入りたくなければ職員室前の廊下に用意した机で勉強したり、ハンモックに揺られてもいい。校長室も出入り自由だ。
「子どもたちが宝だから、子どもを見てもらえば分かる」と西郷孝彦校長。どの生徒も笑顔であいさつをし、校長や教員とも対等に会話をする。「うちの生徒は屈託がないよね」と言い、「楽しさを知らなければ、幸福を追求することはできない。だから楽しい3年間を過ごしてほしい」というのがこの学校のミッションだ。こんな同校も西郷校長が着任した9年前はけっこう荒れた学校だった。
一つひとつの不要な校則を見直していき、最終的に全廃した。「何でこんな校則が必要なのかといちいち校長に聞かれるので、教員も面倒くさくなったのか、すんなり受け入れられた」
出典:都政新報
生徒会総会で決まったことは必ず実現させると、生徒と約束をしているという校長の西郷孝彦さん。
今年度は、以下に決まった。
- 自動販売機の設置
- 校庭を芝生にする
- 体育館へ冷房の導入
- 定期テストをやめる
このことを、都政新報のインタビューで、西郷孝彦さんはこう↓ こたえられています。
「教職員には心に怒りをもつようにと言っている。社会に蔓延する差別問題など自分の立場でできることを考えて行動してほしい。我慢は美徳でも何でもない」。生徒の要望を何とか実現させようとするのも、「彼らが大人になった時に、世界中で活躍してほしいから。誰でも世界は変えられることを知ってほしい」からだ。
出典:都政新報
誰でも世界は変えられる
「生徒の要望を何とか実現しようとするのも彼らが大人になった時に、世界中で活躍してほしいから。誰でも世界は変えられることを知ってほしいからからだ。」
↑↑ これ、だいすきです。
トークライブ などで、わたしも同じようなことをお話させていただくんですが、ほんと おもいます!
「がまんしなさい!」
「わがまま言うんじゃありません!」
「お金ないからダメ!」
とかなんとか、、、そういうの、すっごくかなしいじゃないですか?
想いは叶うんだってことを伝えていきたいです。
お金がない、、、だから、あきらめるんじゃなくって、
お金がない、、、だから、どうしようか? ってふうに、未来は自分の手のなかにあることをひとつでも多く経験していってもらいたい。
心に怒りをもつように
「心に怒りをもつようにと言っている。」
これもだいすきです。
こどもに怒りを抱くんじゃなくって、社会に対して怒る。怒りは社会を変えるパワーとなりますよね。
そのパワーが原動力となって、「スゴい」をやっちゃう。
でもって、「スゴい」を続けていけば、それが「フツー」になる。
校長次第、自分次第!
2018年の「未来の先生展」では、ワークショップ・シンポジウムで、「特別支援教育のわかる、できる校長の作り方」を開かれた西郷孝彦さん。
映画『みんなの学校』に感動し、中学校版『みんなの学校』をつくろうと決意されたといいます。
以後、世田谷区立桜丘中学校でインクルーシブ教育の実践を進めていき、
すべての子どもたちが中学3年間を楽しく過ごすために、すべての校則を廃止し、生徒の自主性を尊重、UDL(ユニバーサルデザイン)の手法を用いた授業改善で、区内トップの学力を目指しているそうです。
- 制服なし
- 校則なし
- 持ち物の規制なし
- チャイムなし
- 授業参加の強制なし
- 黒板の写真 OK
- タブレット使用はあたりまえ
- 何時に来てもいい。何時に帰ってもいい
- etc
公立中学校ですよ。
ほんとうにできちゃうんですね。
ほんとうに、公立中学校は校長先生によって変革できるんですね。
上記のインタビュー記事のなかみ、プリントアウトして、自分の学校の先生に見せたらいいね。
でもって、先生に頼りっぱなしになんないで、自分でもできることからはじめたらいいね。
できることから。
できるだけ、できるだけ。
[kanren postid=”16029″]
とにかく、なんでもいいんですよ。
すべての子、ひとりひとりに配慮が必要です。
と西郷校長は言います。そして、
「どれも特別に語るほどのことでもないでしょ」と重ねるのです。
朝日新聞より
朝日新聞にも、東京都世田谷区立桜丘中学校のことが掲載されています。
教育は「信頼」と「自由」を育てるもの。
こどもにとってなにが一番か、と常に問い続けられる人間でありたいですね。
わたしも、わたしができることを ひとつづつ やっていこう。