ギスギスした親子関係は反抗や無気力を生む。思考とコミュニケーションを変えよう!




amam
こんにちは、

AI-am(アイアム)のよっぴーまりんです。

 

今回の記事では、「娘との関係がギスギスしています」というご相談にお答えしています。

親子の関係がギスギスしているとき、こどもの言動に対して親は、「そんな言い方や言い分は通用しない」「そんなことをやってはいけない」「なんで親の言うことがわからないんだろう」などと思い、

こどももまた、「親は全然わかってくれない」「わたしがしたいことに親はダメとしか言わない」などの思いを抱えています。

そんなとき、親が変えていきたい思考回路コミュニケーションについて考えてみました。



ヨコの関係の親子と、仲良しな友達親子

LINE@へのご質問やつぶやき、いつも本当にありがとうございます!

今日は、こちらのご相談にお答えします。

 

小3の娘は2年から不登校で、関係が最近ギスギスしてます。よっぴーさんとまりんちゃんのような友達みたいに仲良しな親子が理想です。今からヨコの関係になるにはどうすればいいんでしょうか?

 

ご質問、ありがとうございます!

「ヨコの関係になるにはどうすればいいのか?」にお答えするまえに、ひとつ書いておきたいのは、「ヨコの関係=友だちのように仲良しな親子」ではない、ということです。

 

ヨコの関係にある親と子は、友だちのように仲の良い親子だと捉えられがちです。もちろん、この2つが両立することもありますが、決してイコールではありません。

わたしたち、よっぴーまりんはたまたま、仲が良いですが、友だちのように仲がいいからヨコの関係なのではないし、

仲がよくタテの関係だという親子もいます(むしろ、「仲良し親子」「友だち親子」の多くはそうだと思います)。

 

ギスギスは反抗や無気力を生む

いま小学校3年生の娘さんとギスギスされているとのことで、詳しくはわからないんだけど、わたしたちが想像をしてみたところでは、わかりあえていないってことなのかなと思うんです。

 

こどもさんが言っていること、やっていることに対して親さんは、 「もう/まだ小3なのに」「そんな言い方や言い分は通用しない」「そんなことをやってはいけない」「なんで親の言うことがわからないんだろう」などと思っているだろうし、

こどもさんもまた、「親は全然わかってくれない」「わかってくれようとしない」「わたしがしたいことに親はダメとしか言わない」などの思いを抱えている。そんな状況を、勝手に想像させていただきました。

 

でね、勝手な想像のままでお答えさせてもらうのだけど、

ギスギスの原因を作り出しているのは親です。それは、正直、間違いありません。

 

そして、親はこのギスギスを悲しんではいないのに対して(むしろ腹立たしかったり、不安でいらいらしていたり、たとえば本音では学校に行ってほしいと思っている…などかもしれません)、

こどもはいま、悲しんでいると思います。本人が気づいているかどうかにかかわらず。

 

多くの親(大人)はこどもの心に無頓着で、無自覚なままさらに追い打ちをかけるように、圧力をかけてしまいます。

親だから、親として、「ちゃんとさせなきゃ」という思いがこどもに伸しかかり、反抗無気力を作り出していってしまいます。

 

たとえば「お風呂入りたくない」「学校行きたくない」とこどもが言ったら

反抗や無気力を作り出していってしまう前に、たとえば、

 

こども
学校、行きたくない

 

昨日はがんばって行けたじゃない。パパ/ママがついていってあげるからちょっとだけでも行ってみよう

 

 

こども
お風呂、入りたくない!

 

入らないといけないに決まってるでしょ! さ、入ってらっしゃい

 

こどもとの暮らしのなかで、日常茶飯事に起きているこういった場面で、

「入らないといけないに決まってるでしょ! さ、入ってらっしゃい」と言う前に、「こどもは、なんで入りたくないんだろう?」と考えてみませんか。

 

>>> 関連記事
子どもがお風呂に嫌がらないで入る方法や楽しめる工夫!考え方をシフトして解決する(前編)

 

まずは親自身が、「こどもは、なんでそんなことを言うんだろう?」「この子は、どうしてそんなことをするんだろう?」と考える。

そうして、ギスギスの原因を自分で掘り下げてみることが第一歩です。

「なんでわたしの言うことがわからないんだろう?」➡︎「なんでわたしの言うことをわからせたいんだろう?」と。自分は、なにが不満なんだろう? と。

 

2つの不満を見分けよう

不満には2つの対象があります。どちらなのかを見分けてみて(自分でよーく確認してみて)ください。

  1. 相手
  2. 自分

 

① は、こども(相手)の言動や態度に不満があるからギスギスしている場合。

これは、親の力で押さえつけて改善しようとしている、正そうとしているときです。

今のあなたはいけないというメッセージを送り、自分にとっての正しさで相手を変えようとします。

 

② は、自分の現状に不満がある場合。

たとえばお金のことや仕事のこと、人間関係。いわゆる八つ当たりですね。

 

不満があるときのコミュニケーション

まずは、「 ① 相手に不満があるとき」のやりかたを考えてみます。

 

相手に不満があるときのコミュニケーション
  1. 自分はなにを知りたいのか? なにを求めているのか? をはっきりさせる
  2. 相手になにを話すか、きっちり筋を立て、台本をつくる
  3. アポをとる(約束した時間のそのときまで、本題には立ち入らない)
  4. 上司に話すような意識をもってしゃべる(感情論ではなく、冷静に、簡潔に、相手に伝わる言いかた、聞いてもらえる言いかたを工夫する)
  5. わたしはこう思っていて、こんなふうに心配になっていて、だからあなたの話を聞かせてほしいとお願いする
  6. 最後まで「上司」を意識する。途中で遮ったり、話をひっくり返したり、文句をつけたりしない
  7. 話を聞かせてもらうという用件なのだから、そのときは自分の意見を押しつけず、必ずそこで終わること

*「上司」は、こどもを目上扱いするわけではなく、従来の目下扱いをしない方法としての意識です。上司であろうと部下であろうと、おじいさんでも少女でも、本来はおなじ接しかたをすればいいのですが、わたしたちはつい気を抜いてしまうので、とりあえず上司を相手にしているつもりでやってみよう、ということです。

 

「 ② 自分の現状に不満がある場合」にできること/やることは、まず絶対に、こどもにはあたらないことです。

このとき親自身の根っこには、つらい、悲しい気持ちがあるんですよね。思うようにならなかったりわかってもらえなかったりすることで、不平不満としてあらわれてきます。

 

それでも、そのとき自分より弱いものにあたることは、絶対に避けなくてはいけません。あたられている弱者にとってはたまったものじゃないし、その相手が親であればなおさら、こどもは傷ついてしまいます。ヨコの関係どころではありません。

できるのは、自分が抱えている問題をしっかり見つめて、解決に取り組むことだけです。

こどもに話せるような内容なら、それをこどもに話すのももちろんいいと思います。それこそ、まるで友だちに話すような親しみをもって、対等な感じでね。

 

そういう関係は、こどもにとってもいやな感じはしないはずです。

親はときどき、自分の悩みはこどもにはわからないとか、言うべきじゃない…… と思っていますよね。でも、こどもは家族だからこそ、家のことをはじめ、共有できない内容や理解できない話題というのは案外とても少ないと思うんです。

親が包み隠すものが少なければ少ないほど、こどもだって安心していられるし、自分もまた話をしやすくなりますしね。

 

こどもの前で泣いたらいけないとか、弱みを見せてはいけないとか、一つずつ手放していこう。

(もちろん、いつでもすぐに泣いて泣いて弱音を吐き続けたらいい、のではありません。それは、友だちじゃないからこそ! 友だちは距離を置くこともできるけれど、こどもは嫌になっても親のもとを去れません)

 

ヨコの関係のはじまりは、自分を知ること

そうは言っても、こどもに対してなかなか裸になれない……という方がほとんどだと思うんです。

ヨコの関係のはじまりは、自分を知ること

 

ヨコの関係になる「方法」をいくらか答えることはできます。

でも、「じゃ、信頼しましょう」といっても「どうやって信頼するのか?」という話になるし、「尊重しましょうね」といっても、自らが尊重を受けてこなかったわたしたちは、勘違いした尊重をこどもに向けてしまいます。

 

「学校に行かないことも、勉強しないことも、昼夜逆転してるのも、お風呂に入らないのも、ぜんぶ尊重するんですか?」と言われたら、わたしたちは「そうです」と答えます。

ここで湧き上がる「そうは言っても…」のなかに含まれている無意識の部分を発見していかなければ、どれだけハウツーを習得しても、ヨコの関係にはなれません。

 

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そのためにも、わたしたちはヨコの関係をまなぶ学校を主宰しています。

わたしたちの過ごしてきた環境にあるのは、タテの関係ばかりでした。あたりを見回してもそう、あらたまって勉強しなくても身についているし、日々自然と習得しています。

けれど、ヨコの関係はまわりに手本もなければ見本もない、教科書もありません。

 

ヨコの関係になるには、ヨコの関係について勉強する必要がある。なぜなら、わたしたちは知らないから。

じゃあ、知っていけばいい!

 

「オヤトコ学校 いい舟」では、こんなことからはじめています。

 

ここであそぼう

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