こんにちは、AI-am(アイアム)の吉田 晃子です。
笑われないようにしなきゃって思ったら、しんどくなりますよね。
笑われることがこわくなかったら、人生はうんと楽になる。
旅先でもそう! 今回のイラン・コーカサス旅でも笑われっぱなしのよっぴーです。
昨日もね、部屋が寒かったからフロントにジェスチャーしに行ったんです。
寒くてブルブルするときの格好をしながら「ルーム、ブルブル!」
伝わったー。
笑われまくりのなかから、ひとつ、ふたつ、エピソードを書いてみます。
注目される
飛行機がテヘランに到着するや、女性の乗客はこぞって頭にスカーフを巻き出した(巻きっぱなしの方も大勢いるが)。
イスラムの教えにもとづき、イランでは、女性は髪の毛を隠さないといけなくて、それは観光客の女性も例外ではないんですね。
日本人はわたしたちだけの機内。
帽子をかぶるふたりに、視線は集中した。
教えてくれる
「空港内なら観光客は巻かなくてもいいんじゃない? 帽子かぶってて髪の毛みえへんねんし。だからアレやったらテヘランの空港のショップで買えばええやん」
こう考えていたわたし(たち)の考えは甘かったようで、視線は、声に変わった。
「あなたたち、早くスカーフを巻きなさい」
腰に巻こうと思っていた※ 90センチ×140センチほどの大きさの布を持っていたので、急きょそれを半分にやぶり(わたしと まりん さんの分)、頭に巻きました。
※ 髪の毛だけではなく、女性は首元(胸元)のほか、お尻のラインも隠すよう、国の規定で定められている。そのため、パンツ(ズボンやGパン)のヒップラインもNGで、お尻がすっぽり隠れるような上着を着用しないといけない。
笑われる
声は、笑いに変わった。
大笑いされたー。
巻き方がヘンなのだ。
いっしょになって、わたしも大笑いする。
うしろのおばさんに「どうやって巻くの? 教えて」とジェスチャーで言うと、快くおばさんは巻いてくれた。
愛のはじまり
笑う門には福来たる ですね。
降機を待つ飛行機のなか、笑いは、愛に変わったのでした。
「ようこそイランへ」
男の人たちもみんな笑っている。
巻き方、教えてもらったけど、すぐほっかむりになるよっぴー、笑。
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いい人やめたら楽になるよ
子どものころ、「そんなことをすると笑われるよ」とよく言われたもんです。
それって、笑われること=悪いこと、恥ずかしいこと という価値観を、植え付けられるよね。
でもそのたび、「なんで笑われたらあかんねんやろ?」と思った。
人からどう思われるか、を第一に考えていたら、生きにくくないかなあ? って。
人から笑われたって、わたしは、自分にとって 好きなこと や、やりたいこと ができればいい。
着たい服を着て、行きたいとこに行って、やりたいことをするの。
人からどう思われるかなんて、どうでもいいことで、自分がどう生きるか、自分に集中していくだけ!
テヘランでの乗り継ぎ(トランスファー)
☆ もうひとつエピソードを。
そんなこんなでテヘラン(イラン)の空港に降り立ったふたり。
(乗り継ぎについては別記事で書こうと思っているのだけど)テヘランでの乗り継ぎは地獄(笑)です。
飛行機から降りてきたその場所は寒々しい小さなフロアー(撮影不可)で、6、7人が座れる長イスがひとつだけ置かれてるんですね。シルバーの冷たいやつ。
で、次に乗ろうとしている便の搭乗がはじまるまで、そこで待たされます。
なんの説明もなく。
ショップどころか、お水1本買う自販もありません。
スマホいじりもできません(充電できない + ネットがつながらない)。
AKIKO HAPPY
そこで6時間、待たされていたわたしたち(次に乗る便の搭乗までだから、もっと長い人もいる)。
やっと、やっと、やっと! 係りの人がパスポートと搭乗券を持って現れた!
うれしくって、係りの人が、「アキコ〜 ヨシダ〜?」と確認しようと、「アキコ〜」と言いはった時点で、
咄嗟に、めーーーーーちゃくちゃ元気に「はい!!」と言ってしまった。
満面の笑みで。
感情を制服のしたに隠している係りの人だったのに、彼の顔も満面の笑みになった。
これからもずっと笑われるにんげんでいたいな、って思う。