運動会の練習でなぜ先生は怒るのか?大切なことを忘れていないか?

am3こんにちは、AI-am(アイアム) 吉田 晃子 です。

なぜ先生は怒るんでしょうね。

当の先生は「言ってる」ぐらいに思われているんだろうけど(多くの大人もそうだろうけど)、連日くりかえされる運動会の練習で、連日くりかえされる先生のどなり声を聞いてて、「教育」とはなにか。考えさせられる今日この頃です。

運動会をやりたい!

運動会の季節ですね。自宅の向かいに保育園があって、練習に励む子どもたちの声が、連日きこえてくるの。

でね、おっかない先生の声もきこえてくるの。。。

15年? ぐらい前になるのかな。

デモクラティックスクールまっくろくろすけと、デモクラティックスクール宙(現:西宮サドベリースクール)と、なわての3校で、運動会をしたんですね。

ひとりの子が、「運動会というものをしてみたい!」と言いだして、、、でも当時は、自分とこのスクールだけだと人数が少ないもんだから、みんな(3校)に呼びかけて、、、

で、「やりたい!」メンバーが集まり、「運動会しよう!会議」を重ねていった。

 

[box class=”glay_box” title=””]ってね、これね、ここまでですでに本一冊になっちゃうほどの、デモクラティックスクール/サドベリースクールならではの学びがあります。

本一冊になっちゃうから(笑)いまは割愛しますが、
10月21日(日)に開催する「話し合い」の勉強会 で、このことがどうすごいのか、、、その本質の部分を体感していただけたらと思っています!

体感するとね、わかるんですよねー。「ああ、そういうことかって」。

知っているようで知らない、わかっているようでわからない、「話し合い」の勉強会の詳細はこちら >>> https://ai-am.net/ev181021[/box]

 

能動と受動

3校の、運動会をやりたい! 各子どもたちが集まり開かれていった何回目かのミーティング。

やっとこさ、花形である(?)「種目」を決める話し合いとなった。

 

[box class=”glay_box” title=””]これって フリースクールの作り方 で書いたラーメン屋さんの作り方といっしょですよね。

「種目」は、メニュー開発にあたりますね。

 

  1. お店のコンセプト
  2. 開業資金はいくら必要か
  3. 繁盛店や競合の調査
  4. 店舗物件の調査
  5. 事業計画の立案
  6. 物件契約から内装・外装の施工
  7. メニュー開発
  8. 仕入れ先の選定
  9. 人材採用
  10. etc

[/box]

 

まりん さんもそうなんだけど、既存の学校の「運動会」を知らない。

知らないから。または、知っていても、みんなね、お店のコンセプトがしっかりと成り立ったうえで動いているんですね。

そこには「既製の運動会」はありません。

こんなのは〜? あんなのは〜?
発案される種目がユニークで、「枠」がないんです。

 

種目が決まっていくと同時に、仕入れ先の選定も考えなくちゃいけません。

たとえば、綱引きをしよう! となっても、じゃあ、その綱引きは、どこから調達するのか。
だれが、するのか。

 

転ばぬ先の杖

かくして、3校による合同運動会は、開催されました。あ、1泊2日で♬

話し合いによって決定された種目を行うには、1日ではとうてい足りない、と判断されたから。どうして、1日ではとうてい足りない、と判断されたのか? それもまた、大人が先回りして教えたのではありません。

子どもは育つ力をもっています。

子どもは「育てる」ものではないと、おもっています。

 

[box class=”glay_box” title=””]まったく同じことを、
吉田晃子・星山海琳の共著本『 小さな天才の育て方・育ち方 – 小・中・高に通わず大学へ行った話 』の P.103にある『子育ては子育ち』で書きました。

54年間(執筆当時年齢)の学びをしたためたこの9行を、丁寧にお伝えしたく、

10月27日・28日の2日間、「 よっぴーの子育てを知ろう! 〜 “ 転ばぬ先の杖 ” は持たずに子どもと一緒に転ぶ 〜 」をネット開催させていただきます。

詳細はこちら >>> https://ai-am.net/ev102728

普段の(対面の)トークライブ同様、質問もたくさん受け付けていますので、しなきゃ損・損! じゃんじゃん、してね。[/box]

 

LINE@ にも、子どもが幼稚園や保育所に行きたがりません、、、といった内容のメッセージをいただきます。そりゃそうでしょ、転ばぬ先の杖ばかりじゃ、やってられないわ!

 

今日の本

大人問題/五味太郎

子どもにとって大人は有害である!
大人は有害である。いじめ、閉じこもり、不登校……子供問題は世間を気にし、教えたがり、試したがる大人に問題がある。子供は大人の充足のためのものではない。新人、ルーキーだ。「これから何をするんだろう」「いつ化けるかな」大人は緊張し、楽しみに見守るサポーターになろう!! 心がほぐれ、元気の出るユニークな子供論。

[amazonjs asin=”4062731614″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”大人問題 (講談社文庫)”]

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