【学校を辞めたいのですが、辞めたあとが不安です】不安のあるところに自由がある

ammこんにちは、

AI-am(アイアム)
星山まりん です。

 

LINE@にいただいたメッセージにお答えしています。
自由は、不安のある状態を指すものだと、最近思うようになりました。

だから不安があるのはあたりまえで、不安となかよく付き合っていく。

「学校を辞めたいのですが、辞めたあとが不安です」

LINE@ 、たくさんのメッセージをありがとうございます。

先日は、
「 学校を辞めたいのですが、辞めたあとが不安です。どのように対処すればいいですか? 」というご相談をいただきました。

 

lineat0625

 

自主退学ができるということは、おそらく高校ですよね。

辞めたあとの不安がどんなものかわからないけれど、世間体 就職 の2つかなと推測して書きます。

 

自由には3つの段階がある

自由は、「不安がある状態」を指すんじゃないか と思うようになりました。

不自由のさなかに不満が募って、自由がちらついたとき、ばくぜんとした不安に包まれます。
その不安を覗きこんで、手のひらに乗せてじっくり観察でもしないと、自由になれない。

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自由は、おおまかに三段階に分かれていて、

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  • 「不自由な状態」
  • 「自由な状態」
  • 「はたから見ると自由だけど本人はそんなつもりもないほど自然な状態」

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があると思うんです。

ひとりの人間にならまとめて適用できるものでもなくて、たとえば人間関係のことお金のこと暮らしのこと仕事のこと学校のこと生きかたのこと……等々、ひとりの人のなかにも、対象によって異なった段階の自由があります。

 

不安をたずさえて不自由さから抜け出すこと、拒むこと

不自由は、自分の思うようにはならないことを指します。
そこにあるのは不満で、場合によって怒りやいらだちも伴って加わります。ここに不安はありません

不安は、自分の動ける範囲、(行動だけでなく思考も含め)泳げるスペースがあるときに生まれるものです。

つまり、自由があるとき

 

不自由さは自分を囲っていたわけですから、どんな体勢でいようと倒れることも飢えることもなかったけど、
その囲いがなくなれば、力を抜けば身体は倒れてしまうし、飢えるか飢えないかは自分しだい、雨風も真に受けることになります。

不安を押しこめるにせよ負けながらにせよ、それをたずさえながらも不自由な状態から抜け出すこと、不自由な状態から距離をとったり拒んだりすることが、自由 なんだと思うのです。

 

ちなみに、不安も疑いも反抗(拒否)もない、それが自然で当然といわんばかりの状態が、「はたから見ると自由だけど本人はそんなつもりもないほど自然な状態」です。

自覚しているとカギカッコのついた自由になってしまいがちなのが厄介なところですが、わたしにとっては、小・中・高に通わなかったことや、高認を受けることになるまで一切の勉強をしなかったこと企業への就職をしなかったことなども、これにあたるかもしれません。

それは、努力して得るというよりも、環境や運によるところが大きいものです。

 

不安となかよくやっていく

それで、やっと本題の「学校を辞めたあとの不安」なんですが。

高校が不自由な場所(あるいは、しんどい、大変な、つらい場所)であれば、そこを去ることは、自由な状態になるということになりますよね。

だから不安が伴うのはあたりまえのことで、不安なりに、不安とぼちぼち、なかよく、付き合っていく しかありません。自由な場所にいることが「自然な状態」にならない限りは。

 

世間の、あまりにも当然とされている常識(「高校くらい出ておかないと」「中卒じゃ社会に出れない」etc)と自分の選択がちがっていること。

それによって軽蔑されることや、就職できないかもしれない≒まっとうに生きていけないかもしれない と考えたりするときの不安。

 

もし、なにが不安なのかわからなくて、それを知ろうと思うなら、じっくり掘り下げてみてください。
不安なままで自由になることはできるけど、不安の正体がわからないまま自由になることはできません

 

その結果、自由と安心(あるいは不自由さと不安)とを天秤にかけたとき、安心を選ぶのもいいし、自由を選ぶのもいい。

確実なのは、大手大企業に就職できる可能性は極端に下がったとして、「就職先」自体はいくらでもあることや(自分で仕事をつくってみることもできる)、

自分のありかたによって、世間は がちがちに硬くてむずかしかったり拍子抜けするほどやわらかくてかんたんだったりする ということです。

 

今日の本

孤独と不安のレッスン / 鴻上尚史

「ニセモノの孤独」を知る、「根拠がない」から始めよう、つらくなったら、誰かに何かをあげる、あなたを支えるものを作る―人気演出家が綴る「ひとり」を生きるための練習帳。

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