ゲーム依存症の子どもはゲーム心配症の親のもとで育つ。「ゲームもする子」を「ゲームしかしない子」にしてしまう分かれ道




am3こんにちは、

AI-am(アイアム)の
よっぴー です。

 

好きでゲームをしている子どもは「ゲームが好き」なだけです。

ゲームをしたからといって「ゲーム依存症」にはなりません。

ゲームに限らず、子どもをなにかの依存症に追いつめるのは親ですよ、という、ちょっと耳の痛いお話しを書いています。



『ゲームはやめなさい!勉強しなさい!と言う前に親がすること・しないこと』の記事から

ゲームはやめなさい!勉強しなさい!と言う前に親がすること・しないこと の記事で、

好きでゲームをしている子どもに、「ゲームは目に悪いからやめなさい!」とは言っても、「勉強は目に悪いからやめなさい!」とは言わないよね、ってことを書きました。

 

「なにしているか」ではなく、「なんしているか」。

 

ゲームをしている子どものためをおもうのであれば

目に負担のかからない照明器具をつければいい。
背筋が悪くならない椅子にすればいい。
学習机を念入りに選んだときのように、環境を整えてあげればいい。

それは ゲームも勉強も同じ だと書きました。

 

「お酒が好きな人」と「アルコール依存症の人」の違い

たとえば、「お酒が好きで飲んでいる人」と「アルコール依存症の人」の違いってなんでしょうか?

 

好きでお酒を飲む人には、誰にだって「初めて飲んだとき」があります。でも、飲んだとたんアルコール依存症になるわけじゃないですよね。

背伸びしたくって飲んだ人、二十歳になったから飲んだ人、、、はじまりはいろいろだけど、みんななんらかのきっかけやタイミングがあって飲んだ。

「おいしかったから」、「たのしかったから」、「もう一度チャレンジしたかったから」、「付き合いで」などの理由でまた飲んで、だんだんとお酒が飲めるようになっていく(「量」だけを指すのではなく)。

 

お酒が好きで飲んでいる人は、たとえそれがストレス発散だったとしても、「お酒=悪」とは捉えていません。

二日酔いになっても、「あ〜あ。でも昨日は楽しかった!」とおもえます。

 

でもって、その姿を家族に隠さなくてもいい環境だったら……。

嫌なことがあったとき、愚痴や弱音を聞いてくれて、一緒にお酒に付き合ってもくれて。つまりは「お酒を飲む」ということを認めてもらえている環境だったら……。

お酒に依存はしても、依存症にはならないんじゃないでしょうか?

 

単なる酒好きは、ストレス解消法の引き出しをほかにも持っていますお酒以外の楽しみも持っています自律性が働いています

 

「お酒ある」だったのが、共感してくれる人がいない……、居場所がない……、などの生きづらさから、困難な問題や苦痛をひとりで背負わざるをえなくなり、

「お酒しかない」状態になっていったとき、飲む量・タイミング・状況などを自分でコントロールできなくなっていって、依存症になっていくんだとおもいます。

なんでこんなことを……って後悔しながらも、やめられなくなっていくんだとおもいます。

※アルコール依存症は病気であり、本人の意志の強弱に関係ありません。

 

物質系の依存非物質系の依存

依存症には、アルコールや覚醒剤、処方薬・市販薬など、精神に作用する物質を摂取する「物質系」の依存 と、

ギャンブルやセックス、過食・拒食・ダイエットなど、特定の行為や関係にのめりこむ「非物質系」の依存 があるので、

スクリーンショット(2017-06-07 5.50.19)

出典:依存症回復のエキスパート ワンネスグループ

 

アルコールとゲームを一緒にしたらいけないのかもしれませんが、この記事では専門的には触れていないことをご了承ください。

 

「ゲームもする子」を「ゲームしかしない子」にしてしまう分かれ道

ゲームも、お酒と似ているとおもうんです。

誰もが、なんらかのきっかけやタイミングがあってはじめた。

 

クリアーできてうれしかったとき、家族がそのよろこびを共感してくれて、ワンゲーム付き合ってくれたりもして。つまりは「ゲームをする」ということを 認めてもらえてる環境 だったら……。

あるがままの自分の姿を隠さなくてもいい環境 だったら……。

「ゲーム=悪」という捉え方をしていない親のもとでは、依存症にはならないんじゃないでしょうか?

ゲームが好きだから、ゲームするだけで。

 

けれどもゲームは × で、(親が善しとするものが仮に勉強だとして)勉強だったら とする親のもとでは、子どもは「勉強をしていることでのみ自分は認められる」と感じます。

だから勉強を通じてのみでしか、自分の存在価値を感じられなくなって、ゆえに、ますます勉強に依存していきます。

勉強依存症の子どもは、勉強が好きで勉強しているのではありません(⇒ 優越感)。

 

一方、× のゲームは、「してはいけない」とされている行為なので、「ゲームをしている自分はダメな子で、ゲームをしていては認められない」と捉えるようになっていきます(⇒ 劣等感)。

子どもからすればただ単純に、世の中にありふれている娯楽の一つであるゲームをしていただけなのに、です。

それなのに、親の心配症が災いして、ゲームしかしない子に追いやっていく

 

「ゲームもする子」だったのを、「ゲームしかしない子」にしてしまう分かれ道は、ここだとおもいます。

 

優越感劣等感は依存症の象徴です。

「してはいけないことをしてしまう自分」というレッテルを植えつけられるがゆえに、罪悪感が芽生え、その行為をますます止められないものに変えてしまいます。

アルコール依存症の人にとって、アルコールを飲むことは喜びではないし、自分のためにはならないけれども、飲まないではいられず、二日酔いになって、なんでこんなことを……って後悔しながらもやめられなくなっていくのと同じです。

 

依存症とされている行動は、苦痛を一時的に緩和し、生きのびようとする なかで生じるものです。

親の心配症が災いして、ゲームしかしない子に追いやられた子どもは、ゲームをしているあいだだけは苦しみから逃れられるんです。ゲームがいのちを助けてくれているのです。

 

関連記事
>>> ゲーム禁止をする親が知っておくべき悪影響と末路と非民主的な人間を育ててしまう危険

 

子どもが求めているのは、自己の力を発揮すること

ゲームはやめなさい!勉強しなさい!と言う前に親がすること・しないこと の記事で、「親の干渉は自立を後退させ、依存を強めてしまいます」と書きました。

このことを詳しく書いている記事は ↓↓ で、

【依存と自立】ふたつの願いを持って生まれてくる子どもの成長と親の役目

 

子どもが創造的活動(自らが学んでいきたいとする自立)をするとき、親は往々にして心配しますが、自立しようとしている子どもからすれば、「親に心配される」ほどウザいものはありません。

子どもが求めているのは、自己の力を発揮すること です。

 

その学びの場面で依存(所有的精神)を押しつけることは、「親は自分のことを信じていない」という否認のメッセージを子どもに送っていることになり、子どもの自己信頼をゆさぶることでもあります。

やめて!! ですよ、ほんともう! 子どもはやりきれない悲しい気持ちにさせられる んですから たまったもんじゃありません

次回ここんとこ詳しく書きます! 書いた ⇒ 『よつばと! 』7巻 第46話「おつかい」の話と、親が子に教えられるのは人生はなんとかなるということだけの話

 

親は子どもに、

「わたし(親)はあなた(子)のことをこんなに心配して(あげて)いるのよ」とか、
「あなたのためを思って言って(あげて)るのよ」、
「あなたのためを思ってやって(あげて)るのよ」

なんてことを言ったりするけれど、これ、「わたしの育て方、まちがってないよね?」「わたし、ちゃんと親してるよね?」って認めてほしいだけです。自分の承認欲求を満たしたいだけです。

立場があべこべですよね。依存が不安定な愛着と結びついています

 

心配症の親は、いつも自分の心配をしています。

自分が辛いおもいをしたくないから、怖いおもいをしたくないから、子どもに自分の知らない道は歩いてほしくないんです。

 

 

子どもがゲームをしているかどうかは関係ない

テレビゲーム依存、
ネットゲーム依存、
ネット依存、
スマホ依存、
Youtube依存、
instagram依存、
Facebook依存、
Twitter依存、
LINE依存、
etc、、、

 

何を求めているんだろう?

何が欲しいんだろう?

それをはじめっから分かり合えていたら、依存症にはなりません。

 

家庭円満というのは、自分にとって都合のいいように成り立たせるものではなく、家族全員がたがいに、存在そのものを無条件に肯定できる関係が家庭円満なんです。

子どもがゲームをしていようがしていなかろうが、そんなの関係ない。

親がゲームのことを気にしてるうちは、子どもとはわかり合あえません。← これは「不登校」もそうです。子どものことをわかりたかったら、わかろうとしないこと です。

 

関連記事
>>> 「ゲーム三昧」「勉強しない」「昼夜逆転」不登校3大あるあるは親が心配することではない!

 

ギターの練習をしているお兄ちゃんと、ゲームに夢中な弟のあいだにママは分け入って、ゴロンと横になってスマホでFacebookでも見ればいい。そんな時間が30分でも毎日あれば、親と子が対等に近づく。親自身が自分を信頼できてくる。

 

あと、たいせつなのが、会話のしかた。

自分がなにかしているとき、たとえばDVDで映画を観ているときに、「洗濯物のアイロンはもうしたのか? 掃除したのか? 靴は磨いてくれたのか?」なんてぐちぐち言われたら、どうですか?

「観るな!」なんて言われたら、どうですか?

ゲームをやっているときに「ええかげん、やめなさい!!」なんて言われたら、反発するのはあたりまえです。

 

「親と子がハッピーになるコミュニケーション講座」がお手軽になりました!

これまで、この記事を読んでくださったたくさんの方々にも受講していただいていた
「親と子がハッピーになるコミュニケーション講座」が、
対面から、動画でマイペースに、何度でも学べるスタイルへと生まれ変わりました。

日ごろの自分の言いかたが、どんなふうにイヤな気分になるか、動画でその体験ができるほか、

では、どう言えばいいのか? 文字を読むだけでは実感・実践できない「話しかた」や「聞きかた」、「問題解決法」が、いつでも、どこでも、なんどでも見れます。

親と子がハッピーになるコミュニケーション講座

 

 

AI-amからのお知らせ・情報

 
オンラインスクール「オヤトコ学校 いい舟」

デモクラティック教育を家庭にも。

自分を生きるということ、他者と生きるということ。
家庭は、デモクラティックスクール、サドベリースクールそのものにはなりません。
けれど、そのエッセンスを家庭に取り入れて、親と子がヨコの関係で過ごしていくことはできます。

ヨコの関係とはなにか、自分の家庭で実践していくのが「家庭でサドベリー」です。

➡︎ 詳細・参加はこちら

よっぴー・まりんのオンラインコミュニティ「お母さんのじかん365」

不登校や子育てに共感しあえるご近所さんがいないなら、オンラインでつながりましょう!

365日、場所を問わず心強さをもらえる場所です。

➡︎ 詳細・参加はこちら

よっぴーの「親と子がハッピーになるコミュニケーション講座」

怒ることも、叱ることも、ほめることもなく、親と子が穏やかに過ごせる会話へとシフトチェンジしていきませんか?

いつでもどこでも何度でも、くりかえし学習できる動画スタイルに生まれ変わりました!

➡︎ 詳細はこちら

子どもとヨコの関係に。「ヨコの3部作・保存版」

「話し合い」、「ヨコの関係」、「愛する」をテーマに開催した3部作の勉強会が映像で学べるようになりました!

親の役割は、愛すること。ただそれだけ。

➡︎ 詳細はこちら

オヤトコ発信所の雑誌『歩く花』

リラックスして、身と思考をオープンにして、「いま」をエンジョイしよう。誰かではなく自分・自分たちのオリジナルを守る。

好きな靴をはいて、移動しよう。

➡︎ 詳細はこちら

 

書籍案内

親子で書き下ろす、新しい教育書!

AI-amの吉田晃子/星山海琳の共著本、2冊目が出版されました!

新刊『不登校になって伸びた7つの能力』の詳細はこちら


発売中『小さな天才の育て方・育ち方 - 小・中・高に通わず大学へ行った話』の詳細はこちら

 

日本の学校・フリースクール等一覧情報

サドベリースクール、デモクラティックスクール一覧

※ デモクラティックスクール・ネット加盟校

【保存版】全国にひろがる日本のサドベリースクール

 

 

日本のオルタナティブスクール一覧

【保存版】オルタナティブスクール一覧

 

 

全国のフリースクール一覧

【保存版】全国のフリースクール一覧

 

 

公の学校/公立・私立高校一覧

【保存版】中学不登校でも高校進学できる全日制・定時制・通信制、公立・私立高校一覧

 

不登校からの大学

【必見】高卒と高認の比較

 

人気記事

12年間の勉強が2ヵ月半?~小中高には行かないで大学に行った娘の話.高認篇

学校は行きたくないのなら行かないがいいです。小中学生通知表の出欠記録

不登校でも学校に行かなくても、ちゃんと大人になりました

子どもが不登校になってよかったことベスト10

不登校が絶対に治らない理由

 

おすすめ記事

【不登校の親必読】子どもが不登校になったときに読んでほしい記事まとめ

【不登校の子必読】不登校記事のまとめ「学校は行きたくないなら行かなくていいよ」

ゲーム依存症の子どもはゲーム心配症の親のもとで育つ

話を聴けない親、心を話せない子ども【コミュニケーション能力を高めよう】

必見!親子の交換日記ノートで伸びる25個の能力と良い点