嫌いな人を慮る — 「先生である前にひとりの人間」ではなく、ひとりの人間が先生であり親であり子であるということ




am3こんにちは。

AI-am(アイアム)
星山 海琳 です。

 

AI-amが運営している 「オンラインコミュニティ お母さんのじかん365」では、Facebookグループ上でのおしゃべり(投稿)のほか、Zoomでも、いろんなおしゃべりをしています。

先日の記事では「不登校あるある」のひとつ、安否確認についての話題から思ったことを書きましたが(https://ai-am.net/anpi)、その日ほかにも出た話題のひとつから、よっぴーまりんが二人で話していたことを書き残しておきます。

今回は、こどもが不登校をしていて学校とのやりとりに苦労するなかで、嫌いな人を慮ることについて。



こどもの言葉を知る

先日、「お母さんのじかん365」のZoomに参加してくれていたひとりの親さんは、こどもさんが不登校をされているので、地方のいわゆる保守的・権力的な学校と、創意工夫しながら付き合いを続けられています。

「学校に行けない」のではなく「学校に行かない」、その考えを学校側に押しつけるのではなく、こどもさんに対してはもちろん、学校の先生や校長に対しても、丁寧で相手を尊ぶことを欠かさない、芯の通ったすてきな方です。

コミュニティに参加されている親さんがたそれぞれに、新年度・新学期に入っていろいろと学校とのやりとりに取り組まれているなか、このお母さんは、こどもさんが学校について親に語っていることを(近々また家庭訪問があるので、そのときに)先生に伝えようと思う、と話していました。

わかってもらいたいから、わたし(親)自身の心労を教えたいから、ではなく、ただ、こどもの言葉を伝えたい、と(現行の学校教育を改善する方法のひとつは、当事者であるこども本人の言葉を聴くこと、と心から思います)。

で、それをどう受け取るかはもちろん相手次第なんですが、肝心で難しいのは、まずその相手の耳に(シャットアウトされずに)入ること、なんですよね。

「先生」と「保護者」、属性どうしのお付き合いのなかで

Zoomでのおしゃべりのなか、言うのは簡単だけれどもどう伝えればいいのか、相手(先生)の生い立ちや背景まで想像してしまう、すると安易な言い方もできなくて、と、話してくださったのを聞いて、「嫌い(といえる)人を慮る」ということを、二人であらためて反芻していました。

 

日々、大切な人を大切にすることさえ満足にやりきれない中で、組織の担当者のひとりの、生きた人間としての側面を想像するのは、存外できないこと、と思います。

もちろん相手は「学校の先生」として仕事をされているし、「先生」と「保護者」の属性上でのお付き合いであることには変わりないので、それらをまったく消し去って付き合う、というのも違う。

でも、目に見える言動だけではなくその背後にあるものを、皮肉や嘲笑のためではなく想像し、だからといって同情するのでも下手に出るのでもなく、あなたも人間なんだからと言いくるめるわけでもなく、再び属性へ立ち返ってストレートに接することが、なかなかできない。

 

いわゆる「大変な“子育て”」の時期にいる親御さんが、疲労から、自分は親である前にひとりの人間だ、ということもあるけれど、「前」か「後」かではなく、ひとりの人間は親であってこどもであって、わたしたちはいくつもの属性を同時に持ち合わせているんですよね。

慮ることは肯定ではないからこそ

そういう見方を、自分にとって嫌いな人や、好き好んで関係があるわけじゃない人を相手にやるのはとても気力を要する、重要なプロセスなんですが、それは自分にとって、人間としての矜持であるようにも感じます。

慮ることは肯定でもケアでもなく、相手におもねる必要もない。どちらにも正義があるからすべてが正しくどっちもどっち、じゃ進歩がないどころか退廃するいっぽうです。

わたしたちがつくづく傲慢な生き物であるからこそ、わたしたちに備わった想像力と理性を、善く使っていけたらな、と思うばかりです。長い時間をかけて。

 

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