
こんにちは、AI-am(アイアム)です。
2月16日(金)、「兄弟ケンカを止めたくなくなる、ケンカをしながら子どもたちが得ている2つのこと」をテーマに、
よっぴー・まりんのネットライブそれは自動ドアじゃない Vol.2 をやってみましたー。
ご参加くださいましたみなさん、ありがとうございました。
家にいながらにして参加できるトークライブ♬ ゆったりとお楽しみいただけましたでしょうか。
もくじ
「兄弟ケンカを止めたくなくなる、ケンカをしながら子どもたちが得ている2つのこと」
前回、ご好評をいただいた Vol.「 子どもを信じて待たなかったときに起こること 」にひきつづき、今回テーマにしたのは、兄弟ケンカ。
>>> 激しい兄弟ケンカも叱らず1秒でおさまるユーモアな解決法
につづくお話し、「兄弟ケンカを止めたくなくなる、ケンカをしながら子どもたちが得ている2つのこと」を、40分にわたりお話しさせていただきました。
兄弟ケンカはダメなことなのか?
疲れる兄弟ケンカがはじまると、うるさいし、こっちまでイライラしてくるし、「やめなさい」と言い続けるのも疲れます。
どうやって叱ればいいの? よい叱り方を知りたいし、解決策だって知りたいです。
でもね、根本に叱らなくてもよくなったら、もっとラクじゃないですか?
幼い兄弟がケンカをするのはあたりまえですよね。
兄弟ケンカは健全な証だし、第一、安心のない家庭だったらケンカなんてできません。
それなのに、「やめなさい!」と言って止めようとするのは、イケナイこととしてインプットされているからでしょう。
負の連鎖
兄弟ケンカを途中でやめさせられてきたわたしたちは、ケンカはイケナイこととしてインプットされています。
だからなんでしょうね、
「弟を叩いちゃダメでしょ!」と言って、お兄ちゃんを叩きます(叩かないとしても、お兄ちゃんを叱ります)。
「弟を叩いちゃダメでしょ!」と言って、お兄ちゃんを叩いていたら、お兄ちゃんは何を学ぶのでしょうか?
言うことをきかないときに、叱ったり、叩いたりしていると、知らず知らず子どもは、自分の思い通りにならないときは、叱ったり、叩いたりすればいいんだ、と経験から学んでしまいます。わたしたち大人がそうであるように。
他律と自律
親が子どもを叩いてしまう、、、つい手が出てしまう、、、つい口が出てしまう、、、ってのは、わたしたちもまた、負の連鎖で、知らず知らずのうちに、大切なもの(下記)を奪われてきたからでしょう。
しかしながらそれが親や教師、大人から学んできたもの(植え付けられたもの)だとしても、もう、いいじゃないですか。
そんな他律は捨てて、自分を律しませんか。
兄弟ケンカを見ても、毎回イライラするわけじゃない… という方は多いかと思いますが、
もし、イライラしないときもあるのであれば、あなたがイライラするのは兄弟ケンカそのものではありません。
ケンカをしながら子どもたちが得ている2つのことと、プラス、2つのこと
兄弟ケンカは、止めちゃあいけないもの、って思っています。
どうしてか?
子どもたちは兄弟ケンカを通して得ている2つのものがあるからです。
それは、ケンカをするからこそ得られる、人間にとって、とってもとっても大切なもの。
だから兄弟ケンカを止めちゃうと、そのとってもとっても大切な2つのものを得ることができないわけですが、
その大切な2つのもののほかに、兄弟ケンカを止めちゃうことで奪ってしまうものが、さらに2つあると思っています(わたしたち大人が奪われたもの)。
こちらの2つも、幸福に生きていくために、とてもとても必要なものです。
知っているか、知っていないかの違いで
どうしても、子どもがケンカをすると「やめなさい!」となっちゃうじゃないですか?
でも、ケンカをやめさせたら、
こんなふうにもったいないことをしてるんだ!
それって当たった宝くじをドブに捨ててるようなもんだったんだ!
と知ったら、どうします?
ケンカをしてても怒らないママにならなきゃ、、、って思って、怒りたいのをガマンするのはストレスもたまり、大変です。
いっぽう、ケンカには徳があり、子どもたちがケンカするたび学び得ていることを知れば、ケンカを止めようとは思わなくなります。
これ、すごくラクですよね。がまんして怒らないんじゃないんですから!
ケンカをしてても、怒る必要がなく、イライラしません。むしろ、もっとやれー! ってかんじ。
本質を知る
今回、お話しさせていただいたのは、
よっぴー流 子育て「叱らない・褒めない」nai nai 講座

のなかでもお伝えさせていただいていることで、
触りだけではありましたが、どうすれば叱らなくなるか(どうすればケンカをとめないでいられるか)、のヒントになれば嬉しいなと思っています。
子どもの兄弟喧嘩と友達との喧嘩
よっぴー・まりんのネットライブそれは自動ドアじゃない Vol.2 「兄弟ケンカを止めたくなくなる、ケンカをしながら子どもたちが得ている2つのこと」に、ご参加くださいました方から、以下のご質問をいただきました。
子どもの兄弟喧嘩を止めないのと、友達との喧嘩を止めないのはまた別でしょうか?
子どもの集う場づくりをしていて、その対応をまだまだ見つめています。
ご質問、ありがとうございました。
いろんな価値観をもつ個々人で過ごす公園などとは違い、子どもの集う場づくりであるのなら、子どもたちが得ている2つのことを学んでいくのは可能ですよね。
子どもの集う場づくりであるのなら、ネットライブでお話しさせていただいた対応と同じなのが、わたしは好きです。
親特有の支配愛が生じないので、ケンカをしながら子どもたちが得ている2つのことと、プラス、2つ のことは、さらに深く、日々学習していけると思います。
信頼と尊重のコミュニケーション
プラス、2つ のうちのひとつのほう、あの力を、子どもたちが実践して学んでいってほしいから、
それをジャマしないでいられるよう、大人のわたしたちがロールプレイを繰り返しながら身につけていく講座を開いています。
親と子がハッピーになるコミュニケーション講座 は、わたし自身、子どもたちと関わるしごとをしていくときに何回も受けて学んだもので、知らなかったらどうなっていたんだろう… と思っているものです。
親と子だけではなく、夫と妻、同僚、上司と部下、、、あらゆる関係にも必要とする、自分も他者も大切にする、信頼と尊重のコミュニケーション講座となっています。
スタッフのみなさんで一緒に学びあいませんか?

今日の本
ちょっとだけ/瀧村 有子
弟が生まれて、なっちゃんはお姉さんになりました。お母さんは赤ちゃんのお世話で忙しいので、いつもなっちゃんの要求に応えてあげるという訳にはいかなくなりました。そこで、なっちゃんはいろんなことを自分ひとりでやってみます。お姉さんになったからと頑張るなっちゃんですが、眠くなった時だけは、どうしてもお母さんに甘えたくなります。お姉さんになったことで感じる切なさ、そしてそれを乗り越えることで成長していく子どもの姿を母親の深い愛情とともに描いています。
まほうの夏/藤原 一枝,はた こうしろう
夏休みに入っても退屈していた僕と弟。ある日おじさんから一枚のはがきをもらった。“あそびにおいで”と書いてある。ぼく たちは大喜びでおかあさんのいなかに行った。虫取り、海水浴、木のぼり…圧巻は海釣り! 大自然のなかで思いっきり遊んだ、ぼくと弟のまほうの夏の想い出 で描く絵本。
ぶーちゃんとおにいちゃん/島田 ゆか
ぶーちゃんはおにいちゃんが大好き!だからいつもおにいちゃんのまねばかり。でもおにいちゃんは、しつこいぶーちゃんにうんざり。ところが…。子供から大人まで幅広く支持されている大人気作家の絵本。
シナの五にんきょうだい/クレール・H・ビショップ
昔、シナに5人の兄弟がいた。一番目の兄さんは海の水を飲みほすことができ、二番目は鉄のように固い首を持ち、三番目はどこまでも足をのばせ、四番目は火の中でも平気で、五番目はいつまでも息をとめておくことができた。ある日事件に巻き込まれ、特異な力を合わせて解決する。
ピーターのいす/エズラ=ジャック=キーツ
妹が生まれて、ゆりかごもおもちゃも愛着をもっていた自分のものが、次つぎと妹のものになっていく。幼児の心の成長を描きます。