こんにちは、AI-amの吉田 晃子です。
義務教育である小学校、中学校、および高校も魅力をかんじなかったので行かないで(学校側からみれば不登校)、高認から大学受験に挑んだ娘、AI-amの星山まりんさんの話。第三話、数学篇。
中高で習う数学にいたっては12時間で習得しました
魅力をかんじなかった小中高には行かなかったのですが、大学には魅力をかんじた? 17歳(学年でいえば高3)の夏、突如、大学に行こうと思い立ったまりんさん。
あ、小学校から行っていなくても大学に行くことはできます。
この場合、高校を出ていないので、かわりに、高等学校卒業程度認定(旧大検)の資格を取得します(以下、高認)。そうすると高校卒業者とおなじように、大学を受験できます。

高認試験の合格に必要な科目数は、8科目~9科目(※平成25年度まで。平成26年度からは8~10科目。理科系(物理や化学など)の選択方法により、科目数は若干異なります)
彼女は、数学、英語、国語、 世界史B、地理A、現代社会、生物Ⅰ、地学Ⅰ、この8教科を選びました。
この8教科を2ヵ月半でマスターしたことは第一話の記事、 12年間の勉強が2ヵ月半?〜小中高には行かないで大学に行った娘の話.高認篇 で。
6年間かけて学ぶはずの算数は、じつは、たった20時間で! わずか3日で! クリアできるものだったことは第二話、 6年かけて学ぶはずの算数は3日でクリアできる!〜小中高には行かないで大学に行った娘の話.算数篇 で綴ったのですが、
なんと! 数学にいたっては 12時間でした。
数学だけは、数学の先生についてもらいました。週1回、1回につき1時間。それが12回です。

中学、高校の6年間、52560時間のうち
中学、高校の6年間、52560時間のうち、いったい数学にどれぐらいの時間をつかうのでしょう?
私ごとになりますが、高校で2年生から理系にすすんだため、時間割に数Ⅱや数Ⅲなどが1日3時間(3コマ)とかあった記憶があります。
イヤでイヤでたまらなかった授業は、あまりに退屈で、それこそが時間の無駄づかいでした。
しかも大学は文系に行ったので、受験に数学は必要なかったですし(。>﹏<。)
数学の予習、復習の仕方
受験にむけての勉強を始めてからもバイトはしていて(高認やセンター試験の前日もしごとでした)、週に1回、バイトが終わったあと塾に行く。
マンツーマンでの授業を終えると、カフェに入って、いま教わったばかりのところを、1時間みっちりと復習をする。
バイト先も塾も都心だったので、仕事や勉強に最適なカフェは多数あります。
家に帰ってからするよりも、外での勉強のほうが集中して できたそうです。電源やwifiも完備されていますしね。
高認に受かるためだけの数学なので高得点でなくていいんです。
高認は、落とすための競争試験ではないので、合格定員(合格者数)の上限はありません。
あほ? かしこ?
6年間で習う算数を、20時間、3日で習得したっていうだけでおどろきなのに、数学にいたっては12時間。
教えてもらっていた先生はプロフェッショナルで、教え方が、非常に秀でていたからですが、それでもやっぱり言葉を失います。
7+8=? この足し算がわからなかった人が、30時間後には、0°≦θ≦180°とする。tanθ=-√3を満たすθの値を求めなさい を解いているんですよ。
(関連→17歳になってから九九をおぼえるには1時間でいい:星山まりん)
まとめ
学力とは字のごとく学ぶ力のこと。学ぶ力は生まれて最期までだれもがもっているものです。一生「学生」。
あいかわらず学力低下が叫ばれていますが、大人の側の「与えよう」、「身につけさせよう」とするものと、子どもが今「得たいもの」、「求めているもの」とにズレがあるだけです。
学力なんてものは計れるものではありません。個性や個人差を無視した、1年生の一学期には◯◯を、2年生の二学期では△△、と要求されている「学習指導要領」に縛られていませんか?
人は人生の必要な時期に、必要な人としかつながらないように、自分にとって必要な学びとしか つながりません。
だれもが「学生」なのに、どうして小中高の12年間だけは「生徒」呼ばわりするんでしょうね。
【目次】
1.12年間の勉強が2ヵ月半?〜小中高には行かないで大学に行った娘の話.高認篇
2.6年かけて学ぶはずの算数は3日でクリアできる!〜小中高には行かないで大学に行った娘の話.算数篇
3.中高で習う数学は12時間でマスターした!! 〜小中高には行かないで大学に行った娘の話.数学篇 ←今ここ
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