こんにちは、AI-amの吉田 晃子です。
家ではデモクラティックスクール・サドベリースクールはできないよ、というお話と、デモクラティックスクール・サドベリースクールとホームスクーリングの違いとエッセンスの話。
もくじ
「家」でデモクラティックスクール・サドベリースクールはできません
この春中学3年になった子どもがいます。中学2年の夏休み明けから不登校をしていましたが、やっと「学校」に囚われない生き方ができるようになりました。今春からはホームスクーリングとして家でデモクラティックスクールをしていこうと思っています。『小さな天才の育て方・育ち方-小・中・高に通わず大学へ行った話』に書かれてある家族会議のしかたを詳しく教えてください。そのほかにもアドバイスがほしいです。
というご相談がきました。(内容は省略しています)
アドバイスがほしいということなので、アドバイスさせていただきました。
家で デモクラティックスクール・サドベリースクール はできません、と。
どうしてか?
そこは「家」だからです。
そこにいるのは「お母さん」(もしくは「お父さん」)だからです。
親が、デモクラティックスクール・サドベリースクールを立ち上げ、始めることはできます。
親が、デモクラティックスクール・サドベリースクールのスタッフになることもできます。
ただ、いまの「家」のまま、「お母さん」のままでは、デモクラティックスクール・サドベリースクールはできません。
デモクラティックスクール・サドベリースクールとアンスクーリングの異なる点
デモクラティックスクール・サドベリースクールというのは、 オルタナティブスクール のひとつで、カリキュラムやテストのない、自分の好きなことを学んでいく学校なんですね。
ここだけをみれば、アンスクーリング(子どもの自主性に任せて本人の学習する意欲・興味に従って教育を進めるホームスクーリング)と似ています。
しかしアンスクーリングと大きく異なる点は、デモクラティックスクール・サドベリースクールは、子どもとスタッフがなんでもミーティングで話し合って決めていくという、民主的に自治運営しているってところです(ほかにも大きく異なる点がありますが、それについては別記事で書きます)。
まずそもそもスタッフは、子どもたちの話し合いや投票によって決まります。
またそれは終身雇用ではなく、毎年、スタッフ選挙によって選ばれるんですね。
スタッフの給与も子どもたちが決めています。
時間も手間もかかります。もーーーーーーぅ。
それでも、学費、活動費、物品の購入、春休みや夏休みの日にち、開校日、開校時間、ルール、etc、学校に関わることはすべてミーティングで話し合って決めていくんです。
なわとびを買ってほしくなったら、ミーティングで議題を出して、なぜ買ってほしいのか、どう必要なのか、みんなの前で話します。
でもって、みんなで話し合って決定されていきます。
ホームスクーリングの場合だったら、「なわとび買って〜」と、買ってほしくなったそのときに発言できるだろうし、交渉相手は親となります。
ホームスクーリングとして家でデモクラティックスクールをしていくことはできない、と言い切った理由をわかってもらえたかとおもいます。
デモクラティックスクール、サドベリースクールエッセンス
でもね、そのうえで思うことがあります。
わたしはデモクラティックスクール、サドベリースクールが好きなんですね。
だから言うのだけれど、サドベリーの考え方は親子の関係にもとってもいいっておもっています!!
信頼すること、尊敬すること、子どもの主体性 の大事さ、親の寛容 さ、多様な価値観との共存、、、すべての親に知ってもらいたい考えです(この情熱がブログを書きつづけているパワーになってる)。
「親だから子どもを心配するのはあたりまえ」というセリフを耳にするたび、え? なんで? っておもいます。
つか、怒りすら覚えて笑いがでます。
だって、こんなに失礼なことはないでしょ?
「 親が「待つ」をしないと子どもは何も学べない 」の記事や、「 ぼくはゲームが好きです!子どもがゲームをやめないといけないのはなぜですか? 」の記事などもそうなのですが、AI-amが書いている記事には、サドベリーエッセンスをふんだんに入れてあります。
でね、これからも、これまで以上に、デモクラティックスクール、サドベリースクールのエッセンスをとりいれたの、「家庭でサドベリー」なんて名付けて、ブログ書いていきますんで、読んでいただけたらうれしいです。
(『小さな天才の育て方・育ち方-小・中・高に通わず大学へ行った話』に書かれてある家族会議のしかたについては、【 親と子がハッピーになるコミュニケーション講座 】で実践的にお伝えしています。)