日本のオルタナティブスクール一覧/不登校はもう古い!フリースクールや学校以外の選択

amam
こんにちは、

AI-am(アイアム)のよっぴーまりんです。

 

現在の公教育・公の学校やフリースクールとはちがう選択肢、オルタナティブスクールの紹介です。

さまざまなタイプのオルタナティブスクールが全国各地にあります。
自分自身が行きたいと思う、好きな学校へ通いませんか。

 

* 日本全国のフリースクール一覧はこちら

 

いま「学校」といえば、多くのひとが思い浮かべるものはひとつです。

けれどきっと、あと5年、10年、30年後……、「学校」から思い浮かべる場所も種類も、うんと増えることでしょう。

 

オルタナティブスクール は、現在の公教育=一条校とは異なる、独自の教育理念・方針により運営されている学校の総称です。

総称なので、オルタナティブスクール全体に共通した教育観はありません。各校それぞれに理念・特色があります。

「不登校をしているから、一条校の代わりに通う」というよりも、その教育観・学校が好きだから、共感するから、心地いいから通う 場所として通うこどもたちがたくさんいます。

 

当オヤトコ発信所のメンバー 星山 海琳 は現在の公教育、公の学校を必要としませんでしたが、わたしたちは現在の学校が悪だとは思っていません。なくなればいいとも思いません。

問題は、ほかに選択肢がない(という風潮がある)ことです。

 

どんな学校に行っても、行かなくても、優劣も善悪もない、それがいい。

行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かなければいい。行くなら、みんなが自分の好きな学校へ通っているのがいい。好きなレストランや、好きな靴を選ぶように。

そう考えています。

 

以下からは、

  • 先人の教育思想に基づくオルタナティブスクール
  • 独自の教育理念・方針で運営されている各地のオルタナティブスクール
  • 一条校でありながらオルタナティブ教育的な取り組みを行っているスクール

をご紹介します。

 

サドベリー教育(デモクラティック教育)

サドベリースクール(デモクラティックスクール)には、ここで挙げるオルタナティブスクールのなかでも、最も枠や決まりがなく、カリキュラムやテスト、クラスなどは一切ありません。

以前、吉田晃子が立ち上げ・スタッフとして勤め、星山海琳が通っていたのもこのスクールでした。

子どもにとって良いもの・悪いものの区別もなく、先生もいない学校を、子どもと大人で民主的に自治運営しながら、それぞれ自分の好きなことを学びます。

アメリカ・ボストンの「サドベリー・バレー・スクール(Sudbury Valley School)」とおなじ理念で運営されています。

* … デモクラティックスクール・ネット正会員スクール

 

↓↓ 各校の詳細はこちらの記事をご覧ください ↓↓

[kanren postid=”766″]

[amazonjs asin=”4884161734″ locale=”JP” title=”自分を生きる学校 -いま芽吹く日本のデモクラティック・スクール”]

[amazonjs asin=”484610608X” locale=”JP” title=”世界一素敵な学校―サドベリー・バレー物語”]

 

サマーヒル教育

サマーヒル教育をもとにしたきのくに子どもの村では、「プロジェクト」と呼ばれる、クラスごとの体験学習が重視されています。

寮生活が基本形となっており、こちらは認可を受けている私立学校です。

A・S・ニイルが創立したイギリスの「サマーヒル・スクール(Summerhill school)」のほか、J・デューイ(『学校と社会』などを書いた哲学者)の考えをもとに、学校法人きのくに子どもの村学園によって設立されました。

 

☆「きのくに子どもの村学園」についての記事はこちら↓↓
きのくに子どもの村学園ってどんな学校?『きのくに子どもの村の教育―体験学習中心の自由学校の20年』をもとに紹介します。
[kanren2 postid=”26382″]

[amazonjs asin=”4654018875″ locale=”JP” title=”きのくに子どもの村の教育―体験学習中心の自由学校の20年”]

 

シュタイナー教育

オーストリア出身のルドルフ・シュタイナーの考えにもとづいたシュタイナー教育では、芸術が重視されており、芸術科目にかぎらず、教育そのものを芸術として扱っています。

子どもにとって良いと考えられているもの・悪いと考えられているものがはっきりしており、その環境づくりにも力が入っています。

12年の一貫教育で、入学から8年間はおなじ先生であることや、エポック授業などなど、特徴的なカリキュラムがあります。

* … 日本シュタイナー学校協会 正会員校

 

☆「シュタイナー学校」についての記事はこちら↓↓
シュタイナー学校ってどんな学校?『親と先生でつくる学校 ー 京田辺シュタイナー学校 12年間の学び』をもとに紹介します。
[kanren2 postid=”26489″]

[amazonjs asin=”486101140X” locale=”JP” title=”シュタイナーの子育て (クーヨンBOOKS)”]

[amazonjs asin=”4884162374″ locale=”JP” title=”親と先生でつくる学校 <京田辺シュタイナー学校 12年間の学び>”]

 

フレネ教育

セレスタン・フレネの教育学では、子どもたち自身の生活・経験から書く自由作文というものが重視されていて、それを印刷したものを、(既存の教科書ではなく)テキストとして使用します。

日本ではそれほど広まっていませんが、これを実践、または部分的に取り入れている学校や幼稚園が各地にあります。

 

☆ 「箕面こどもの森学園」についての記事はこちら↓↓
箕面こどもの森学園ってどんな学校?『みんなで創るミライの学校 21世紀の学びのカタチ』をもとに紹介します。
[kanren2 postid=”26174″]

[amazonjs asin=”4806714682″ locale=”JP” title=”こんな学校あったらいいな: 小さな学校の大きな挑戦”]

[amazonjs asin=”4806715913″ locale=”JP” title=”みんなで創るミライの学校―21世紀の学びのカタチ”]

イエナプラン教育

ドイツでペーター・ペーターゼンがはじめた教育モデル「イエナプラン」は、異年齢のクラス編成や、ワールドオリエンテーション、「対話・遊び・仕事(学習)・催し」をローテーションする時間割などに特徴があります。

日本では、一条校として認可を受けている以下の学校のほか、イエナプランを部分的に取り入れている幼稚園やスクールなどもあります。

 

☆ 「大日向小学校」についての記事はこちら↓↓
イエナプランの大日向小学校ってどんな学校?『あたらしいしょうがっこうのつくりかた』から紹介します
[kanren2 postid=”26664″]

 

ドルトンプラン

ヘレン・パーカーストがアメリカ、ドルトンの小学校で行った指導法がきっかけになった「ドルトンプラン」の教育理念は、「自由(freedom)」と「協働(co-operation)」の原理にもとづいています。

勉強を遮らずそれぞれの興味やペースを尊重した個別学習、社会性と協調性を身につけるための他クラス・他集団との積極的な交流などに特徴があります。

日本では、大正時代に一度取り入れられましたが、その後2019年になって以下の私立学校が設立されました。

 

そのほかのオルタナティブスクール

* …文部科学省の認可を受けている私立学校(一条校)

 

 

一条校やフリースクールのなかにもオルタナティブスクールのような実践をされているところがあったり、
インターネットには掲載されていないごく小規模な運営だったり、
どのタイプにも属さなかったり、
サドベリーやシュタイナーといった名前を掲げていないスクール(「そのほかのオルタナティブスクール」など)もあります。

オルタナティブスクールは、これからもっともっと増えていきます。
そのうち、オルタナティブという言葉も使われないようになれば理想的だとわたしたちは思っています。

自分が好きな学校へ行く。とてもとても、当たり前のことです。

 

投げ銭はこちら

Paypal.Meの画面を移行後、「送信」よりお進みください。
金額はおいくらでも、と言いたいところなのですが、手数料が差し引かれてしまうため、すみませんが300円〜でお願いします。

この記事がよかった役に立ったオヤトコ発信所を支援したい・応援したいと思ってくださった方は、よろしければ投げ銭をお願いします!

心の支えにさせていただくとともに、これからの活動に役立てていきます。