サドベリースクールを家庭に持ちこむことはできるか?

train-2626657_640

 

ammこんにちは、AI-am(アイアム)の星山まりんです。

サドベリースクールは、家庭に持ちこめるか。
わたしはできないと思っています。

学校に行かなくても勉強はできるけど、学校の生活そのままを家のなかに移すことはできないことにも似ている。

しかもそれよりむずかしいのは、サドベリーには答えがないというところ。

サドベリースクールの教育理念

サドベリースクールの教育理念は、以下のとおりです。

  • 自分の好きなことを学ぶ
    子どもたちは大人に指図や規制されなくとも、自分で学び、成長することができると信頼されている。
    だからそれぞれが興味のあることをやっているんだ。子どもたちは「やりたいことをやる」ことでその時々の最大限の学びをえているんだ。
  • カリキュラム&テストなし
    どんな形でも子どもたちが大人からテストなどで評価されることはないよ。
    子どもの尊重子どもたちは大人から一方的に指図されたり、規制されたりすることはないよ。子どもも大人も同じように一人の人間として大事にされているんだよ。
  • ミーティングで話し合って決める
    ミーティングでみんなで決めて納得したルールは守りながら、自由にすごせるんだよ。
    スクールの方針や予算は子ども・スタッフ共に1票のミーティングによって決定されるんだ。
    子どもたちがスタッフの人事を子どもたちの投票で決定するスクールもあるよ。
  • 年齢ミックス
    従来の学校のような年齢によるクラス分けはないよ。
    いろんな年の子ども達がいっしょに過ごす中で、たがいに教えあったり影響を受けたりしながら、多くのことを学んでいっているんだ。

出典:デモクラティックスクール総合情報サイト・教育理念

 

家庭をサドベリスクールの代わりにすることはできないけれども、この精神を家庭に、対人関係に、持ちこむことはできます

親子であることによって取り払えない甘えは残っても、親にスタッフのはたらきができなくても、この精神が家庭の軸にあるだけで、家庭は大きく変わります

逆にいえば、ホームエデュケーションでも、フリースクールへ通っていても、オルタナティブスクールに通っていても、学校へ通っていても、けっきょくは家庭の軸になる精神が子どもを、親子を左右する。

昨年出版になった本、『 小さな天才の育て方・育ち方 – 小・中・高に通わず大学へ行った話 』のなかでも書いた、小・中・高へ通わなかったわたしが、12年間の勉強を2ヶ月半で終えたというはなし。

あわせて読みたい

12年間の勉強が2ヵ月半?〜小中高には行かないで大学に行った娘の話.高認篇

これは、すごいことじゃない。
期間は前後したとしても、基本的には誰にだってできることです(その気になれば)。

でも、ほとんどのひとがそれは特別なことだという。
誰にでもできることじゃないという。

「特別」という認識の違い

この認識の違いはなんだろう、といつも思います。

どんなに考えてみても、やっぱり「小・中・高へ通わなかった子が、17歳のときに12年間の勉強を2ヶ月半で終えた」というのは特別なことではない。

むしろ「なぜ12年間もかけて勉強させるのか」という、学校教育のシステムに、ふしぎや疑問を抱きたくなります。

この出来事に(あるいはわたしに)「特別なこと」がもしあるとするなら、それは、それができる精神気力体力があった、ということです。

でも、これ自体はまだ特別じゃありません。
しいていえば、誰もが持って生まれてきた力になぜか蓋をされがちな今、それに蓋をされなかったことが特別なこと、ということになります。

それっておかしな話ですね。
「したこと(されたこと)」よりも「しなかったこと(されなかったこと)」のほうが特別になっている。

もともとあるものを奪わない、というだけのことが、今はなぜか特別なことになっている。

サドベリースクールは「なにもないところ」

わたしは以前通っていたサドベリースクール(デモクラティックスクール)を「なにもないところ」だと言ったことがあります。
設備とか、そういう話ではなく。

なにも用意されない、なにも準備されない。それは蓋をされないということでもあります。
なにもないところには、なんでもある

自分がなにもしなければ、なにもしないままでいられる。
自分がしようとすることには、(それが迷惑にならなければ)誰にも止められないし、否定もされない。

たったこれだけのことが、なぜか特別なことになってしまいました。それが一般的になった。
だから、「小・中・高へ通わなかったわたしが、12年間の勉強を2ヶ月半で終えた」ということも特別なことのように思われる。

わたしがサドベリースクール(デモクラティックスクール)を好んだのは、生まれたときから(生まれる前から)それと近い、ほとんど同じといってもいい精神が家庭の軸になっていたからかもしれないな、と今は思います。

子どもは、「どんな学校に通うか」を選ぶことはできるけど、家庭を選ぶことはできません。
家庭の軸になる精神は、親にしか選べない。

星山まりんと、吉田晃子(よっぴー)のふたりが、2泊3日で、ご自宅にうかがうという企画を進行中です。

文章や数時間のトークライブだけではなく、わたしたちの会話や行動から、「対等」や「フラットに接する」、「信頼」「尊重」などを肌で感じてもらえたらと思っています。
詳細は追ってお知らせします!

 

AI-amからのお知らせ・情報

お母さんのがっこう365 スケジュール

1711  
よっぴー・まりんのオンラインサロン「お母さんのがっこう365」

不登校や子育てに共感しあえるご近所さんがいないなら、オンラインでつながりましょう!

365日、場所を問わず心強さをもらえる場所です。

➡︎ 詳細・入会はこちら

 

書籍案内

親子で書き下ろす新しい教育書! AI-amの吉田晃子・星山海琳の共著本 『小さな天才の育て方・育ち方 - 小・中・高に通わず大学へ行った話』、発売中です!

 

日本の学校・フリースクール等一覧情報

サドベリースクール、デモクラティックスクール一覧

※ デモクラティックスクール・ネット加盟校

【保存版】全国にひろがる日本のサドベリースクール

【保存版】日本各地のあたらしいサドベリースクール  

日本のオルタナティブスクール一覧

【保存版】オルタナティブスクール一覧  

全国のフリースクール一覧

【保存版】全国のフリースクール一覧  

公の学校/公立・私立高校一覧

【保存版】中学不登校でも高校進学できる全日制・定時制・通信制、公立・私立高校一覧

 

不登校からの大学

【必見】高卒と高認の比較

 

人気記事

12年間の勉強が2ヵ月半?~小中高には行かないで大学に行った娘の話.高認篇

学校は行きたくないのなら行かないがいいです。小中学生通知表の出欠記録

不登校でも学校に行かなくても、ちゃんと大人になりました

子どもが不登校になってよかったことベスト10

不登校が絶対に治らない理由

 

おすすめ記事

【不登校の親必読】子どもが不登校になったときに読んでほしい記事まとめ

【不登校の子必読】不登校記事のまとめ「学校は行きたくないなら行かなくていいよ」

ゲーム依存症の子どもはゲーム心配症の親のもとで育つ

話を聴けない親、心を話せない子ども【コミュニケーション能力を高めよう】

必見!親子の交換日記ノートで伸びる25個の能力と良い点

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です